院長室

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一般向けAKA−博田法本

3月にテレビ番組で取り上げられてから、ウチに限らず他の

クリニックでもAKA−博田法の予約電話が殺到したそうですが、

ようやくその影響も収まりました。遠方から来て頂いた方も

いましたが、僕の場合有効率は6〜7割といったところでした。

もっと腕が良ければ…と悔しい思いもしますが、これは徒手療法

の永遠のジレンマかも知れません。


そんな中、AKA−博田法の一般向け書籍が発刊されました。タイトル

は何と「たった5分間で9割の腰痛がよくなる本」(°o°)!

この手の本はどうしても誇大な表現になりがちですが、著者はAKA

医学会理事長の片田重彦先生で、もちろん腕は折り紙付きですから、

9割もあながちウソではないでしょう。


本文中でも片田先生が述べられていますが、AKA−博田法は厳密な

適応や施術方法が定義されているので、いわゆる“神の手”的治療

ではありません。患者さんは触られているくらいにしか感じないので

不思議な感覚になるみたいですが、実はそこがキモで、関節の

わずかな動きを調整するためには、関節を緊張させないことが重要

ですので、触られてる感じ、とか押された感じをさせるようでは

まだまだ未熟、となるのです。講習会でもひたすらそこを注意され

ます。(^ ^;)


