院長室

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インフルエンザ予防接種しません

先日岐阜でインフルエンザの流行?のニュースがありましたが、もうそろそろ

そんな時期なんですね。「あらやだ、接種が始まったら早速行きましょ。」

なんてお考えのことと思います。しかしながら、毎年のように猛威をふるう

インフルエンザ、そんなにも感染者が出てるってことは、ワクチンは効果が

ないんじゃないの?と思いませんか。


インフルエンザに限らず、ワクチンというのは菌やウィルスをわざと体内に

入れて、抗体を作るように誘導するものです。その抗体があることによって、

菌やウィルスを排除することができるのですね。とても素敵な発想のようですが、

いくつか落とし穴があります。ウィルスには個性があって、その個性によって

できる抗体が違うのです。ワクチンは今年流行するであろう個性を推理して

作成されるに過ぎないので、それが外れて全く違う個性のウィルスが流行すれば

折角ワクチンで抗体を作っても無意味です。


さらにワクチンは作成する過程で、他にも様々な物質が混入されます。中でも危険

なのは水銀です。水銀の蓄積は糖代謝の異常やアレルギーの原因になります。また、

ウィルスや菌そのものを注入するので、もちろんそれによる不調も当然あり得ます。

実際にワクチン接種による薬害問題は結構あるそうです。認定されるのに時間がかかる

ので、症例が少なく見えるだけです。


特にインフルエンザウィルスは毎年非常に変異が激しく、個性豊かだそうです。実際に

ワクチンが対応できていないというデータがあったり、ワクチン接種群と非接種群で

罹患率を比較した実験も行われています。言うまでもなく、その差はありませんでした。


そんなわけで、インフルエンザの予防接種にはあまり効果がないと考えられるので

今年からウチではワクチン接種は行いません。上記のような理屈もさることながら、

僕は自分にも家族にもワクチン接種は行わないので、それを患者さんに行うのは倫理的

にも問題だと思っています。もちろん、様々な意見があると思うので、決めつけは

よくありませんが、少なくとも「恒例だから」とか「周りがやっているから」という

理由で接種するのはやめた方がいいと思います。会社によってはワクチン接種をしない

でインフルエンザに罹患した人に罰則を課しているらしいですが、大変愚かしいと

思います。

2014年9月18日 木曜日

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鍵と鍵穴

最近徐々に栄養療法の認知が広まってきて、問い合わせを頂くことも

増えました。ただ、その大部分は「認知症にナイアシンが効くと聞いた

のですが…」とか「自分は隠れ貧血だと思うのでヘム鉄を出してください。」

といったものです。実はこの方向性では間違う可能性があるのです。


漢方でもそうですが、「△△病なので〜〜散を出してください。」と

リクエストされることがあります。これらに共通するのは「病名」に対して

「薬」を処方して欲しい、ということです。その情報源はほぼ100%

インターネット上の「治った経験者情報」なんですが、残念ながら言われるが

ままに処方して改善したことはあまりありません。「なんだよ、栄養療法も

漢方も大したことないな。」という反応になってしまうわけですが(^ ^;)、

これはある意味当然です。答えは単純で、栄養療法も漢方も「病名」に対して

治療するものではないからです。


例えばリウマチという病名の人でも、関節が赤く腫れている人もいれば、

食欲が落ちて冷え切っている人もいます。認知症と思っている症状でも

ナイアシンを始めとしたビタミンB群不足の人もいれば、インスリン抵抗性

のためにエネルギー不足の人もいます。なので「病名」ではなく「病態」を

知らなければ、正しい処方選択はできないのですね。


これは鍵と鍵穴の関係に例えることができます。鍵(=栄養素や漢方薬)と

鍵穴の形状(=病態)がマッチしなければ、同じ扉でも開かない、という

ことです。そして鍵穴は人によって随分違いますし、経時的に変化することも

よくあります。それを見極めることが難しいんですけども。


「病名」はネット検索する上でも、医療者と患者の共通言語としても、

とても便利なんですが、こと治療に関しては結構邪魔くさいのですよ。(^ ^;)

2014年9月15日 月曜日

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「フルスロットル」

イケメンで演技も上手く、アクションもこなせる、期待度の高かった

俳優ポール・ウォーカーさんが交通事故で亡くなったため、今作が彼の

遺作になりました。でも遺作でなければ観なかったかもなぁ、なデキ。

 

そもそも10年前に「アルティメット」というアクション映画が製作され、

そのリメイクが今作なんです。この作品の売りはパルクールという、

恐ろしく高い身体能力を要求されるアクションの数々でした。ノースタント

でこんなことできるんだ!と驚かされたものです。ダヴィッド・ベルさんが

創始し、自身が主演で演じてもいました。

 

ポール・ウォーカーさんがパルクールに挑戦?!というわけじゃなく、

なんとまたダヴィッド・ベルさんが同じ役をやるという、いきなりリメイク

の意味あんの?な展開。いまだに第1人者とは言え、そりゃあ10年前の

キレは無いわけですよ。ポール・ウォーカーさんファンに配慮してか、

カーアクションが増えて肝心のパルクールは少なめ。ムキムキ度が変わらない

のは凄いけど、それだけじゃあねぇ。(^ ^;)

 

そして脚本もほぼ当時のままです。脚本は、いまや珍作メーカーと化した

リュック・ベッソン。今作は輪を掛けてトンデモな展開なので、珍作に

寛容な人でなければ耐えられないかも。ここでもリメイクの意味あんの?

