院長室

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。年末年始はゆっくりされましたか?

今日受診された患者さんの中には元旦しか休みがなかった、という方も

いましたが、しっかり休養することも、いや、休養することこそが大事な

治療ですから、今年の目標は「無理をしない」にして欲しいです。(^ ^;)


とは言え、急に休めない、という事情もよく分かります。本当は休んだ

時の態勢を予め整えておくことが危機管理なんですが、まあそれは管理職

の役割だし…。そうなるといかに地力をアップさせて、そもそも病気に

ならない、なってもすぐ回復できる、ようにしておくかが極めて重要に

なります。これが個人でできる危機管理とも言えます。自分を自分で

マネジメントするわけです。


そんなセルフマネジメントでまず大事なのが、冒頭の休息です。これも

ただ長時間寝ればいいわけではなく、決まった時間帯に睡眠を取るように

することが重要です。具体的には0時〜2時の間に寝ていること。これに

より回復のためのホルモンの恩恵にあずかれます。


そして何を食べるか。疲れた身体に栄養ドリンク!はNGです。これは

単に血糖を上昇させて無理矢理元気にしているだけで、むしろ身体には

ムチを入れるようなものです。エネルギー源としてはケトン体が優秀なので

ココナッツオイルやMCTパウダーを普段から摂るようにして、身体が

エネルギー切れしにくいようにしましょう。炭水化物などの糖質は必ず

空腹時を避けて摂ることも重要です。


睡眠、食事と来ればあとは運動ですね。エネルギー切れ傾向の人が良かれと

思って激しい有酸素運動をすれば間違いなく活性酸素の悪影響を受けて

却って不調になりますので、じんわりと汗をかく程度がオススメです。

メニューは好きなもので結構ですが、なるべく大きな筋肉を使う運動が

効率的です。太ももや背中をよく使う工夫をしてみて下さい。


…とまあ、何だかんだで結局いつも言ってることをセルフマネジメントなんて

格好付けて言い換えただけのような気もしますが(笑)、やはりその辺りが

疎かになっている人は病気がちになっているものです。今年もここらに

重点を置いて治療の助けをしたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。

2015年1月5日 月曜日

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仕事納め

本日午前で本年の診療を終了しました。今年1年、ご利用くださり誠に

ありがとうございました。


思えば今年は日野医院との統合1年目で、僕的には「2度目の開業」

みたいな心持ちでした。内装を変えたり、導線を変えたり、制服を

変えたり、と地味に(笑)色々と変更しました。去年の今頃はタイトな

工程で年始の診療に間に合うかどうか、と大変でしたなぁ。今年は

ゆっくりできそうです。


来年は検査や治療部門でまた追加などあると思います。保険内のものも

保険外のものも、ある程度自分でも試して一定の満足度を確認してから

実施することになります。やってみたけど空振りに終わるものもあります。

そういうことを繰り返しながら、ベターな提案ができるよう努めていきたい

と思います。


僕たちの仕事は登山で例えるとアテンドのようなものです。低い安全な

山なら介添えなしに登頂できるでしょうけど、高い、危険な山にアテンド

なしで登れば迷子になってしまいます。それを適切に案内しながら一緒に

登頂を目指すわけですね。アテンドの知識が少なければ一緒に迷子になって

しまいますから、やはり常に勉強が必要です。ただ、人によっては必ずしも

登頂が目標ではなかったりするので、その人のニーズに合った提案を

心掛けることが重要です。


でも実際のアテンドと違う点があります。それはこちらが患者さんに教えて

もらうこともある、という点。人間の身体は未知の “山” ですから、完璧な

アテンドは存在しません。その不完全さを補うように患者さんから示唆を

頂くことが多々あります。道案内しながらも育ててもらう、みたいなね。


そんなことを考えながら、今年の業務を終了します。そしてしばしダラダラ

過ごします。(笑)皆様、良いお年を!


2014年12月30日 火曜日

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「ベイマックス」

まさかの映画ネタ連発。なに?キミもう年末モードなん?と言われ

そうですが、そう罵られてでもこの作品を早く紹介したい!という

熱い魂の叫びによるものである、のかも知れません、的な。(笑)

 

さてそんなにプッシュするこの映画は、ディズニー・ピクサーのアニメ

なのですが、&マーベルコミックなのが実は大事。日本の宣伝CMや

ポスターでは完全に感動バディムービー風ですが、なんのなんの、

今作はベタベタのヒーローものなんですよ。原題は「Big Hero 6」で

コミック原作もあります。6人の特殊能力ちびっ子ヒーローの痛快

アクションなんですねー。なので、イメージは「Mr.インクレディブル」

に近いでしょう。

 

それでは今作は若年(+コドモな青年)男子向けなのかと言うと、

そうでもないところが恐ろしい。つまり感動バディムービーとしても、

萌え系ムービーとしても、家族愛ムービーとしても成立しているという

離れ業をやってのけているところが凄いのです。しかも設定がやたら

アジア風なので我々は嫌でも親近感を覚えるでしょう。実際に制作に

日本のアニメに携わった方が参加しているとか、主人公の声優は日系人

だとか、和風満載な作品です。主人公の名前はヒロ(=Hero)だしね。

 

