だんだん秋らしくなってきました。
食欲の秋、といきたいところですが要注意。
お腹に負担をかけると腰痛を招くこともあります。
東洋医学では、腰痛などさまざまな不調の根本原因を「内臓の働きやバランスの問題」と捉えます。
例えば、内臓の一つ「腎」は、膀胱、腰、骨、歯、髪の毛などと関係が深いため、腰痛のときは腎や膀胱の機能に問題がないか?と推測します。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などは「骨」の問題なので、骨と関係する腎や膀胱のツボに鍼をしていきます。
さて、不調の根本原因である内臓は、
五臓…肝、心、脾、肺、腎
六腑…胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦
となり、お互いに関係性があります。
その一つが相克関係(そうこくかんけい)です。
これは互いに抑制し合う関係。
脾・胃は腎を抑制します。
そのため、食べ過ぎなどで胃が過剰にがんばり過ぎると、腎を抑制し過ぎてしまい働きが悪くなります。その結果、腎と関係する腰にも問題が出るわけですね。
食べる量をほどほどにして、脂っこいもの、甘いもの、添加物が多いものなどを控えめにしましょう。