院長室

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「レディ・プレイヤー1」/「アンロック」

どちらも観る予定ではなかったので却って拾いモノで得した

感のある2本です。

 

まず巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー1」

ですが、なぜ観る予定じゃなかったかと言うとメッチャ

眼が疲れそうだから。(笑)案の定、見事に僕の眼は破壊

されましたが、なんせ劇中にガンダムやらメカゴジラやらが

出るって聞けば観ざるを得ないじゃない?!

 

そして実際にはそれどころではないくらいたくさんの往年の

キャラ達がめまぐるしく躍動し、80先代の少年少女を熱狂

させた素材をギュッと詰めたオモチャ缶みたいな作品です。

映画というよりもうアトラクションやね。

 

こんなハチャメチャなことができるのも(版権的にも ^ ^;)

スピルバーグしかいないでしょう。ストーリーも王道ながら

工夫もふんだんに盛られていて、とにかく観ていて楽しい、

飽きない。キャラを知らない子供が観ても十分楽しめる間口の

広さも見事です。観て良かった。眼は痛い。

 

そしてテロを阻止すべくCIAの女性尋問官が奮闘するサスペンス

アクション「アンロック」。観る予定にないどころか全然知らな

かったけど予告編とレビューサイトの高評価で行くことに。

プロットはシャーリーズ・セロンさんの「アトミック・ブロンド」に

似ていますが、こちらの方がはるかに面白かったです。

 

まあ尋問官のくせに異常にタフで強いとか、敵の計画がマヌケ

とか(笑)、そんなお約束を気にしなければリアリティもあり、

脚本も上手でこちらも完成度高しです。

 

主演のノオミ・ラパスさんは初めて観ましたがなかなか良い

ですな。脇役陣もオーランド・ブルームさんやマイケル・

ダグラスさんなど意外にも豪華で演技の質も高い。個人的

にはラストシーンの主人公の服装に文句をつけたいところ

ですが、まあ些末なことよ。上映館が異常に少ないので、

興味のある方は急ぐべし。

 

あとディズニーの「リメンバー・ミー」を観たいけどオイラ

字幕じゃなきゃイヤなんだい!ってDVD化まで待つつもり

だったんですが、何とか日程をやりくりして字幕版を公開終了

ギリギリで鑑賞。いや、サイコー。素晴らしい。これも観て

良かった。結局DVDも買っちゃうな。かつサントラも買っ

ちゃうな。カモの見本。

2018年5月4日 金曜日

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子供の栄養

よく言われることですが、子供は成人の縮小版ではありません。

確かに薬の用量は体重ごとに厳密に調整されるべきものですが、

こと栄養に至っては、子供だから少量で、というのは間違いです。

 

子供と大人の最大の相違点は「成長」です。成人でも日々新陳

代謝によって細胞は入れ替わっていますが、子供は入れ替わる

だけでは足りなくて、さらに大きくなっていかなければいけ

ません。つまり大人よりもむしろ大量の栄養が必要だと言う

ことです。

 

ここで重要になる栄養がタンパク質です。子供の背が伸びる

のは骨や筋肉が増大するからですが、これらの原料はタンパク質

です。タンパク質=肉、魚、卵、大豆は是非とも増やしたい食材

です。しかしながらタンパク質は分解されてアミノ酸レベル

にならないと吸収されません。分解には消化酵素が必要ですから

口腔内環境や腸内環境が影響するのは言うまでもありません。

 

またアミノ酸がタンパク質に再合成される際にはビタミンB群や

亜鉛が必要なのでタンパク質と同時にビタミンやミネラルも

当然重要です。これらを豊富に取り入れたいのに、糖質で

お腹を満たしていれば、「満腹なのに栄養失調」状態になり

ますし、糖質はビタミンB群を消費するので追加の悪影響も

出ます。

 

巷間、子供達の発達障害や適応障害が取り沙汰されますが、

それは成長に必要な栄養が足りていないせいかも知れません。

子供の元気の秘訣は、成長に必要な栄養で満たしてあげること

だと思います。

2018年4月26日 木曜日

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春バテとな?

ここ数日の急な暑さで、早速新しい疾患(笑)が作られました。

夏バテならぬ春バテとは…?

 

要は暑さに対応できず倦怠感を訴える、ってことなんですが

確かにこの暑さには参った方もいたでしょう。岐阜清流マラソン

なんて暑さ対策のため例年より開催を早めたのにまさかの

夏日。こんなん予想できんよね。運営側の苦労をお察し

します。

 

まあ季候が良くても僕はマラソンはしませんが、暑さで

問題になるのは基本的には脱水です。水分補給やミネラル

補給が追いつかないと一気に不調になります。また、

タンパク質不足の方はそもそも脱水になりやすいので、

水分、ミネラル、タンパク質、と3つ同時に補給すること

をオススメします。

 