AKA−博田法に限らず、徒手治療の場合は術者の熟練度が治療結果に

反映されますから、もちろんウデを磨く努力は必要ですが、10年後に

上達しても目の前の患者さんは治せません。そういう意味ではひとつの

治療法に固執しない、という考え方も臨床では必要と思っています。

2014年7月28日 月曜日

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癌は身近な病気ー2

我々が言う癌の「早期発見」は癌目線で見ると結構晩期の状態である

可能性があると前回紹介しました。とすると、いかに眼で見える大きさ

になる前に癌の発育を抑えられるか、ということが重要になりますね。


癌の発育に関しては結構解明が進んでいて、正常の細胞との差が明らかに

なっています。大きな特徴として、癌細胞は発育に大量の糖を必要とする

ことが挙げられます。我々の細胞もエネルギー源として糖は必要ですが

癌は実にその6倍ほど必要だそうです。この性質を逆手に取ったのが

PETと高濃度ビタミンC点滴です。


PETは癌の画像検査として実用されていますが、これは糖に似た構造の

物質を体内に注入して癌細胞がそれを取り込む様を画像にしたものです。

またビタミンCは糖から合成されるので(ヒトは合成できませんが)その

構造が似ており、癌細胞が取り込みます。高濃度のビタミンCは過酸化水素

を発生させ、癌細胞を縮小させると考えられています。正常の細胞は過酸化

水素を消す酵素が存在するので高濃度ビタミンC点滴で正常細胞はダメージ

を受けない、という寸法です。


そうなると、高血糖状態というのは癌細胞がとても喜ぶ環境ということに

なりますね。実際に糖尿病の方が癌を発症する確率はとても高いことが

分かっています。やはり糖質過剰はアカンです。ゼロにする必要はないと

思いますが、少なくとも空腹状態で精製された糖質を摂ることは最も避ける

べき習慣です。ちなみに過酸化水素を消す酵素というのは鉄が必須なので、

鉄不足下では高濃度ビタミンC点滴が不向きとなります。


これからも癌については色々な研究がされていき、画期的な治療法が誕生

するかも知れませんが、少なくとも1cmの癌がある日突然発生するわけ

ではないと言うことは知っておくべきです。

2014年7月24日 木曜日

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癌は身近な病気

今日の林家木久扇さんの喉頭癌のニュースをはじめ、坂本龍一さんや

ドクター中松さんなど、芸能人が癌を告白すると一様に衝撃が走るの

ですが、日本人の死因の第1位は癌で、その有病率も世界ナンバーワン

です。つまり日本人にとって癌はかなり身近な疾患と言えるのです。


でも癌と言われると、何となく触れがたい、気安くお大事にと言えない

雰囲気になります。これは一重に癌が死に近い疾患という認識があるから

でしょう。しかも抗がん剤などの治療が過酷で再発もあるため、不治の

病というイメージがあるかも知れません。


それでも、胃癌や乳癌、子宮癌など検診が普及したおかげで死亡率が

減っている癌もあります。癌は日本人の国民病と言っても過言ではない

頻度なので、「早期発見」のために検診がますます勧められるでしょう。

しかしこの「早期発見」が曲者です。当然早期に発見されるに越したこと

はないのですが、我々の言う「早期発見」とは検診で発見できる大きさ、

と言うだけのことで、癌の成長過程から見ると、それは既に晩期と言って

もよい時期なのです。


癌が約1cmの大きさになるには実に15年程度の年月がかかることが

分かっています。癌が小さいうちに発見され、完全に除去できたとしても、

それまでの15年間の増大因子が変わらなければ、また再発することも

容易に想像できるでしょう。正常人でも癌細胞は毎日作られているという

ことも明らかになっていますから、癌になる人はこれを消去する力が

足りないと言うことになります。この力が巷でよく言われる抗酸化力です。


この抗酸化力の低下は生活習慣病の根本に近い原因と言われていますから、

癌も実は生活習慣病と言えるかも知れません。先日、認知症も生活習慣病

である、と言う番組がやっていましたが、難治と言われる病気ほどその原因

は生活習慣に根ざしているように思います。そんな意味でも癌は身近な疾患

と言えるのではないでしょうか。

2014年7月21日 月曜日

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「女子ーズ」

いやぁ、やりたい放題ですなぁ。いつものことですが。どユルい

ギャグで一世を風靡…していない(笑)マニアックな福田雄一監督の

最新作です。

 

地球外から来る怪人たちに女子だけで結成された秘密の戦隊が立ち

向かう、という話。こういうアツイ題材は大好きですが、もちろん

福田作品なので、怪人に「5人揃うまで一瞬待って!」とお願いしたり

怪人が律儀に2時間待ったり、とまあ考えつく限りのユルネタをぶち

込んでくるわけですよ。いまや吉本新喜劇に匹敵する「お約束番組」

とも言える戦隊モノを愛を持って皮肉るのは福田監督だからこそ

なせる業でしょう。

 

しかしながら、わざわざ映画にするほどかぁ?という疑問はついて

まわります。何度も同じ展開を繰り返す題材なので、むしろテレビ

ドラマでやった方がインパクトあったように思います。視聴率は望め

ないでしょうけれども。要は「水曜どうでしょう 劇場版」は大して

魅力的ではないよね、ということ。意味ワカンネ?(笑)

 

キモの主演陣は桐谷美玲とか山本美月とかキレイどころを集めながら、

しっかりキャラを立たせているので、見た目に楽しい。事務所に配慮

してか(笑)、恒例のヘン顔はなし。でも代わりに言葉責め?アリ。

美女達に「う△こ」連呼させてます。(^ ^;)

 

ちなみに今年は指原莉乃主演の「薔薇色のブー子」という作品もあり

ましたが、こちらはヘン顔ありまくり。というかやり過ぎ。指原さんは

福田作品の常連で、これまでも散々いじられまくっているので、もうこれ

くらいやんないとファンが驚かないのかも知れんですな。かわいそうに。

楽しいけど。こちらの作品は2週間で打ち切りの刑にあうなど、ヤバめ

のデキだったのですが、そもそも福田監督は映画に不向きなのかも

知れないですね。これからもこっそり変な作品を作り続けて欲しいです。

2014年7月17日 木曜日

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エルちゃんゴメンな

そろそろプロ野球ペナントレースも折り返し地点。我らがドラは

いまだ借金生活ですが、まあまあ健闘している方かと。ここ数年の

投手王国ぶりはなりを潜め、今年は珍しく野手主体のチームに

なっています。大島、ルナは相変わらず安定して打っているし、

長打が見込める森野と和田も打点をあげている。松井コンビと

谷の威勢のいい若手がいて、貫禄の代打小笠原。ここに荒木が

戻ってくれば、脳内試合では全く負ける気配がないのです。


そんな中、エルナンデスが俄に活躍中。当初はタイミングが合わず

長打もないため、居なかったことになりそうな雰囲気すらありましたが、

いや、頑張ったんだね。ほんとゴメン。ネルソンやカブレラと言った

気分屋を見てきたので、どうも先入観がありました。(^ ^;)

懺悔としてパワプロでスタメンで使うから。ゲームしないけど。


かように野手が賑やかなのに対し、投手はお寒い。福谷や又吉の

奮闘には感涙しておりますが大野よ、岡田よ、田島よ…!昨オフの

サンドラで大分持ち上げられたからなー。ちょっと調子に乗っちゃった

かなー。(笑)野手もそうですが、吉見や川上、山井、朝倉と言った

実績のある先発投手にいつまでもおんぶではイカンのですよ。まあ

なかなか理想通りに行かないのが勝負の世界ですが、来年に繋がる采配、

次の試合につながる投球、にファンは心を熱くするものです。投手の

ビビリ癖は森ヘッドが怖すぎるせいというウワサもありますが。(^皿^)

2014年7月14日 月曜日

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