院長室

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自粛の今こそ!アガる映画10選!

大型連休を控えるのに外出もままならず、映画館も軒並み休館に

なってしまい路頭に迷われている方々に映画評論家として(違う)

何ができるかと考え、これまで紹介してきたものも含みますが、

鬱々とした気持ちを発散させる熱さと感動のオススメ映画をまとめて

みました。TSUTAYAの宅配レンタルなんかもありますが、すぐに

自宅で観られる!をコンセプトに今回はAmazon prime やYouTube

movie で取り扱いのある作品のみとしました。それでは張り切って

どうぞー!あ、長いよ。ヒマだから。(笑)

 

・インターステラー(2014)

インド映画並みの長尺が全く気にならない展開と密度のSFアドベン

チャー。異常気象による地球の危機を救うべく、はるか別銀河を

目指す主人公達の運命は?!と聞くとチープに感じるかも知れません

が、そこは奇才、クリストファー・ノーラン監督。やや難解な部分も

ありますが、決して観客を置いてきぼりにしない演出が素晴らしい。

未見の方はもう絶対に観て。お願い。

 

・キック・アス(2010)

正義を愛する平凡な少年がスーパーパワーを手に入れたら?!という

中二病炸裂なアクション映画。この作品を契機にリアルヒーロー

ものが何本も作られました。では子供向けなの?と思いきや映画

としての完成度はすこぶる高い。マシュー・ヴォーン監督は後に

これまた傑作「キングスマン」を制作するわけですが、ヒーロー愛と

重症中二病(笑)の原点がここにあります。

 

・オール ユー ニード イズ キル(2014)

トム・クルーズ好きのアナタ、これ見逃してませんか?!恐ろしい

エイリアンからの侵略をタイムループを繰り返すことで攻略して

いくという、これまた中二病をこじらせている人が好みそうな(笑)

作品ですが、日本のラノベを原作としているだけあって妙に馴染む。

そしてトム様のカッコ良さ炸裂。白メシ3杯はいけます。

 

・第9地区(2010)

もう10年も前の作品になりますか。かなりの衝撃を受けた作品

です。エイリアン侵略ものをドキュメント風に描くという斬新な

切り口と凝ったアクション、そして練り込まれた脚本は非常に

満足度が高いです。制作陣も出演陣もほぼ無名で、今も鳴かず

飛ばずですが(^ ^;)この作品は多くの人にとって忘れられない

ものとなっているでしょう。

 

・セッション(2015)

いやーこれは正直万人向けでは全然ないんだけど、ラストの1コマ

を味わってもらいたいがために挙げました。ドラマーを志す少年と

スパルタな教員の心温まる青春ストーリー…では全くなく(笑)、

理不尽と狂気がまかり通る芸術の世界を容赦なく描きます。それ

でもそれを許容してしまうのは芸術の純粋性なんだ、と思い知ら

されます。サントラ買っちゃった。

 

・きっと、うまくいく(2013)

僕的にはインド映画の最高傑作。クソ長い上に定番のミュージカル

シーンもあってそれだけで敬遠されてしまいがちですが(^ ^;)、

素晴らしいヒューマンドラマです。主演のアーミル・カーンさんは

有名なカメレオン俳優で、今作でも44歳で主人公の大学生を

演じています。彼の出る作品は概ねハズレなしです。

 

・ライジング ドラゴン(2012)

引退するする詐欺(笑)で、なかなかアクションから撤退しない

ジャッキー・チェンの実質集大成的作品なのではないかと思います。

本格的なカンフーアクションから、意表を突いたモノを使ったり

とんでもない場所でのアクション、最後には大がかりで失敗したら

死ぬんじゃね?的なスペクタクルシーン、とお腹いっぱいになり

ます。やはりジャッキーは偉大だ。

 

・大洗にも星はふるなり(2009)

知る人ぞ知る、そして知らなくても大して損はしない(笑)福田

雄一監督の傑作コメディ。今でこそ多くの人に認知される人気作家

となりましたが、当時は予算もなく苦労したんだろうな、と思わせる

作りです。が、その分工夫が素晴らしく、常連組の佐藤二朗さん、

ムロツヨシさんも絶好調。安田顕の一言に吹き出した人は是非

スピンオフも観ましょう。

 

・湯を沸かすほどの熱い愛(2016)

比較的新しい作品ですが、邦画でこんなに泣いたのは初めてかも

知れません。宮沢りえ演じる癌で余命幾ばくも無い女性の最後の

生き様が情熱的に描かれます。情熱的であるほど哀しみも増す。

そして最後の大仕掛け。説明過多で画一的な演出になりがちな

このテーマで、斬新な演出をして驚かせてくれます。僕の邦画

ナンバーワンを塗り替えました。

 

・おおかみこどもの雨と雪(2012)

宮崎駿を継ぐアニメ作家になるのでは?!と期待されていた…

頃の(笑)細田守監督の作品。いや、確かにこの作品は凄まじい。

アニメのアドバンテージを全てぶち込んで、でも平均的になる

ことなく個性を突き立てた映画です。ぶっすり胸に刺さり

ましたわ。これもすんごい泣いたなー。いや、映画では意外と

泣くのよ、僕。

 

さて、いかがだったでしょうか?古すぎず新しすぎず、という

範囲で集めてみましたが、結構メジャーなものも含むので鑑賞

済みの作品もあったかと思います。まあでも何回観ても良い

作品群でもあります。え?えらい偏ってるって?はい、自覚して

ます。(^ ^;)なんせ僕も中二病で闘病中(笑)ですから。

2020年4月20日 月曜日

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