健康番組や雑誌の特集など、その情報の中心はとかく
「○○がアトピーに効く」とか「□□が長寿のヒミツだった」
という言わば足し算の治療の提案ばかりです。どんな
媒体にもスポンサーが必要だったりしますから、当然
スポンサーの利益になるような構成、内容にせざるを
得ませんので仕方がありません。
もちろんこれらを否定するつもりは毛頭無いのですが
やはり「引き算」の視点が足りないのは問題だと
思うのです。「○○を食べる前に△△を抜きなよ」と
テレビに突っ込む自分に「あ、歳とったなぁ」と
さらに突っ込むわけですが(笑)、足し算と引き算が
両立して初めて身体のバランスは整うものです。
では実際に何を引き算するべきなのか。これは厳密には
個々人の栄養状態によって変わります。しかしながら
不調を抱える方の多くは精製糖が多いですし、同様に
ファットスプレッドに代表されるトランス脂肪酸も
過剰です。この2つは確実に不調を招くので、未精製糖
に変えるとか、マーガリンをバターにするなどの
対策はすぐにでも検討すべきでしょう。
さらには小麦のグルテンや乳のカゼイン、コーヒーの
カフェイン、マグロの水銀、などなど引き算を検討すべき
対象は結構あります。もっと言えば、食品だけでなく
電磁波も引き算の対象です。これらが絶対悪と言うわけ
ではないですが、無視はすべきではないと思います。
「今日、何食べたい?」ではなく「今日は何を食べない?」
という会話もアリです。(^ ^)