今年もくちびるが割れる季節がやって参りました。(笑)
毎年アナウンスしていますが、乾燥には何をおいても
ワセリンです。
特に女性がよく使うハンドクリームは決して良いものでは
ないので気をつけて下さい。クリームにはほぼ間違いなく
界面活性剤が入っており、この界面活性剤はキズを悪化させる
ものです。乾燥肌なんてのは顕微鏡的には全てキズですから
塗っていいわけないんですよね。
市販のもので十分なので、ワセリンをしっかり塗り込んで
物理的に乾燥対策をしましょう!
一方、体内からの乾燥対策としては、やはり血流を良くする
ことでしょう。一口に血流と言っても、大事なのはその質です。
カサカサして傷んだおハダには、たくさんの酸素を含んだ
血液を巡らせてあげたいものです。血液中で酸素を運ぶのは
赤血球のなかのヘモグロビンです。そしてヘモグロビンは
鉄とタンパク質で作られますから、それらが不足している人は、
たとえ血流がよくても、おハダは栄養不足になってしまうんですね。
酸素をたくさん運べる血液にするためにも、鉄やタンパク質を
多く含む豚肉を食べましょう!
そして漢方的には「潤す」効能のある「四物湯」という薬が
効果的です。四物湯は単独で使用されることは少なく、四物湯
成分を含む「当帰芍薬散」や「十全大補湯」、「温清飲」などが
この季節よく使われます。
まあ漢方は病院に来ないと入手できませんから、まずはしっかり
豚肉を食べて、せっせとワセリンを塗るべし!です。(^ ^)