最近では、熱中症の問題が大きくてあまり取り上げられなく
なっていますが、昔からアセモなどの皮膚トラブルが多い時期
でもあります。
アセモまでいかなくても汗疱といって小さなかゆい水ぶくれ
ができることもあります。いずれにしても乾燥させることが
治療とされてきており、子供の頃はおしろいの如く(笑)
ベビーパウダーを塗りつけられていたりしたものでした。
かく言う僕も、汗っかきのせいか肘とか頚にアセモができやく
自分でも色々と試してきました。栄養療法をするようになって
随分と減ったのですが、ちょろっと出た時なんかは意外と
重曹が奏功します。粉末状なので水に溶かしてスプレーボトル
に入れて噴霧するだけです。少量のミントオイルを入れると
気持ちいいですね。
栄養療法で良くなるというのは、皮膚の代謝、炎症コントロール、
自律神経調整に働くからで、糖質制限をはじめとして亜鉛、
ビタミンB群、EPAの不足解消が効果的なようです。暑くなって
そうめんばかり食べてたらアセモがひどくなるわけです。
あとは単純にミネラル喪失によってもアセモは悪化すると
言われています。高血圧を恐れて過剰に塩分制限したり、
運動や仕事をしてしっかり汗をかいたのに水やビール(!)
でしか水分補給をしなければミネラルは薄まるばかりです。
もちろんスポーツドリンクは血糖値を乱すのでNGです。
ミネラル喪失への対策には、何度か書いていますが天然塩、
海藻類、硬水、エプソムソルトが有用です。皮膚のトラブルが
出始めたら逆にこういった栄養の問題を疑う、くらいに
敏感になるべきでしょう。