インフルエンザの猛威もやっと落ち着きを見せてきました。
これだけ蔓延したのはA型とB型が同時流行したのが原因の
一つですが、そもそも人間の免疫力が落ちているのも大きい
のではないかと思っています。
それはさておき。風邪の後や、手術後などの回復期には
「消化の良いおかゆ」を食べることが何となく常識になって
います。普段糖質制限をしている人でさえも、疑いなく
おかゆを食べていたりします。
おかゆに限らず糖質は分解に胃酸を必要としないので、
消化吸収に長けているのは事実です。病後の弱った胃腸に
適していると思われるのはこの道理だと思います。しかし
ながら、やはり血糖値の乱高下を招いてしまうので
それによる不調も不可避だったります。さらに糖質は
カロリーにしかならない、つまり身体の部品にはならない
ので病後に糖質を摂取するのは、車が故障しているのを
給油だけで修理しようとするようなものです。
身体の部品になるのはタンパク質だけなので、病後ほど
タンパク摂取を増やすべきなのですが、一方でタンパク質
の消化には胃酸が必須です。またうまくタンパク質が吸収
されてもカロリー不足下では折角摂ったタンパク質が
カロリーに使われてしまい部品にはなりにくくなります。
悩ましいですね。そもそも風邪のすぐ後に肉をガッツリ!
ってのも無理があります。(^ ^;)
そうすると、動力になるカロリーと部品になるタンパク質
を同時に摂取できて、かつ美味い物(笑)が望ましいわけ
ですが、正直そんな都合の良い食材はありません。サプリメント
の有用性はこういう場面で発揮されるのですが、食材で
勝負するならば、豆腐、卵、ココナッツバターが良いかと
思います。豆腐を砕いて卵とじにし、醤油や天然塩で
さっぱり味付けをする。そしてデザート(?)にココナッツ
バターを一口パクッと。自分だったらこうするかな。
ココナッツバターは実をすり潰して作るので少量の糖質が
含まれることを逆手にとるわけです。
残念ながらインフルエンザに罹患されてしまった方もこんな
レシピで早く良くなって下さいね。(^ ^)