新年は期待作、話題作ともにないので映画館へは行かず、じっくりと
溜まったDVDを消化しておりました。中でもオススメ作品を紹介します。
・ぼくのエリ 200歳の少女
ヴァンパイア映画となるとストライクゾーンが広がる僕ですが、
広げなくともど真ん中に傑作だったのがコレ。スウェーデンの
作品ですが最近ハリウッドリメイクされました。(「モールス」)
間違いなく名作なんですが、作中ある部分に入るボカシが物議を
醸しました。超重要なある要素が伝わらなくなってしまうからです。
日本の映倫の馬鹿さ加減にあきれます。邦題も悲惨です。
興味のある方は本編を観終わったら検索してみてね。(^ ^)
・モンスターズ
なんとスタッフ5人、予算130万円で作ってしまったモンスター
映画。これで駄作なら取り上げるまでもありませんが、しっかり
面白いんですよ。センスとアイディアがあれば世界相手に戦えるぜ!
と勇気をくれる作品です。メイキングを観ると面白さ倍増です。
・さんかく
今はなき(イヤイヤ)高岡蒼甫主演のラブコメディー。普段このジャンル
には全く興味を示さないんですが、支持してる批評サイトで高評価
だったので観てみました。そしてこれが意外とアタリ。高岡さんのみ
ならず共演の田畑智子、小野恵令奈など皆さん妙にリアルな演技で
引き込まれました。リアル過ぎて直視できなかったほど。(笑)
隠れた名作です。
・フィッシュストーリー
もはや僕の定番となった、伊坂幸太郎原作×中村義洋監督の作品。
この作品群は内容が解説しにくいし、解説しようとするとどうしても
ネタバレになってしまうので、うまくレビューできません。(^ ^;)
でも面白さ太鼓判です。観てみて!としか言えない。
・マイレージ、マイライフ
アカデミー賞にもノミネートされた、ジョージ・クルーニー主演の
ヒューマンドラマ。人生に必要なものはスーツケースに入るものだけ、
というドライなあんちくしょうを極上の演技でジョージさんが魅せます。
一筋縄ではいかない脚本も面白く、共演のヴェラ・ファーミガや
アナ・ケンドリックもとても良い。この年のアカデミー賞は名作ぞろい
でした。
・プリースト
ヴァンパイア映画となるとストライクゾーンが広くなる僕をもってしても
クソボールだったという珍しい作品、なので紹介。(笑)
主演のポール・ベタニーさんは渋くて濃い演技が売りなのに、突如韓国産
アクションコミックの映画化に参戦、ってので驚きましたがもちろん悲惨な
デキ。アクションはなってないし、ストーリーは正味15分くらいで
終わりそうな話だし、演出はわざとらしいし、ヴァンパイアはかっこ悪いし、
かつ主人公の力でラスボス倒してないし、かつバリバリ続編がありそうな
厚かましいラストで締めるという、ここまでダメだと却って清々しくなる
という不思議な現象が体験できます。そんなMっけのある方にはオススメ。(笑)
去年はなんだかんだで計60本くらい映画を観ましたが、今年もたくさん観て
隠れた名作(とびっくりするような駄作 ^ ^;)を紹介したいと思います。