これまで整形外科医として診療を行ってきましたが、近年その病態はますます複雑化し、症状が思うように改善しない方が増加している印象を強く受けています。その原因としては、やはり種々のストレスが増えているからなのではないかと考えるに至り、今までと違った治療法の必要性を感じたことが開院のきっかけです。もちろん、万能な治療法は存在しませんが、治療の選択肢を増やすことは患者さんにとって有意義だと考えています。

現在、医療を取り巻く情勢は混迷を極め、患者さんには分かりにくい制度が増え、医療機関にとっても経営を圧迫するものとなっております。これからも様々に変遷していくと思われますが、医療の本質は変わるものではありません。当院では、今一度医療の原点に立ち返り、“治すこと”にこだわる医療を提供していきたいと思っております。そしてそれは当院の基本理念でもあります。

常に本質を見据えた医療を提供していくことは理想であり、現実との差異に当惑することもあるでしょうが、それが当院の役割であると思っていますし、私自身の夢でもあります。当院が皆様の健康の一助になることを願ってやみません。

院　長　　　日　野　　篤