映画の宣伝だからって俳優さんがバラエティー番組に出まくる
最近の風潮ってどうかと思うんだ。どのチャンネルも同じ話
やん。…なんてことは全く前フリではない今回の映画レビュー
です。(^ ^)
まずは「スリー・ビルボード」。娘がレイプされ焼死体で
発見された母親の、捜査が進まない警察に対する不満を発端
とするクライムサスペンス、と紹介されていますが、なんの
なんの、これは極上のヒューマンドラマです。全く謎解き系
の映画ではないですが、極力前情報なしで鑑賞することを
お勧めします。
脚本も演出もカメラワークも素晴らしいですが、やはり
俳優陣の上手さが目を引きます。主演ではないですが、
重要なキャラクターであるサム・ロックウェルさんは特に
良い。「月に囚われた男」に匹敵する名演ではないで
しょうか。強力オススメです。
そしてクールなアクション映画かと思わせてかなりおバカ
作品だった「ダーク・タワー」。予告編のカッコ良さと
ガンスリンガーという単語のみに惹かれて観ましたが、
B級中二要素満載でした。いや、それも好物なんだけど。(笑)
敵役の名優マシュー・マコノヒーさんに「聖剣エクスカリバー
から作った銃」なんて言わせちゃうんだもの、ある意味凄い。
並行世界にあるタワーを壊すと外宇宙から怪物が侵略して
きて世界が滅ぶ、という既に意味不明な設定なんですが映像的
には割と良い。
いかんせん敵ボスの能力が無敵すぎるのと「心で銃を撃つ」
はずの主人公のラストショットが単なるトリックショット
だったりと、まあ全編ツッコミ所満載です。同系統のアクション
映画ではやはり「リベリオン」の右に出る者はいないですな。
あ、でも意外と好物です。(笑)
なんかもうテレビがつまんないから、どんどん映画一辺倒
になってしまいますわ。吉本新喜劇も劇場で観る方が面白い
しねぇ。