院長室

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「バトルフロント」

スゴ腕麻薬捜査官が安住を求めて退職し、娘とふたりで田舎に移り住む

んだけど、結局言いがかり的トラブルに巻き込まれ、降りかかる火の粉は

振り払っちゃうよ?!的な、まあよくある話。

 

よくある話なんだけど「スタローン×ステイサム!」という宣伝文句に

釣られました。スタローンは出演じゃなく脚本担当なんですが、そもそも

本作は「ランボー5」用の脚本の改変で主演もスタローンが演じる予定

だったそうです。確かに全編を通してスタローン臭がする。(笑)

その企画がナシになってジェイソン・ステイサムに脚本を譲ったんですと。

「エクスペンダブルズ」シリーズでの活躍ぶりからしても、随分とスタローン

さんに気に入られているみたいですね。

 

そんな訳で(?)本作のストーリーは至ってシンプル。娘との平安な生活

を脅かすヤツらをキレキレのマーシャルアーツでぶっ飛ばすだけです。

捕まって水責めの拷問を受けてもへっちゃらピーでボコります。(笑)

さすがに老齢の域のスタローンさんではこのキレは出せないでしょうから、

ステイサムさんで正解なんですが、まあまだ後継者と言うには早いですな。

スタローンさんの持つ、圧倒的迫力と漂う悲哀感にはさすがに敵いません。

 

惜しむらくは敵がことごとくアンポンタンなところ。ジェームズ・フランコ

演じる敵ボスは策を練り頭脳戦に持ち込もうとするのですが、手駒全員が

オツムが足りないので、全く思い通りに進みません。逆に可哀想になって

しまいます。(^ ^;)ウィノナ・ライダーやケイト・ボスワースと言った

かつての美少女キャラがすんげー汚れ役を演じているのも一見の価値アリ

でしょう。

 

いやしかしステイサムのロン毛の似合わないこと。テリー伊藤でなくとも

思わずキモいとつぶやいてしまうことでしょう。(笑)

2014年8月14日 木曜日

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もう一歩なんだが

そう、もう一つ乗り切れないのですよ、今年のドラゴンズは。

待望の吉見と浅尾が復帰したものの本領を発揮できないまま

再度2軍へ…。故障していたルナと平田が復帰した途端に和田

が死球で戦線離脱…。球宴明けに何か吹っ切れたのか、巨人

相手に完封しちゃった大野がまたメッタ打ちに…。400S

の偉業を成し遂げつつ岩瀬も2軍へ…。


まあ万全の状態で戦っているチームの方が少ないくらいなので、

現状、他チームもお付き合い頂いていると言えますが…。だから

こそここで一気に差を縮めたいわけですよ。まずはやはりリリーフ

が疲弊しているので、結果が出ていなくても山本昌を先発に

上げて、朝倉か雄大をリリーフに回すってのはどうでしょう。

長打力に乏しい打線は小笠原をスタメンに使い所ですが、代打

登場時の迫力はハンパないので、ここはぐっとこらえて平田に

期待をしましょう。


今年は何とかCSに残ってくれればいいのですが、この惨状の矛先

は落合GMにも。トレード期限ぎりぎりになっても補強に着手しない

姿勢に、コネがないだの勝ちを諦めてるだの、仲間内からも不満が

出ているとか何とか。そんな声をものともせず涼しい顔で三ツ俣を

獲っちゃうあたりがニクいです。トレードが発表された時、一斉に

誰やねん!?って突っ込んだことでしょう。むう、落合GM、これを

狙っていたな。(違う)


個人的には若手起用は大歓迎なので、福谷を筆頭にどんどん経験を

積んでレギュラー陣を脅かして欲しいです。

2014年8月11日 月曜日

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瀉する補する

当然ながら東洋医学ではその診断から治療までがすべからく漢字で

表現されています。その中の治療の概念の一つとして瀉(しゃ)と

補(ほ)があります。瀉とは余分なものを捨てること、補とは足り

ないものを補うことです。たとえば便秘に対して下剤を使用するのは

瀉ですし、乾燥を潤すのは補になるわけです。


東洋医学では「気」とか「腎」とか目に見えない概念的な発想が基盤

になっているので、精神的な症状も瀉補で治療します。たとえば

「イライラ感」は「気」が溜まっているから瀉の対象になりますし、

「倦怠感」は「気」の不足から成るので補をすることになります。


東洋医学的に話すとなんか小難しく感じますが(^ ^;)、身近なところ

でもこの瀉とか補の概念はあります。デトックスなんてのは典型的な

瀉ですね。良い悪いは別として数多の栄養ドリンクなんかは補の考え方

です。「断捨離」自体は瀉ですが、「断捨離」の知識を身につけることは

補になるかも知れません。号泣県議の辞職は議会から見ると瀉ですが、

県民から見ると補なの…かな?いや、やめとこう。(笑)


