先日テレビ番組でハイドロリリースについて紹介があったようで、
ウチにも問い合わせが相次いでいます。テレビの影響はまだまだ
すげーな、と思った次第。(°0°)
残念ながら僕は番組を観ていないのでどういう説明をされていた
のか知りませんが、ハイドロリリースのメカニズムは最低限知って
おいた方が良いでしょう。ハイドロリリースはその名の通り、
ハイドロ(水)を使ってリリース(はがす)する治療法です。何を
はがすかというと、主に筋膜間の結合組織です。
筋肉と筋肉は通常接していて結合はしていません。ここに癒着など
があると筋肉の独立した運動が妨げられ、痛みや張りの原因に
なりますし、筋肉間には血管や神経が通るので、ここを圧迫すれば
しびれや冷えの原因にもなってしまうのです。(コチラにも解説
してあるので参照してください。)
ハイドロリリースはその筋間を広げる治療です。注射に用いるのは
ほぼ生理食塩水ですので安全である、というのもイイトコロです。
ただ、裏を返せば筋間の癒着がない場合、あるいは癒着を引き起こす
生活習慣がある場合、はこの治療法だけでは効果がないかも知れ
ません。「痛みの治療」と宣伝されたかも知れませんが、あくまでも
実態は「筋間の治療」です。
とは言え、癒着の事前評価は極めて難しいので、実際にはまず試しに
やってみて、その反応によって治療計画を立てる、というのが実情です。
現在、多少混み合っていてお待たせするかも知れませんが、興味の
ある方は、お試し下さいませ。(^ ^)