院長室

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投票率ひくい

今回はもっと高いかと思っていましたが、意外と関心は

低かったのでしょうか。結果は与党の圧勝で、これまでの

路線が維持・強化されていく見込みになりました。

 

勝てば官軍と言いますが、与党の党利党略ファーストな

解散は実は諸刃の剣でもありました。そこを切り崩せ

なかった野党の失策なんでしょう。希望の党は一瞬勢いを

見せましたが、「いじめられた」立憲民主党が日本人の

判官贔屓気質と相まって結局野党分裂を招くことになって

しまいました。今回の選挙の本質的問題については

この記事がオススメです。

 

与党大勝がすなわち全権委任ではない、ということは

まあきっと届きませんね。(^ ^;)僕は消費増税に反対

じゃないし、改憲だって直ちに否定はしません。要は

税の使い道であったり、改憲の理由が納得できるか、

でしょう。増税はウチにとっても打撃ですけど、将来の

ために借金返済に使うと言われれば仕方ないと思うし、

世相にそぐわず制度疲労を起こしている憲法なら変更の

余地はあるでしょう。

 

そういう意味では、そもそも現行の選挙制度自体が限界

なんじゃないかと思います。政党に投票するのではなく、

政策そのものに投票する制度にしないと、この先も誰に

どこに投票するかずっと迷うことになるでしょう。皆が

望む政策の優先順序をまず選挙で決める、そうしてから

それが実行できる政党なり個人なりを選ぶようにすれば

実績も分かり易いです。

 

でもまずは、政治に関心を持つように仕向ける工夫が

第1ですかね。意外と関心を持ってもらっては困る政治家

もいたりして!?

2017年10月23日 月曜日

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花粉症、少なかった?

春のスギだけでなく、秋のイネ、はたまた通年性に種々の

花粉にアレルギー反応を起こして鼻水やくしゃみにお悩み

の方は多いと思います。イネ花粉は例年8月頃がピークの

ようですが、今年はどうも少なかったような気がします。

 

現在もそうですが、結構雨天が多かったせいもあるかも

知れませんが、例年症状を訴えていた方が結構ひどくも

ならず過ぎていった印象です。そんな方々がどんな治療

をしたのかな、と振り返ってみると、

 

・プラセンタ注射

・乳酸菌/乳酸菌生成エキス

・亜鉛サプリメント

・ビタミンAサプリメント

・Bスポット治療

 

こんな感じです。抗アレルギー剤を常用している方も上記

を追加することで症状が軽く済んだようです。上記それ

ぞれに抗アレルギー作用はありませんから、多少なりとも

根本的な部分に影響を与えたのかな、と考察します。

 

花粉症に限らず、じんま疹や喘息なんかも同様の機序なので

恐らく好結果を残せるのではないかな、と期待しますが

そもそもこれらの治療が効果的なのであれば、それが

何故起こったのか、を並行して考えねばなりません。

ここが一番難しいです。人によって全然違うから。

 

ただ副腎疲労という概念を知ってからは、何となく症状

の関係性が明瞭化し、線で結ばれるように理解しやすく

なったのは確かです。副腎は生命活動のベースになる

臓器ですから、そこが疲労する病態は様々な部位に影響

します。一般向けの書籍も出ていますから、花粉症じゃない

人も是非一読してもらいたいです。オススメは本間良子Dr.

のものです。あ、ちなみに何ももらってませんから。(笑)

2017年10月19日 木曜日

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脳の過敏

痛みやしびれ、はたまた高血圧や耳鳴など症状が慢性化

してしまうとなかなか薬剤も効果が出ず、それにまた

焦って悪化の悪循環…こんな悩みを抱える方はどうすれば

いいのでしょう。

 

医療者側も良い提案が見つからず、結局様々な治療を渡り

歩くことになったりします。“医療難民” なんていう言葉が

ありますよね。慢性化すればするほど原因も複雑化して

ゆくので、解決方法はそれこそ千差万別です。僕もこれと

いう決め手を持っているわけではありません。

 

ただ、あらゆる症状は脳が認知しているわけですから、

一つの切り口として「脳の過敏」を癒すことが症状改善に

繋がるかも知れません。ではどんな時に脳は過敏となる

のか、それは酸素不足と低血糖です。脳は大事な臓器で

ある反面、とても燃費が悪いので酸欠と低血糖には弱い

のです。

 

