栄養療法の旗手、溝口徹Dr.の新刊が出ました。タイトルは
「花粉症は1週間で治る!」…またこういう挑戦的な…(^ ^;)
もちろん内容は栄養療法でどう花粉症を捉えるか、なんですが
平たく言えばビタミンDの重要性を説いた本です。
ビタミンDについてはこれまでも何度か著書で述べられて
いますし、溝口先生以外の栄養療法Dr.の書籍もあります。
アレルギー疾患だけでなく、うつや癌、生理の不調なども
ビタミンD不足が関与するようなので、実は花粉症に
限ったことではないのですが、まあこの時期出版するから
このタイトルなんでしょう。(笑)
実際にウチでもサプリメント摂取で花粉症やアトピーが
改善した例はありますが、なぜ不足するのかが重要です
よね。それは食事なのか日光不足なのか、はたまた腸の
吸収障害なのか。やはりこの視点が必要です。溝口Dr.の
本もビタミンD推しではありますが、最終的には包括的な
栄養摂取の重要性を強調しています。ならこのタイトルは
どうなのよ?!とまた最初に戻るワケですが。(^ ^;)
ちなみに同時期に出た宗田哲男Dr.のケトン体食の本も
併せて読むと尚よろしいでしょう。こちらも内容は
糖質制限の推奨本で、ケトジェニックな身体にする
重要性と方法を説いています。花粉症を治すには結局
ここまでやらないといけないと思います。
栄養療法は身体を作り変える治療法なので、かなり応用
範囲が広い分、逆に指導や提言は結局同じ所に着地する
ことが多いです。すると書籍もタイトルは変わっても内容は
そんなに変わらない、となってしまいますね。お二人とも
啓蒙活動に熱心な良い先生なので、却って苦労してみえる
と思います。