前回の記事とも関連がありますが、肉食=スタミナ満点の
ような、肉食系=ガツガツしてる(笑)的なイメージって
ありません?
肉をモリモリ食べられる人は、胃酸や消化酵素がしっかり
分泌できている、というだけのことでスタミナの有無とは
また別問題です。スタミナがある=疲れにくい、ということ
ですから、スタミナは効率の良いカロリー産生と同義と
言えます。
そもそもタンパク質は身体の様々なパーツの材料ですから、
基本的にはあまりカロリーに使いたくありません。別の
栄養素からカロリーを作って、そのカロリーでタンパク質
を合成、利用するのが最も効率的です。別の栄養素で
カロリーになり得るのは糖と脂肪ですが、脂肪の方が糖の
倍以上カロリーになるので、燃費の良さは脂肪に軍配が
上がります。
となるとスタミナ食というのはむしろ高脂肪食、という
ことになります。さらに脂肪の中でも中鎖脂肪酸が最も
効率よくカロリー変換されるので、ココナッツオイルが
最高のスタミナ食、と言うことができますね。ココナッツ
が苦手ならもちろんMCTオイルでもいいので、スタミナ
をつけたければ1日大さじ2杯くらいを目安に摂ると
よいと思います。
もちろん肉にはビタミンやミネラルが含まれますから、
それらが間接的にカロリー産生に関わるという点で
スタミナ食という言い方はできますけどね。TVや雑誌で
紹介されるスタミナ丼なんてのは、かかっている甘いタレ
とお米で血糖値が急上昇して元気になっているだけ、
かも知れませんよ。