と問いたくなります。振り返れば「レオン」以外ほぼ珍作なので、これは

これでベッソンテイストなのかも知れません。「フィフス・エレメント」は

好きだけど。

 

まあそんなわけで、ポール・ウォーカーさんに特に思い入れがなければ、

素直に「アルティメット」を観ましょう。

2014年9月11日 木曜日

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試行錯誤中

「Bスポット治療」ってご存知ですか?「B」は鼻咽腔の頭文字で

ちょうど鼻の穴の突き当たりに位置します。ここに炎症があると、

実に多彩な全身症状が引き起こされることが分かっており、この

鼻咽腔の炎症を鎮める治療が「Bスポット治療」です。


ただこの治療、実に痛い。塩化亜鉛という薬を鼻咽腔に塗るだけなの

ですが、海水が鼻に入った時のようなツーンとする痛みがあるんですよ。

しかも炎症が激しい人ほど治療の痛みもひどいので、もう50年以上

前に発明された治療法なんですけど、現代ではあまり知られなくなって

います。


当初は風邪や頭痛などの頭頸部の疾患に用いられていたようですが、

次第に全身の炎症性疾患や、精神的な疾患、アレルギー疾患にも応用

されるようになりました。現在の難治と言われる疾患もやはり炎症が

治まらないことが難治の原因にもなっているので、この治療に目を

付けたわけです。


最近では「Bスポット治療」をさらに発展させた「6スポット治療」

なんてのもあるらしく、細々とでも、知る人ぞ知る治療のようです。

しかし誰しも痛いのは嫌ですよね。塩化亜鉛を薄めればそれも軽減

できますが、効果がなくなっては意味はないし。かと言ってあまりに

痛いと続かないし。炎症改善と共に治療の痛みも減るようなので、

やるならば続けたい治療なのですよね。


この辺りを鑑みて実戦投入すべく日々悩んでます。今冬には間に合わせ

たいと思っています。また報告します。

2014年9月8日 月曜日

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いまさら鑑賞記

やっと夏休みが終わって、ホッと一息ついているお母さん方も多いと

思いますが、僕にとっても夏休みは厄介なのです。そう、映画館のライン

ナップがお子様シフトになるから!まあ当然と言えば当然で、僕も子供

の頃はドラえもんを観に連れて行ってもらったものですが…。なので

必然的にどうしても自宅鑑賞が増えるのです。そんなわけで、お送りします。


・スノーピアサー

いやあ、バカだ。そして大好きだ。公開当時は設定がバカらしくてスルー

したんだけど、観てよかった。寒気によって人類が滅亡し一握りの生き

残った人々は走り続ける列車の中で大層なヒエラルキーの中で暮らしている。

ね?意味不明でしょ?(笑)でもこの突き抜けた設定を最後には納得させて

しまう迫力があります。俳優陣もよかった。ティルダ・スウィントン、すげー。


・リベンジ・マッチ

スタローンvsデ・ニーロのボクシング映画、と聞いただけで胸躍る人向けの

作品です。(^ ^;)年老いたボクサーが若い頃の決着をつけると言うだけの

ストーリーですが、そこかしこに「ロッキー」と「レイジング・ブル」の

パロディが。ついでに「リトル・ミス・サンシャイン」も?ここらにニヤニヤ

しながら楽しむ映画なのでストーリーはわざとシンプルにしたのかも。でも

それで正解。さすがの両雄を堪能できます。


・スタンリーのお弁当箱

珍しくミュージカルパートのないインド映画です。しかもこちらも珍しく尺が

短い。(笑)スタンリー少年の通う学校でのお弁当に絡んだ一悶着、な映画

ですが、実は決してほのぼの学園ドラマではありません。そしてそれが明か

されるのは最終盤になってから。それまでは「?」も浮かぶようなヘンな映画

です。これで尺が160分とかあったら観るのやめてたでしょう。(笑)

我慢強さに自信がある人はどうぞ。


・ハリケーン・アワー

今は亡きポール・ウォーカーさん主演のディザスター・ムービーです。子供が

産まれたまさにその日に記録的なハリケーンが病院を直撃するというお話。

電源が喪失し子供の生命維持のために手動で電気を供給しながら、脱出方法を

模索するという、もうどうやって助かるのよ?!と思わず唸るハラハラ感を

味わえます。小粒ですがスパイスの利いた作品ですなぁ。ちなみに今週ポール・

ウォーカーさんの遺作が公開されますね。


・武器人間

いやあ、バカだ。あれ?2回目?(笑)第2次大戦中、秘密任務で行動中の部隊

が遭遇したのは、体に武器を仕込まれたナチスの人造兵士たちだった!ね?バカ

でしょ?人造兵士たちもデキの悪い特撮レベルなので、はっきり言って噴飯もの

の映画なんですが、もちろん狙ってやってるので、バカ&グロが好きな人には

堪らないでしょう。この分野ではタランティーノ、ロバート・ロドリゲスという

巨頭がいるので、ちょっと2番煎じ的な印象になってしまいますね。


2014年9月4日 木曜日

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