院長室

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「ダンガル」/「トレイン・ミッション」

春休み期間中は観たいのが少ない&混むので映画鑑賞はお休み

状態でしたが、これからボチボチ再開です。

 

まずはめっちゃ期待してた「ダンガル きっとつよくなる」です。

インド映画界の至宝、アーミル・カーンさんが主演、プロデューサー

を務めた作品です。男尊女卑思想が根付くインド社会で実際に

あった女子レスリングの物語。周囲から非難されながら自分の

娘をレスラーに育て上げると言ういわばスポ根ものなんですが、

父親役のアーミル・カーンさんだけでなく、少女/成人時代両方

の娘役がとても良い。8ヶ月ものトレーニングを経ただけあって

ホンモノの試合みたいな迫力があります。これだけでも一見の

価値アリです。

 

しかしアーミルさんはいつもながら53歳とは思えないバッキバキ

の筋肉を披露したかと思えば、中年メタボ体型になってみたりと

CGかと思うくらいの変形(?)っぷり。実に27kgも増減させた

そうです。病気になるで。とっても良い作品なんですが、敢えて

言うと “ボリウッドさ” が影を潜めてしまって、物足りないと

感じてしまうかな。尺もインド映画の割りに短いしね。僕と

しては脈絡もなく唐突に始まるキレのあるダンスを観たかったり

するわけですよ。その点、ジャッキー・チェンの「カンフー・ヨガ」は

分かっていた。映画としては事故級だったけど。(笑)ちょっと

良い映画すぎて、きれいにまとまっちゃった感もありました。

 

そして「トレイン・ミッション」。こちらは対照的に確信犯的

なB級アクション映画で、80年代テイストのアクションが

好きな方にはどことなく安心して観ていられる作りです。

 

通勤電車の中で謎の女性からある指令を受け、身に覚えのない

事件に巻き込まれていく、というワンシチュエーションミステリー

に近い設定で結構好物。冷静に考えるとツッコミ所満載なんです

がそこもまた80年代テイスト。(笑)細かい部分は目をつぶる

のが正しい鑑賞方法でしょう。

 

主演は最近アクション俳優として覚醒しているリーアム・ニーソン

さん。もうダイ・ハードばりに無敵オヤジなんですが、細かい

部分は…(略)ミステリーテイストな開始から猛烈なアクションへ

と進んでいく演出もなかなかに上手く、サービス精神旺盛な内容で

短い尺ながら満足感は結構なものです。僕は詳しくないんですが、

ヒッチコック映画へのオマージュも満載らしく観る人が観れば

ニンマリできること請け合いとか。

 

ちょっと背伸びしたA級映画と狙ったB級映画、さて、どっちが

お好みでしょう?(^ ^)

2018年4月19日 木曜日

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