これを日々の食事に当てはめると、糖質制限は瀉でタンパク質補給は補

になる感じがしますね。余分な糖分を摂らないようにして、不足しがちな

タンパク質をしっかり食べましょう、的な。ただこれには盲点があって、

不足しがちだからたくさん食べれば果たしてそれでよいか、と言うと

実はそうでもないのです。我々は消化器の具合によって吸収度に大きく

差が出てしまうからです。とくにタンパク質はアレルギーの原因にもなり

得るので、消化吸収能の落ちている人にとって摂りすぎは却って不調を

招きます。


なので食生活においては、単純に余分を摂らず不足を補う、のではなく

瀉=過食をしないこと、補=腸を整えること、だと思って指導するように

しています。

2014年8月7日 木曜日

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粉瘤増えてます

粉瘤とはオデキの大きい版みたいなもので、毛穴に排泄物が

詰まって炎症を起こす病気です。炎症が起きなければ無症状

ですが、自壊すると悪臭のある内容物がドロッと出てきたり

します。


背中や臀部、脇など汗をかく部分に多いので、必然的にこの季節

は悪化する場合が多いんですね。何年も飼ってた(?)粉瘤が

ついに噴火した、とかしこりが急に赤く腫れてきた、とかで受診

されるケースが多いです。


いまだに「炎症があるうちは切開できないから痛み止めで様子見て」

なんて説明されることもあるようですが、これは全くの間違い。

内容物が原因で感染、炎症しているのですから直ちに切開して

中身を出さなければ症状はあまり変わりません。痛み止めも

効果が薄いでしょう。切開して中身を絞り出しても、それだけでは

また再発することがあるので、内容物を包んでいる袋も一緒に

取ることが重要です。切開と言っても麻酔しますし、そんなに

大きく切る必要もないので大丈夫です。むしろ内容物を絞られる

方が痛いかも?(^ ^;)


では粉瘤ができやすい条件ってあるのかが気になりますよね。これは

偶然できるものではなく、やはり感染を起こしやすい状態だから、

ということになりますが、それは糖過剰です。粉瘤の患者さんの

ほとんどは何らかの生活習慣病を持っていることが多いのですが、

生活習慣病の根幹には糖過剰があることは何度か紹介しました。

ここでも糖の過剰摂取が悪事を働いているんですなー。


できてしまったものは素直に切開するより仕方ないですが、できない

ようにする工夫も並行してもらうと、僕に全力で絞られずに済む

はずです。(笑)

2014年8月4日 月曜日

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「GODZILLA」

やられたな〜。スバラシイ怪獣映画でした。監督のギャレス・エドワーズ

さんは超低予算で「モンスターズ」というこれまた怪獣映画を撮ってまして、

これがバツグンに面白かったので、今回、今度は莫大な予算を与えられて

しかもゴジラを撮る、ってんだからそれはもう期待していました。

 

まず何を置いても、怪獣の迫力がハンパない。今風に言うとパねぇ。これは

ただデカいものを精巧に見せる、というのではなく研究された演出力の

賜物です。予算が莫大になっても「モンスターズ」で見せた工夫とセンスが

光っています。ゴジラが登場するのは物語も中盤になってからなんですが、

そのシーンはトリハダものです。凄すぎて若干泣ける&チビる。(笑)

 

監督はゴジラファンを公言していて、今作も初代ゴジラにオマージュを捧げ

ているそうなんですが、これがいけなかった。日本の宣伝の仕方も悪いの

ですが、思いっきり1954年版ゴジラを意識させたので、これを愛する

ファンに酷評されてしまいました。1954年版ゴジラは怪獣映画という

よりは文明による自然汚染をテーマとした社会映画なので、ゴジラは哀しみ

の象徴として描かれます。今作は勧善懲悪の善玉怪獣なので、随分と違って

しまっているわけですね。

 

まあ観てみると、1954年版に、と言うよりはゴジラシリーズ全般、しかも

ガメラシリーズも意識した作りになっているように感じました。敵怪獣なんて

ギャオス+レギオンだもの。(^ ^;)なので、初代ゴジラ映画として観ると

ガッカリ感を味わうことになるのでしょうが、怪獣映画として観れば珠玉の

デキだと思います。芹沢教授役の渡辺謙が日本語発音で「ゴジラ」と呼称する

ことに拘ったらしいですが、やはりゴジラは日本人にとって特別な存在なので

しょうね。

 

ちなみに海外での大ヒットを受けて既に同監督での続編製作が発表されています。

なんと、次回作にはキングギドラとモスラとラドンが登場するとか…!この

クオリティで作られたらまたトリハダ立ちまくりでしょうな。オムツ履いて

行かねば。(笑)

2014年7月31日 木曜日

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