東洋医学では人間は自然の一部と考え、四季の移ろいや食材も
治療に応用したりします。自然と生物を一つの生命体と捉える
ガイア理論なんてのもありましたね。いずれにせよ、自然界と
人間は密接な関係があるということですが…
近年、特に地球温暖化が叫ばれ、近頃の異常気象も全てこれに
起因するというニュースもありました。地球は温暖化していて
それに呼応して人間も温暖化(?)しているのかというと全く
逆で、低体温や冷えに悩む人が増えています。原因は様々ですが
大概は熱量産生不足か血流低下、もしくはその両方が存在します。
熱量産生不足は例えば甲状腺機能低下症やビタミンB群不足、
血流低下は動脈硬化症や低血糖なんかが挙げられます。それぞれ
がもちろん治療の対象になるのですが、さらにその奥に目を向け
れば、どちらにもストレスの存在があります。根本的にはやはり
ストレスマネジメントがとても重要だと思います。
かたや地球は温暖化、人体は寒冷化して真逆のように見えますが、
地球の温暖化も過剰な炭酸ガスや森林伐採などの環境汚染が原因
なのですから、実は人体と同じストレスが原因とも捉えられます。
自然も含めて、現代は全てのものが無理しすぎてるのですな。
仕事や家事や介護など、義務で責任と思っていることも、実は
意外とそうでもないかも知れませんよ。もしそうであっても、
ちょっと肩の力を抜いてみることがきっと必要です。そうすると
地球にとってもエコになるような気がします。