はりの部屋

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休養してますか?

年が明けて、はや半月が経ちました。

年始や連休の疲れはたまっていませんか?

 

疲れを自覚したら休養することが大切ですが、どんな風に身体を休めていますか?

・運動して汗を流す

・DVDやスマホを観まくる

・サウナ、温泉にゆっくり入る

という方は要注意!

これらは、気分転換やリフレッシュにはなると思いますが、休養にはなっていません。

 

休養は「休んで養う」ことです。

では、何を養うのでしょうか?

 

「陰」を養うのです。

 

活動的なことや温めることは、「陽」の要素が強いため相対的に陽>陰という状態になってしまいます。これでは、陰を養いたいのに逆効果ですね。

では、陰を養うにはどうしたらいいのでしょうか?

「早く寝る」ことです。

 

目標は22時就寝!

簡単そうで、なかなか出来ないですよね。

そんな方は、せめて鍼治療で身体を整えましょう。鍼治療は、体調がひどくならないように予防することにも長けています。

 

2019年1月19日 土曜日

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腱鞘炎

整形外科疾患で椎間板ヘルニアと同じくらい日常会話で登場し、

かつ誤解が多いのが腱鞘炎です。腕が痛い?仕事で酷使するから

腱鞘炎になったんやわ!とか言いません?

 

さてどこに誤解があるかというと、腱鞘炎はどんな部位にも起きる

ものと思われている節がある点です。その名の通り腱鞘炎とは

「腱鞘」の炎症で、腱鞘とは腱を押さえる、あるいはスムーズに

動かすための装置です。当然腱がある場所にしか存在しません。

 

例えば前腕の中央あたりに痛みがあっても、そこに腱鞘はないので

腱鞘炎ではありません。手の使いすぎで肘が痛い場合も、腱の

付着部炎であって腱鞘炎ではありません。有名な“バネ指”は指を

曲げる腱の腱鞘の炎症なので腱鞘炎です。ああややこしい。(笑)

 

なぜこんな面倒な話をするかというと、腱鞘は使い過ぎだけでなく

女性ホルモンの影響を受けやすいことが分かっているので栄養療法

の対象であるからです。先述のバネ指が周産期や更年期の女性に

多いのはこのせいです。

 

もちろん原因はこれだけではないですが、腱鞘炎→ステロイド注射

という通常の治療の繰り返しでは根治にならないどころか副作用も

出かねないので、ステロイド以外の治療があるならその方が安全

です。具体的にはカルシウム過剰マグネシウム不足というミネラル

のアンバランスが根底にあると思われます。

 

特に周産期の方は薬剤が使いにくいので、つい痛みを我慢してしまう

傾向がありますが、もしかしたら食事の仕方で変化が出るかも知れ

ませんよ。

2019年1月17日 木曜日

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「歳のせい」とあきらめていませんか?

先日、患者さんからうれしい報告をいただきました。

 

この方は、歩行時にふらつきや足裏の違和感などを感じ、踏ん張って慎重に歩かないと転びそうで怖いと常々おっしゃっていました。

はり施術をはじめてから約7カ月、「喫茶店のモーニングに10~15分ほど歩いていけるようになった」と教えてくれました。

以前は歩行が不安だったので、車で行っていたそうです。

 

この方の年齢は、70代後半ですが、

 

①施術をきちんと継続して受けてくれた

②健康に関して積極的だった

③生活習慣の見直しに真剣に取り組んだ

④お伝えする知識や情報を興味深く、前向きに受け止めてくれた

 

ことで、症状が軽減し以前のようにしっかりと歩くことができるようになったと思います。

 

施術を受けるだけでなく生活習慣の見直しにも取り組むことで、健康を取り戻すことができます。

「もう歳だから…」と諦めていませんか?

時間はかかっても、まだやれる事はあると思います。

一度ご相談ください。

 

2019年1月12日 土曜日

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加齢とは?

前回、成長期について触れましたが、反対に老年期の加齢変化を

栄養療法的に見るとどうなるでしょうか。これは一言で言うと

「タンパク質の異化亢進」です。

 

人体は皮膚も毛髪も筋肉もホルモンも酵素も、すべからくタンパク質

から作られます。さらにタンパク質はアミノ酸で構成されますが、

アミノ酸からタンパク質への合成、タンパク質を分解してアミノ酸

にする、という作業が日々体内で行われて維持されています。

 

このタンパク質への合成のことを「同化」、アミノ酸への分解の

ことを「異化」と言います。前回書いた成長期というのは何も

しないでも背が伸びたりするわけですから、「同化」が亢進して

いる状態です。逆にシワや抜け毛は否応ナシに進むものですから、

老化は「異化」亢進状態と言えるわけです。

 

異化亢進の行き着く先が死ですから、誰しもこの現象を避ける

ことはできません。しかしながら「同化」を促進させれば相対的に

異化のスピードは緩まるわけですから、老化の速度を遅くすること

は理論的に可能です。これがアンチエイジングです。巷ではこの

単語がキラーワードになっていて、アンチエイジング○○と書けば

売れるわけですが、その仕組みは異化抑制あるいは同化促進かと

言えば、全然違ったりします。

 

では同化を促進させるのに必要なものは何かと言えば、それが

ビタミンやミネラルです。これらの過不足を分析するのが栄養療法

のキモでもありますから、栄養療法は老化に対抗できるとも言え

ますね。

 

反対に異化を亢進させるのがストレスや糖過剰です。凄いストレス

を感じる仕事の後で老けて見える、というのは本当に老化が

進んでいるのです。糖過剰も同様です。ご注意を。(^ ^)

2019年1月10日 木曜日

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成長期は要注意

栄養療法をしていると、お子さんの発達の問題や自閉症について

相談を受けることがあります。現代医学ではこれらに対しなかなか

有効な治療手段が提示できない中で、ネットで検索すると意外と

栄養療法でヒットするせいかも知れません。

 

確かに、メチレーションという代謝に遺伝子異常が見つかったり、

水銀や有機毒、カビ毒と言われる有害物質の蓄積が原因だったり

する場合があり、これらは栄養療法的アプローチをして初めて

判明するものです。

 

しかしながら決して「自閉症用のサプリメント」があるわけでは

なく、上記異常があったとしてもやるべきことは通常の栄養療法

の治療方法と大きく変わりません。そういうお話をすると落胆

されるのですが、重要なのは子供の代謝の特性を知ることだと

思います。

 

それはつまり「成長」です。成長はもちろん喜ばしいことなのです

が、想像以上に大量の栄養素を必要とすること、そして止められ

ないこと、が問題です。例えば栄養状態があまり良くない状態の

まま急激に背が伸びたり初潮を迎えたりすると、栄養消費が供給を

容易に上回り、また止められないために一気に症状が悪化したり、

思いもよらない新たな症状が出たりします。

 

さらに部活動などで激しい運動をすることも過度な栄養消費を招く

こともあります。子供は放っておいても大きくなりますが、どうやって

大きくなっているのかは大人が注意してあげねばなりません。子供に

血液検査をするのは難しい場合が多いので、成長期に入る前から

栄養の知識を身につけてもらうことが大事だな、と思っています。

 

2019年1月7日 月曜日

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