はりの部屋

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かゆみと生活習慣

最近、かゆみを訴える方が何名かいらっしゃったので、今回はかゆみについてです。

もちろん、東洋医学的な視点です。

冬は肌が乾燥してかゆみが出る、とよく耳にします。乾燥しているという事は潤いが足りないので、陽>陰の状態といえます。

では、なぜ陽>陰の状態になるのか…

 

1.暖め過ぎ

エアコンなどで暖められた空気を吸いこむことで、肺が熱を持ちます。東洋医学では肺と皮ふは関係が深いので、症状として乾燥肌やかゆみが出現します。

 

2.食べ過ぎ

食べ過ぎれば熱を生みます。食事量だけでなく内容も重要で、脂っこいものや味の濃いものも熱を作りやすいです。

 

3.寝不足

今回かゆみを訴えた方に共通していたのが、これでした。厳密にいうと、睡眠時間だけでなく就寝時間が遅いことが問題です。

一日のなかで、夜は「陰」の時間であり睡眠をとることで陰を養います。その為、睡眠時間が短いと陰を養うことができず、相対的に陽>陰になってしまいます。

また、遅くても日付が変わらないうちに就寝しましょう。睡眠時間が7~8時間あったとしても、就寝時間が夜中の1時や2時では陰を十分に養うことができません。

 

4.目の使い過ぎ

パソコンやスマホなどの光刺激は興奮作用があります。興奮状態は「陽」の状態です。仕事ではパソコン作業が避けられないことが多いですから、せめてプライベートな時間(とくに夜)は目を休めましょう。

 

細かく見ていくとまだまだありますが、これらの中で該当するものがあれば今日から生活習慣を見直してみてください。

鍼灸は身体のバランス(陰陽のバランス)を整えることを得意とします。ハードな日常生活を送っている方は、体調がひどくなる前に鍼灸施術を体験してください。

 

 

2019年1月26日 土曜日

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