院長室

« 2月 2024 11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

有機酸検査のススメ

前回の続きみたいな記事ですが、分析が重要だからこそ

栄養療法や漢方薬治療、プラセンタ注射の前にはまず

身体がどういう状況なのかを知る手掛かりとして血液検査

をすることにしています。

 

血液検査は保険でできて情報量も多いから、コスパ的には

最強と言えます。しかし、もちろん短所もあります。

それは血液の中の成分以外は分からないこと。当たり前

ですが。(^ ^;)

 

もともと栄養療法では血液検査の結果そのもので判断

せず結果から「推理」をしていくのですが、それでも

全て分かるわけではありません。だからこそ毛髪検査や

尿検査、便検査や唾液検査など、様々な材料を用いて

身体の中で起きていることを知ろうとするのです。

 

ただこれらは保険適応外、という壁があります。検査は

治療効果の指標でもありますから1回で終了というわけ

にもいきませんので、あまりに高額な検査は現実的に

厳しくなります。ウチでも最初からはお勧めしません。

でもなかなか治療が進展しない時などは、やはり何らか

の手掛かりが欲しいもの。

 

そこで血液検査以外で何か一つ選ぶとすれば有機酸検査

だと思います。そこそこ高額(当院は34000円デス)

ですが、腸内環境、糖と脂質の代謝、精神神経バランス

などが知れるのでコスパは良い方だと思います。また

早朝1番尿を採取するだけなので簡便、という点でも他

の検査より優れています。この検査がもっと広まって

値段が安くできるようになるといいなと思います。

日本でもできるようにならんもんかね。

2017年11月9日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

分析の重要性

診断と言ってもいいでしょう。ただ診断と言ってしまう

と医療限定の話になりがちですが、食べ物の選択や市販

のサプリメント、ネットで紹介される体操、など全てに

あてはまることです。

 

例えば青汁を飲んで調子が良いという人から青汁を

勧められたとしましょう。言われた通りに飲んでも自分

はあまり効果を感じなかった。なんだ、青汁なんて嘘

ばっかじゃん、となりませんか?これは実にもったい

ない話なのです。青汁で好調になった人とそうでない人の

差が明らかであるならば、そこにこそ不調の原因を探る

糸口があるかも知れないからです。

 

さらに言えば青汁が必要かどうかを予め調べることが

「診断」になるわけです。上記の場合、好調だった人も

その理由を知らないまま知人に勧めてしまっているので、

診断が欠如しています。勧められる側も自分に合うか

知らないまま服用していますので、これもまた診断が

ありません。

 

体操法や食事法など様々な治療法が氾濫している現在、

それぞれの理屈を知ることがとても重要です。それに

自分が合うかどうか、あるいは少なくとも納得できるか

どうかを優先に考えた方がいいでしょう。無条件に

結果をコミット(笑)されるのは意外と危険かも知れ

ません。

 

ちなみに理屈を知って、それを自分なりに応用できれば

上級者です。まあ理屈を明かしちゃうと収入に繋がらない

から大事な部分はナイショ、っていう提供側の事情も

あるでしょうけどね。

2017年11月6日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

「バリー・シール」/「アトミック・ブロンド」

「キングスマン2」くらいしか期待作がない中、つなぎに

アニメ版ゴジラとかブレードランナーとか観るかなー、と

思っている中、さらにそのつなぎに観た2作の紹介です。(笑)

 

まず負傷によりMIの続編公開が延期されるかも知れない

トム様主演の実話ベースの作品。優秀なパイロットであり

ながらその腕を見込まれて、ヤバイ品の密輸に手を染めた男

の半生を描きます。ちなみに副題が「アメリカをはめた男」と

なっていますが、これは壮大な誤りで実際にはアメリカに

はめられた男の話です。(^ ^;)

 

で、そのお話は否応なく悪事に手を染め→調子に乗って

荒稼ぎ→バレて追われる→悪事に…→のループでそれほど

共感もできないのですが、飛行機を操縦するシーンはかなり

リアルで面白いです。もうトム様はタフなヒーローだけ

やってればいいのにさ、と思わせる作品です。(笑)

 

そして女性版「ジョン・ウィック」とも言うべきスパイ

アクション作品「アトミック・ブロンド」です。ベルリン

の壁崩壊時期の、各国が緊張度の高い情報戦を繰り広げて

いた頃のお話。はっきり言ってストーリーはさっぱり

分かりません。(^ ^;)そもそもスパイ映画は二重スパイ

だの裏切りだのが多くて分かりにくいものが多いんだけど、

今作は技巧を凝らして失敗している感じ。

 

主演は「マッド・マックス」で主演を喰っちゃってた

シャーリーズ・セロンさん。「イーオン・フラックス」など

確かにアクションのキャリアはあるのですが、演技派な

彼女なのでやや不安でしたが、これは見事に裏切られました。

スパイ映画なだけに?!

