せき症状を訴える方の来院が増えてきました。
東洋医学では、身体の不調の原因を
・外因
・内因
・不内外因
の3つに分けます。
外因は、身体の外部に原因があるもので、暑さや寒さなどが該当します。
内因は、身体の内側に原因があるもので、過度の感情が該当します。
不内外因は、暴飲暴食やケガなど外因にも内因にも属さないものが分類されます。
さて、せき症状の原因の一つに空気の暖め過ぎがあります。これは外因に当ては
まりますね。
寒くなってくると暖房は必須アイテムですが、エアコンやストーブなどで部屋を
暖かくして薄着で過ごす…なんてのは暖め過ぎです。
症状は原因ではなく結果です。東洋医学では、その結果を五臓六腑の不調として
みていきます。
暖め過ぎた空気は、肺に影響します。
肺は気管や皮ふと関係しますので、せきが出たりのどがイガイガしたり、皮ふが
乾燥したりといった症状が出てしまうのです。
1時間に1回は部屋の空気を入れ替えたり、外の冷たい空気を吸ったりして肺に
冷気を入れるといいですね。