風邪をひいたとき
「栄養のあるものを食べなさい」
と言われたものです。
今回は、私の養生法をお伝えします。
熱が出るなどいわゆる風邪をひいたとき、
1.とにかく寝る
2.何も食べない
この2つを実践します。
まず、寝ます。
ひたすら寝ます。
眠たくなくても横になっています。
症状が出ている時は、身体の中が悪いものと
戦っています。
そちらにエネルギーを注ぎたいので、余計な
エネルギーを消費しないようにします。
ただ横になっていると、退屈しますよね。
しかしここで、テレビを見たり、本を読んだり、
スマホを観たりしてはいけません。
とくにテレビやスマホなどからの光刺激は、
神経をたかぶらせます。
身体を休めたいのに、これでは休めることができません。
東洋医学的には、視覚刺激は五臓の「心-しん」に
影響を与えます。
心(しん)は、「陽」の要素が強い五臓ですので、
ここが活発になると身体は陽に傾きます。
陽には、活動的といった性質がありますので、身体の
中は休まっていない状態です。
スマホやテレビだけでなく、室内を暗くして目への刺激を
減らすと、より身体を休めることができます。
次に食事について。
熱を出して寝ている時は、1~2日はほとんど食べません。
食事を摂ると、内臓が消化・吸収のために活動します。
つまり身体は休まっていない状態ですね。
ただし、水分補給は必ず行い岩塩なども摂って
ミネラルを補給します。
犬や猫を飼ったことがある方は経験があるかもしれま
せんが、動物は体調が悪いと、エサを食べずにジッと
丸まっています。
おそらく、これが自然な姿なのではないかと思っています。
熱を出して寝込むほどの時は、身体が「休め」
といっているサインだと受け取っています。
ですから、ひたすら休むことを優先します。
これに加えて、漢方薬も飲みますよ(^_^)
(※あくまで、鍼灸師としての私のやり方です。
まずは専門家に相談してくださいね。)