 

これだけアクションの完成度が高いのなら、ここまで脚本を

分かりにくくすることなかったのに、と本当に悔やまれます。

荒唐無稽さの中にも説得力のある動作が多いし、長回しの

ワンカットシーンなんて、トニー・ジャーも真っ青です。

もしかして続編あるかも?!キアヌと共演しちゃったり?!

なんて期待も高まる。(^ ^)無駄なサービスシーンが多い

のは難点ですが。

 

どちらもオススメしづらい作品ですが、とにかくトム様が

観たい方、イカすアクションを堪能したい方はよいかも。

そういう意味では僕には合ってました。(^皿^)

2017年11月2日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ

医療費問題

今朝の新聞でヒルドイド外用薬の美容目的使用が取り

上げられていましたね。保湿性が良いとのことで、

美容液代わりに処方を求める女性が増え、それを医師

も問題視しないため、93億円もの医療費の無駄に

繋がっているということです。

 

ヒルドイドが本当に保湿剤代わりになるかは湿潤療法

夏井先生の記事が分かり易いですが、この問題は

この薬に限ったことではありません。要は薬の保険的

な適応または医学的な適応を無視してしまっている

点です。整形外科領域で言えば湿布薬や痛み止めの

塗り薬が同じ図式になりそうです。

 

人口減少による税収減少と福祉部分への支出増加で

財源が枯渇し保険医療は崩壊寸前です。そこへ来て

適応外の処方を保険で続けることはナンセンスですが、

一方で医療費削減の一環で薬価はどんどん下げられて

います。すると医療側は量を処方しないと経営に響く、

ということであまり適応を気にしないまま処方して

しまいます。まさに悪循環ですね。

 

選挙制度同様、日本の医療制度も制度疲労を起こして

いると言えるのではないでしょうか。選挙のこと以上

に我々の問題意識は薄いように思われます。湿布や

ヒルドイドが回り回って医療費の自己負担率を上昇

させることになるかも知れません。(^ ^;)

 

今後これらが制限されて、本当に必要な方が不利益

を被ることは避けねばなりませんが、そもそも薬に

依存しすぎたこれまでの医療の反作用のような気が

しています。

2017年10月30日 月曜日

カテゴリー 院長室

タグ

冬場のアーシング

皆さん、電磁波対策してますか?スマホやタブレット、

電子レンジやドライヤーに至るまで我々の周囲には

電磁波発生源があふれています。WiFi や携帯基地局から

の影響もあるので、もはや逃れられない環境にあると

言えます。

 

電磁波全てが悪いわけではなく、正確には「交流電流

からのノイズ」が人体にダメージを与えます。これを

いかに低減できるかがポイントになります。

 

電磁波対策の考え方は、「余分に入れないこと」と

「定期的に抜くこと」です。後者をアーシングと言います。

アーシングは素足で土の上に立つだけ、と簡便な反面、

これからの寒い時期には不向きと言えます。もちろん

できる人はやって欲しいですが。(笑)

 

そんな時に有用なのがアーシングシーツです。市販されて

おり、布団の上に敷くタイプ身体にかけるタイプなど

があります。特に寝室は同一姿勢で長時間居ることに

なるので、真っ先に対策すべき場所です。仮に環境が

悪くてもシーツを使用すれば少なくとも「抜く」こと

はできるので重宝するわけです。

 

やや高価な商品でもあるので、買うのに不安のある方は

ウチの「ほっとデラックス」で体験してみてください。

また買ったはいいけど接続方法が分からない、なんて場合

も気軽に聞いてくださいね。(^ ^)

2017年10月26日 木曜日

カテゴリー 院長室

タグ