毎日アルコールを摂取する方のご家族が、
イライラしやすくなった
以前は、あんなことで怒らなかったのに…
とおっしゃっていました。
禁断症状が出ると怒りっぽくなったり、そわそわと落着きがなくなることがあります。
アルコールを摂取し続けると、なぜイライラ、そわそわするのでしょうか?
東洋医学的に解説します。
東洋医学の考え方に「陰陽」の概念があります。
これは、あらゆるものの性質を陰と陽に分けて捉えるものです。
例えば、
陽…昼、動、熱、上、明るい
陰…夜、静、寒、下、暗い
となります(ただし、分類は相対的なものです)。
一日の中で朝→昼→夜と変化し、また朝が来るように陰と陽はバランスをとって変化しています。
アルコールは、「陽」の要素が強い飲み物です。
お酒を飲むと身体に「陽」の要素が入るため、身体のバランスは陽(熱)に傾きます。そのため、顔が赤くなったり火照ったりするんですね。
イライラやそわそわは、落着きのない状態=動の状態ですから、陽になります。
アルコールによって身体が陽に傾いたため、このような状態となるんですね。
ちなみにウコンは、身体を冷やします。冷やすので「陰」の要素です。
飲酒で「陽」に傾いた身体を、ウコンで冷やすことでバランスを取っているんですね。