慢性上咽頭炎に対する塩化亜鉛塗布をBスポット療法と言い
ますが、この度この治療の第一人者である堀田修先生の
が出版されました。
堀田先生の著書はこれまでも何冊か出版されていますが、
今回の本はイラストなどを多用しており取っつきやすいです。
またBスポット療法に付随するセルフケアなども紹介されて
いるので、とても充実した内容だと思います。
そもそも慢性上咽頭炎は認識されていないだけで、結構
昔から言われている病態です。鼻閉や後鼻漏などの耳鼻科
的症状だけでなく、頭痛、不眠、アレルギーなどとの関連
もあるようです。最近では副腎疲労の治療にも用いられる
ようになって、栄養療法業界でも注目されているんです。
Bスポットという名称は “鼻咽腔” の “び” から来ている
という何ともお茶目な理由ですが、海外からの問い合わせ
などに説明が難しいらしく(笑)、最近では上咽頭擦過
療法の(英語の)頭文字でEATと表現しているようです。
ま、その方がいいでしょうな。
実は来月の健康教室はこの上咽頭炎をテーマに実施する
ので驚きのタイミングなんですが、この本を読まれると
僕が話す必要がなくなるじゃん、という側面も。(笑)
でも巻末の実施医療機関にウチも載せた都合でしばらく
当院でもこの書籍を販売しますので、ご興味がある方は
お申し付けください。その上で健康教室も参加して
頂けると尚良し。(^皿^)
Bスポット療法は程度がひどいほど痛い治療でもあるので
ちょっとハードルは高いですけど、一考する価値はある
と思います。