はりの部屋

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当院のはり治療は局所治療ではありません

はり治療といっても、筋肉や神経にアプローチしたり、経絡を意識したりと

様々な考え方・方法があります。

 

当院のはり治療は、東洋医学に基づいたアプローチです。

例えば、肩こりや腰痛がある場合、なぜそうなったのか?を考えますが、その

根拠となるのが陰陽五行論です。

陰陽のバランスの崩れ、五臓の働きの不調が原因であり、その結果として肩こ

りや腰痛といった症状が出ていると考えます。

そのため、肩や腰などの局所のみにはりを施すといった方法ではなく、陰陽の

バランスを調え、五臓の働きをしっかりさせていくことが治療となります。

 

当院のはり治療の考え方や、東洋医学についてまとめた資料が院内に置いて

あります。一度ご覧いただき興味を持っていただけたら、うれしいです。

 

今週の予約状況です。

2/13(火) 2/15(木) 2/16(金) 2/17(土)
午前
午後

〇…空きあり △…一部空きあり

2018年2月11日 日曜日

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「スリー・ビルボード」/「ダーク・タワー」

映画の宣伝だからって俳優さんがバラエティー番組に出まくる

最近の風潮ってどうかと思うんだ。どのチャンネルも同じ話

やん。…なんてことは全く前フリではない今回の映画レビュー

です。(^ ^)

 

まずは「スリー・ビルボード」。娘がレイプされ焼死体で

発見された母親の、捜査が進まない警察に対する不満を発端

とするクライムサスペンス、と紹介されていますが、なんの

なんの、これは極上のヒューマンドラマです。全く謎解き系

の映画ではないですが、極力前情報なしで鑑賞することを

お勧めします。

 

脚本も演出もカメラワークも素晴らしいですが、やはり

俳優陣の上手さが目を引きます。主演ではないですが、

重要なキャラクターであるサム・ロックウェルさんは特に

良い。「月に囚われた男」に匹敵する名演ではないで

しょうか。強力オススメです。

 

そしてクールなアクション映画かと思わせてかなりおバカ

作品だった「ダーク・タワー」。予告編のカッコ良さと

ガンスリンガーという単語のみに惹かれて観ましたが、

B級中二要素満載でした。いや、それも好物なんだけど。(笑)

 

敵役の名優マシュー・マコノヒーさんに「聖剣エクスカリバー

から作った銃」なんて言わせちゃうんだもの、ある意味凄い。

並行世界にあるタワーを壊すと外宇宙から怪物が侵略して

きて世界が滅ぶ、という既に意味不明な設定なんですが映像的

には割と良い。

 

いかんせん敵ボスの能力が無敵すぎるのと「心で銃を撃つ」

はずの主人公のラストショットが単なるトリックショット

だったりと、まあ全編ツッコミ所満載です。同系統のアクション

映画ではやはり「リベリオン」の右に出る者はいないですな。

あ、でも意外と好物です。(笑)

 

なんかもうテレビがつまんないから、どんどん映画一辺倒

になってしまいますわ。吉本新喜劇も劇場で観る方が面白い

しねぇ。

 

2018年2月8日 木曜日

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何を食べないか

健康番組や雑誌の特集など、その情報の中心はとかく

「○○がアトピーに効く」とか「□□が長寿のヒミツだった」

という言わば足し算の治療の提案ばかりです。どんな

媒体にもスポンサーが必要だったりしますから、当然

スポンサーの利益になるような構成、内容にせざるを

得ませんので仕方がありません。

 

もちろんこれらを否定するつもりは毛頭無いのですが

やはり「引き算」の視点が足りないのは問題だと

思うのです。「○○を食べる前に△△を抜きなよ」と

テレビに突っ込む自分に「あ、歳とったなぁ」と

さらに突っ込むわけですが(笑)、足し算と引き算が

両立して初めて身体のバランスは整うものです。

 

では実際に何を引き算するべきなのか。これは厳密には

個々人の栄養状態によって変わります。しかしながら

不調を抱える方の多くは精製糖が多いですし、同様に

ファットスプレッドに代表されるトランス脂肪酸も

過剰です。この2つは確実に不調を招くので、未精製糖

に変えるとか、マーガリンをバターにするなどの

対策はすぐにでも検討すべきでしょう。

 

さらには小麦のグルテンや乳のカゼイン、コーヒーの

カフェイン、マグロの水銀、などなど引き算を検討すべき

対象は結構あります。もっと言えば、食品だけでなく

電磁波も引き算の対象です。これらが絶対悪と言うわけ

ではないですが、無視はすべきではないと思います。

 

「今日、何食べたい?」ではなく「今日は何を食べない?」

という会話もアリです。(^ ^)

 

2018年2月5日 月曜日

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骨盤ズレとる

医療関係者の常識と一般の方の常識は意外とズレている

ことがあり、それが元でトラブルになったりもします。

この「骨盤のズレ」もまさに認識のズレの一つです。

 

病院よりもむしろ、接骨院などで言われることの多い

「骨盤のズレ」。腰痛や下肢のしびれの原因として言わ

れることがしばしばで、患者さんも「骨盤がズレている

から仕方ない」と思い込んでいる場合があります。

 

実は実際にレントゲンやMRIなどをしても骨盤のズレを

見つけることはできません。つまり、形態的に変形して

いるのではなく、左右前後の動きの差、あるいは施術者

の手の感覚からこのように表現しているに過ぎません。

画像検査が万能でないことはこれまでも何度か取り上げて

きましたが、一方で数値化できない異常を表現する

難しさ、もあります。

 

「ズレている」と言われれば、患者さんは驚きますし、

さらには治癒を諦めさせてしまう恐れもありますから、

安易に用いるべき用語ではないでしょうね。ちなみに

類義語として「ゆがみ」があります。なるべく一般の

認識とズレないように表現する努力が我々には必要

ですね。

 

あ、「腰椎すべり症」なんてのは本当に骨がズレている

疾患ですが、これは徒手的に治療するのは難しいですし、

そもそもすべり症と症状に因果関係がない場合もあります

ので、これもまた大仰に考えない方がいいでしょう。

2018年2月1日 木曜日

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