これは結構聞きたくても聞けないことの一つなのではないで
しょうか?栄養療法では食事の補助としてサプリメントを使用
することが多いですが、一旦始めるとずっと飲み続けなくては
いけないのでは?という疑問は当然湧くと思います。
正直、これに明確な答えはありません。我々が使用するものは
品質や添加物に厳重な管理がされているので、副作用等で中止
せざるを得ない場面もほぼないですし。
ただ、食事の補助として摂取するものですから、食事だけで
栄養の過不足をコントロールできさえれば、それが止め時、
とは言えると思います。その評価には当然検査が必要ですから、
やはり数値を見ながら都度評価していくことが重要になります。
僕としてもサプリメントを処方する時より、減らせる時の方が
快感だったりします。(笑)
しかしながら、腸の吸収能力の問題があったり、強度なストレス
によって消費が亢進している場合など、摂取したサプリメント
が素直に効果を出すばかりではないのも事実です。そういう場合
はやはり長期の服用を必要とすることになり、今度はコストの
問題が出てきます。治療を継続する上では重要な因子なので、
保険薬で代用できるものは変えたり使用量を減らして対応したり
はします。
ただそれで治療が長引けばトータルコストは却ってかかるので
悩ましいところです。そんな時はサプリメントのコストを「食費」
として捉えるといいかも知れません。なんせ食事の補助なんです
から。そうすると余分なものを買わなくなり、引き算の治療も
うまくいく、というスンポーです。どう?ダメ?!(^ε^)