マスクや消毒液に始まり、トイレットペーパーなどの衛生用品
までが品薄になる中、外出を控えて今度は食料品を買い込む傾向
が出ています。
テレビ番組でも免疫力アップや抗菌作用のある食材は、、、と
いうふうに煽るので拍車をかけます。ビタミンDは花粉症にも
効果が期待できるので、この時期宣伝すること自体は別に問題
ないのですが、いきなり「○○食べなさい」ではなく、できれば
まず検査を促すような番組構成にしてもらいたいもんです。
さて、その免疫にも抗菌にも良い物質としてラウリン酸が俎上に
上がり始めています。ラウリン酸は中鎖脂肪酸の一つで、ココナッツ
オイルに多く含まれます。ウチで採用している商品の販売元さんが
効能のメカニズムを分かり易く紹介しています。
これを機にココナッツオイルを摂ろう!ということなんですが、
確かにラウリン酸そのものに抗菌作用は認められるものの、
ココナッツオイルとして摂取するとその効果が落ちる、という
報告もあります。つまりラウリン酸=ココナッツオイルとしては
いけない可能性もあるわけです。
むしろ中鎖脂肪酸摂取で血糖乱高下を抑制でき、コルチゾールの
無駄な消費を抑えることが有用じゃないかと思います。これは
ビタミンD温存にも繋がりますので一石二鳥です。だいたい1日
に大さじ2杯くらいが目安かな。下痢しなければもっと摂っても
大丈夫です。
体内での免疫担当細胞はあくまでも白血球ですので、ビタミンC
を優先的に摂取するのは言うまでもないことです。盲目的に
ココナッツオイル消費が増え、粗悪品が出回ったり、品切れ状態
にならないことを祈ります。