ようやくインフルエンザの猛威が落ち着いてきましたが、次は
花粉症ですね。(^ ^;)インフルエンザは感染症、花粉症は
アレルギー疾患なので治療は別ものと思われがちですが、意外と
共通するのです。
それが鼻。鼻は呼吸器であると同時に外界からの異物をキャッチ
するフィルターの役割をします。インフルエンザウィルスも花粉
も異物ですから、鼻の機能と関係があるわけです。その異物を
認識して身体に免疫反応を促すのが上咽頭にあるリンパ組織です
から、鼻がうまく機能しないと慢性上咽頭炎になる、というのも
理解できると思います。
なので、Bスポット治療を希望される方には「口テープ」をして
鼻が使えているかチェックしてもらいますし、同時に「あいうべ
体操」も指導しています。就寝前に口にテープを縦に貼って、
これが朝外れていたら口呼吸、つまり鼻がうまく使えていない
証拠になります。
あいうべ体操は口輪筋と舌の筋トレです。特に舌が弱いと舌の
位置が悪くなります。本来であれば上あごに接するべきなのが
下に落ちるのです。(これを低位舌と言います。)上あごは
鼻にとっての “床” なので低位舌になると床が温まらず鼻が冷える
ことになり、鼻の機能低下につながります。
口テープが外れる、舌に歯形がつく、なんて方は低位舌の可能性
アリですから、もしかしたらちゃんと鼻が使えていないかも知れ
ません。口テープ+あいうべ体操は低コスト&高メリットですから
是非やってみてください。