そんなに汗をかいていないのにだるい、って言う場合も

ありますね。こういう時は、暑さで消費するカロリーを

十分作れていない場合が多いです。要は効率の悪いカロリー

生産をしている方です。それはつまり糖質過剰ですね。

糖質はすぐにカロリーになる反面、持続しないので燃費は

悪いと言えます。できるだけ燃費の良い脂肪酸でカロリー

を作れるように日頃から工夫することがここでも重要に

なるんです。

 

結局、春バテなんて新たな言葉ができても対策は空腹時

の糖質を避け、中鎖脂肪酸と赤身の肉、青魚を多めに

摂ろうね、味付けは天然塩がオススメさ!といういつもの

指導に落ち着くことになっちゃいます。逆に言うと、こう

いう食習慣がある人は環境変化に影響されにくいとも

言えます。

2018年4月23日 月曜日

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「ダンガル」/「トレイン・ミッション」

春休み期間中は観たいのが少ない&混むので映画鑑賞はお休み

状態でしたが、これからボチボチ再開です。

 

まずはめっちゃ期待してた「ダンガル きっとつよくなる」です。

インド映画界の至宝、アーミル・カーンさんが主演、プロデューサー

を務めた作品です。男尊女卑思想が根付くインド社会で実際に

あった女子レスリングの物語。周囲から非難されながら自分の

娘をレスラーに育て上げると言ういわばスポ根ものなんですが、

父親役のアーミル・カーンさんだけでなく、少女/成人時代両方

の娘役がとても良い。8ヶ月ものトレーニングを経ただけあって

ホンモノの試合みたいな迫力があります。これだけでも一見の

価値アリです。

 

しかしアーミルさんはいつもながら53歳とは思えないバッキバキ

の筋肉を披露したかと思えば、中年メタボ体型になってみたりと

CGかと思うくらいの変形(?)っぷり。実に27kgも増減させた

そうです。病気になるで。とっても良い作品なんですが、敢えて

言うと “ボリウッドさ” が影を潜めてしまって、物足りないと

感じてしまうかな。尺もインド映画の割りに短いしね。僕と

しては脈絡もなく唐突に始まるキレのあるダンスを観たかったり

するわけですよ。その点、ジャッキー・チェンの「カンフー・ヨガ」は

分かっていた。映画としては事故級だったけど。(笑)ちょっと

良い映画すぎて、きれいにまとまっちゃった感もありました。

 

そして「トレイン・ミッション」。こちらは対照的に確信犯的

なB級アクション映画で、80年代テイストのアクションが

好きな方にはどことなく安心して観ていられる作りです。

 

通勤電車の中で謎の女性からある指令を受け、身に覚えのない

事件に巻き込まれていく、というワンシチュエーションミステリー

に近い設定で結構好物。冷静に考えるとツッコミ所満載なんです

がそこもまた80年代テイスト。(笑)細かい部分は目をつぶる

のが正しい鑑賞方法でしょう。

 

主演は最近アクション俳優として覚醒しているリーアム・ニーソン

さん。もうダイ・ハードばりに無敵オヤジなんですが、細かい

部分は…(略)ミステリーテイストな開始から猛烈なアクションへ

と進んでいく演出もなかなかに上手く、サービス精神旺盛な内容で

短い尺ながら満足感は結構なものです。僕は詳しくないんですが、

ヒッチコック映画へのオマージュも満載らしく観る人が観れば

ニンマリできること請け合いとか。

 

ちょっと背伸びしたA級映画と狙ったB級映画、さて、どっちが

お好みでしょう?(^ ^)

2018年4月19日 木曜日

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キラーワードにご用心

なんか穏やかなじゃない単語ですが、キラーワードとは

決め手となる単語、という意味合いで使います。

 

例えば「ダイエット」という単語は本来は「食事」という

意味ですが、今は「痩せる」という意味で使用されることが

ほとんどですね。そしてそれを逆手にとって売りたい商品

に「ダイエット効果」と謳えば売り上げが伸びる、あるいは

眼を向けてもらえる。こういう意図を含むと途端に

キラーワードとなるんです。

 

そりゃ使ってもらわなければ始まらないし、どうやって

注意を引くかはとても重要なんですが、あまりに安直に

使用されていると思いますし、また消費者側もガードが

甘いとも感じます。特に癌やアトピーなどに困っている方

は藁にもすがる思いで手を出すことがままありますが、

べらぼうな価格だったりもします。

 

現代医学の限界が難治性疾患を産んでいる、とも言えます

がそこにつけ込む商法があるのも事実で、効果だけを

謳った商品や、体験談だけ豪華な(^ ^;)物にはもし購入

するとしても少し立ち止まって考えてからにしてもらいたい

と思います。もちろん買う前にウチに相談してくれても

いいです。

 

僕もサプリメントを扱うので、既にアヤシイ奴と思われて

いるかも知れませんが(笑)、どういう理由でそれを使うか

が一番大事ですし、その理由が客観的であるほど信頼性が

増すわけです。売る方も買う方も少しばかり冷静さが必要

ですね。

2018年4月16日 月曜日

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