最愛の兄が残したベイマックスというケアロボットと一緒に巨悪に立ち

向かうというだけのストーリーですが、アニメーションや演出の密度が

濃くて圧倒されます。事前に放送された制作ドキュメントも観ましたが、

あの現場からこんなスゲー作品が産まれるんだと思うと感慨深いです。

(何様?^ ^;)

 

これだけ全方位型の映画も珍しいですが、逆にその八方美人さが欠点でも

あるのは確かです。個人的には意外とアクのある「ヒックとドラゴン」の

方が好きだったりします。それでも年末年始の休みのうちに是非とも

観ておきたい逸品です。…にしても字幕版公開劇場が少な過ぎだよ…

いつものことだけどさ(泣)

2014年12月25日 木曜日

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「ゴーン・ガール」

コワイ、コワイよ。何がコワイかも、どうしてコワイかも、その答え

全てがネタバレになってしまうという、全く評論家泣かせの映画です。

え?いつから評論家?(^ ^;)

 

ある日突然、妻が失踪した。哀しみに暮れる夫はメディアに捜索を訴える

が…というCMを見て、ほほう、サスペンス好きの魂をくすぐるねぇ、なんて

軽い気持ちでは観ない方がよいです。なんせこのCMが既にミスリード

だったりするのですから。CMで流される「SHE」が全然本編には使用されて

いないとか、まあデヴィッド・フィンチャー監督の芸の細かさには白旗

です。

 

やはりこの監督は凄いのですが、今作はミステリパートよりも、心理描写に

こそ重心が置かれています。なので、単純にトリックを見破れ的なミステリ

だと思うと手痛いしっぺ返しを喰らうのですな。特に既婚カップルで一緒に

行かない方がよろしい。パートナー不信に陥る危険性があります。いやでも

結構男女間のきわどい描写も多いので、付き合いたてのカップルも一緒に

行かない方がベター。気まずーい雰囲気になること請け合い。なんか、

勧めてるのか貶してるのかよく分かりませんが、映画としてのデキは素晴らしい。

 

なんかもう全然内容に触れられないので、演者さん達の話を。主演は夫役が

ベン・アフレックさんで、奥さん役がロザムント・バイクさん。ベンさんは

監督業もやっちゃうほどの確固たる地位のある名優ですが、今作ばかりは

ロザムント・バイクさんの怪演に軍配が上がります。あまり出演作が思い浮か

ばないような結構マイナーな女優さんで、見た目もニコール・キッドマンの

二番煎じみたい(失礼)なので、どうなん?と思っていたけど、いやはや

スゲー。なんせ、あの…ってこの方向でもやっぱネタバレになりまする…(笑)

 

そんなわけで、明日の報道ステーションのダル vs マー対談楽しみですね!(ええっ)

映画レビュー始まって以来の放棄です。とにかく面白いけどお、できれば

一人で観てください。(笑)

2014年12月22日 月曜日

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HPアップデート

昨夜はなかなかの降雪でしたね。やはり毎年初雪は心躍るものです。

え?!僕だけ?!(^ ^:)通勤がないので交通機関の影響を受けない

から、そんな気楽なコト言えるんじゃね?と思われますが、ええまあ

その通り。しかしながら駐車場の雪かきで既に腰が…


さて、ホームページの更新が終了しました。「当院の治療」ページの

「保険診療」に「Bスポット治療」が、「保険外診療」に「マイヤーズ・

カクテル点滴」と「グルタチオン点滴」が追加されています。簡単に

おさらいを。


「Bスポット治療」は鼻の奥の上咽頭という部位の炎症を抑える治療です。

この部位に炎症があると頭頸部の炎症だけでなく、全身性の炎症性疾患を

引き起こすと考えられています。難治性頭痛や慢性副鼻腔炎、各種アレルギー

などですね。過去の文献では自律神経疾患にも有効だったとされています。

非常に有望な治療ではありますが、難点は治療に痛みを伴うこと。炎症の

程度が強ければ強いほど、治療の痛みも大きいです。治療が進むにつれ

痛みは軽くなっていきますが、ある程度覚悟が必要です。


「マイヤーズ・カクテル点滴」はビタミンB、C、カルシウムとマグネシウム

が高用量に配合された点滴です。それぞれ体内でとても重要な働きをするので

その効果も多岐にわたります。特に易疲労感、睡眠の不調、慢性の痛み、

アレルギー疾患、更年期様症状でお悩みの方には良いかも知れません。

「グルタチオン点滴」は抗酸化と解毒に特化した点滴です。現在では

パーキンソン病治療に用いられていますが、グルタチオンの生理活性から

考えると、アレルギー疾患や慢性疲労なんかにも良いかも知れません。

食事療法が上手くいかない時や、急性症状の時には点滴が有効です。


とまあ、こっそり新メニューを追加しましたのでご興味のある方はどうぞ

お尋ねください。(^ ^)

2014年12月18日 木曜日

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