栄養療法的には鉄不足の改善や、糖質の摂り方が対策に

なりますから、それらの検索をすることは非常に意義が

あります。ウチで血液検査をお勧めすることが多いのは

そのためです。他にも電磁波が影響して脳過敏になって

いたり、歯の詰めものが悪さをしていたり、と意外な所

に原因があったりするので、「脳をいたわる」にはどう

したら良いか、という視点は色々な症状に応用が利くの

ではないかと思っています。

2017年10月16日 月曜日

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筋肉痛を漢方で

最近は5月に運動会をやる学校もありますが、まだまだ

このシーズン特有の催事で、お子さんのケガだけでなく

一緒に参加された親御さんのトラブルも結構あったり

します。(^ ^;)

 

一番多いのはケガや捻挫などの外傷ですが、意外と日常

生活に支障を来しているのが筋肉痛。お子さんのケガの

付き添いで来られた保護者がしんどそうに歩いていたり

して気付くわけですが、これは仕方がないものと思われて

いるようです。

 

もちろん病気ではないし、誰しも経験があることなので

放置して終了、でいいのですが意外にも漢方薬で治癒を

早めることができます。筋肉痛は細かい筋繊維の断裂です

から、ミクロの外傷と捉えます。外傷ならば血流障害

あるでしょうし、炎症もあるはずです。それらに対応する

生薬を組み合わせれば充分に筋肉痛治療になるわけです。

 

具体的には血流を良くする牡丹皮(ボタンピ)+桃仁(トウニン)

の組合せ、筋肉の痛みを引かせる麻黄(マオウ)+薏苡仁

(ヨクイニン)の組合せが有効です。また筋肉のこわばりを取る

芍薬(シャクヤク)もあればなお良いですね。

 

これらを無駄なく配する方剤の組合せが桂枝茯苓丸

(ケイシブクリョウガン)+薏苡仁湯(ヨクイニントウ)です。筋肉系の

痛みに広く応用できるので当院頻用の組合せです。これから

まだ運動会があってさ…なんて方は試してみるのもいい

でしょう。

 

2017年10月12日 木曜日

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書いて、置く

随分と過ごしやすくなりました。1年の中で最も穏やかな気候

かも知れないですね。あ、イネ花粉アレルギーの方はそうでも

ないね。(^ ^;)

 

さてこういう暑くもなく寒くもなく、湿っても乾いてもいない時期

は体調があまり左右されませんので、身体の下支えを強化する好機

です。当然それは薬剤ではなく、生活習慣ということになるわけ

ですが、実際、何らかの症状に困っていなければついついおざなり

になってしまうものですよね。「分かっちゃいるけど…」って

ヤツです。

 

特に食事療法は自分の生活スタイルに落とし込むことが重要で、

いかに「あたりまえ」にできるか、がポイントです。糖質制限や

ケトジェニックなどの用語が一般的になり、糖質オフ食材や

ココナッツオイルなど治療に使うツールも入手しやすい状況に

なっています。しかしながら、知識だけで終わってはもちろん

身体は変わらないし、むしろ罪悪感を感じる分、タチが悪いかも

知れません。(笑)

 

よく「100点をめざすな」と言いますが、重要なことの優先度

を決めておいて、1つか2つは絶対に守る項目を決めて、あとは

まあファジーに対処、くらいの心持ちが結構長く続く秘訣でも

あります。そして是非オススメしたいのが、それらを「書く」こと

です。

 

耳から入ってくる情報は、納得はしても時間と共に忘れてしまう

ものです。それを「書く」ことで、視覚情報に変えるのです。

これも「自分で書く」のがポイント。書籍のコピーも視覚情報

ですが、やはり自分で書く方が主体性があります。そしてさらに

それを普段よく目につくところに「置いて」おくことが大切

です。例えば食卓の自分の席とか、洗面台とか、化粧台とか…。

 

こうすると、「あ、そうか」とか「自分で書いたんだし」とか

都度思い返すことになり、脱落することを防げます。地味ですが

効果は大きい方法です。是非やってみてください!

2017年10月5日 木曜日

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