院長室

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持続血糖検査

糖の過剰摂取による不調については、一般にも広く浸透してきて

いるように感じます。コンビニやファミリーレストランでも糖質

制限商品が目につくようになっていますよね。

 

ただ、細部についてはまだ見解が一定していない部分もあります。

玄米や全粒小麦なら食べていいのか?果物はよいのか?ハチミツは

よいのか?糖質カットのビールならよいのか?…などなど。これら

に対する答えを明示するにはどうしたら良いのか、意外と難しい

ものです。

 

また糖質オフとカロリーオフを混同している場合も見受けられます。

カロリーオフの商品はむしろ糖質過多だったり人工甘味料が入って

いたりするので注意が必要です。

 

そもそも糖質制限をする最大の目的は血糖値の乱高下を防ぐこと

です。上記のように色々な食材や商品が提案されますが、それを

摂取することで血糖の変動が激しくなれば治療になっていない、

ということになります。白米に比べれば玄米の方が安全、とは

言えますが、個人レベルでベストと言えるかは別問題なのです。

 

そこで提案しているのが持続血糖検査です。詳細は紹介ページ

記載してありますが、24時間×14日間連続で血糖値を測定する

ものです。厳密には血糖値ではないのですが、変動を観察する目的

ならばこれで十分です。この検査中に食事記録を付けて頂くことで

上記の問いに答えることができるでしょう。

 

やってみると意外と揚げ物で敏感に上昇していたり、逆に柑橘系

の果物では上昇しないことが分かったり、と指導をより具体的に

することもできます。まあ食事記録にウソがない、という前提が

必要ではありますが。(笑)工夫次第で食材との関連性がより

明確になるので、糖質制限の方法に迷っている方は是非試して

みてください。

2020年3月19日 木曜日

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