院長室

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健康教室始動

昨日は記念すべき(?)第1回健康教室でした。「肩こり

をやっつけろ」と題して1時間ほどお話ししましたが、

皆さん熱心に聞いて頂いて、良い雰囲気だったと思います。

つい色々詰め込みすぎて後半早口になってしまったのは

申し訳なかったですが。(^ ^;)御参加頂いた皆さん、

ありがとうございました。

 

この企画の主旨は「家庭でできる治療法を知ってもらう」

ことです。手術や注射などは国家資格を有する者にしか

許されない行為ですが、「治療」は別に医療関係者の

専売特許ではありません。古くからある“おばあちゃんの

知恵袋”的な行為も治療のひとつです。

 

そんな専門技術を要しない方法をなるべく正しく、僕の

治療経験も踏まえながら伝えることで、自分や家族、友人の

治療に役立ててもらいたいわけです。そうすればもしかしたら

日本の医療費削減に貢献できる…かも知れません。割と壮大

な計画じゃない?!(笑)

 

まあ小スペースでの開催なので、そんなに多くの方には

お伝えできませんが、これからも地道に続けていこうと

思っていますので、どうぞ皆さんご利用くださいませ。

2016年9月24日 土曜日

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間食の仕方

いや、間食しないで済む人はもちろんそれで良いのです。

しかしながら、どうしても空腹に耐えられない、糖質への

渇望に勝てない、という人も多いですね。これは別に卑しい

わけではなく、低血糖になりやすい状況が産んでいる症状

の一つです。

 

真面目に栄養療法に取り組んでいても、低血糖でだるく

なったり、イライラしたりしては本末転倒ですし、そもそも

続きませんよね。そんな時に我慢できなくなって過食に

なったり糖質から手を付けたりすれば、体調は悪化する

ので、何してんだか分からなくなります。

 

ですから、我慢する!んではなく体調に影響を及ぼさない

間食をすればいいんです。特に糖質依存が激しい人ほど

低血糖になりやすいですから、最初からハードな糖質制限は

向いていません。徐々に無理なく生活習慣に落とし込む

方法の方がはるかに成功率が高いと思います。

 

さて、ではOKな間食とは?それはこれだけ。糖質以外の

もので歯ごたえのあるものを先に食べること!です。

例えば、ナッツとかするめとか、ジャーキーとか。酒の

つまみですね。(笑)その後に甘味を食べるのはセーフです。

噛む動作で満腹中枢が刺激されますから過食を防げますし、

糖以外のものを先に食べることで、その後の糖質吸収を

緩やかにできます。

 

連休なんかは、むしろ食生活が乱れやすいですからご留意

くださいませ。ちなみに僕は普段は朝夕2食ですが、

今日みたいな日に読書なんてしてると夕方小腹が減るので、

煎ったアーモンドとシークワーサ入りの炭酸水を頂きます。

意外と平気だよ。

2016年9月19日 月曜日

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「超高速!参勤交代 リターンズ」

お上の無理なお達しを智恵と勇気と体力で乗り切る痛快

コメディの続編。前作は「参勤」までの道のりだったので、

今回は「交代」を描く訳ですが、これ以上ない2番煎じの

薄い内容という悪い続編の典型例でありました。

 

前作での、「え?コレどう乗りきんのよ?」「そう来たか!」

というワクワク感やテンポの良さは消え失せ、ほぼ力ワザ。

苦労して何とか5日間で「参勤」した道のりを今度は2日間で

帰らねばならない、という冒頭、なんと「休まず走る!」で

全会一致。そして難なくやり遂げる超人っぷり。(笑)こんな

前作を否定するというオウンゴールでの幕開けですから、

むしろ最後まで鑑賞に耐えうるのかが不安でしたが、まあ結局

終始そんなゴリ押し系でやはり着地。エンドロールでも前作

の様子を流すあたり、2作でワンセットとでも言いたげですが、

前作の魅力まで半減させる威力があるので、これはやはり

黒歴史化した方がよろしいでしょうな。

 

俳優陣は古田新太さん、宍戸開さん、渡辺裕之さんら新キャラ

はいますが、基本前回の引き継ぎ。深キョンは相変わらず可憐

ですが、メインキャストの活躍の場は少なくギャグもお寒い。

とにかく主要キャラが無敵かつ善人なので、話が進むにつれ

どんどんリアリティが失われていくと言うね…。前作では、

「負けるな、頑張れ!」と応援したくなりましたが、今作では

「そんなヤツいねーよ。ホジホジ」みたいになっちゃいます。

なんか全編にわたり全演出にわたり残念。カモン波田陽区。

 

前作未見の方は観ないと思いますが、前作が気に入った方も

できればそっと見なかったことにした方が良いかも知れませぬ。

入場時、家族に介助されて入って来られた老夫婦が終了後、

迎えに来た家族に「面白かった?」と聞かれ、超高速で

「前の方がええわ」と返したのがピークでした。(笑)

2016年9月15日 木曜日

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検査は治療とセットで

栄養療法(オーソモレキュラー療法)は栄養素の過不足を

分析して各種疾患の治療を助けていく方法ですが、まだ

まだ知名度は低く、「高額なサプリメントを使用する治療」

というイメージが強いようです。

 

確かにその側面はあり、実際に保険適応外の検査を根拠と

して保険適応外のサプリメントを使用するわけですから、

なんかセレブ向け治療(笑)っぽくもあります。でも、

栄養療法の基本は食事の仕方なので、本当は、検査→

食事指導→不足部分をサプリで、というのがスジです。

最初から全てサプリメントで勝負するわけではありません。

 

そして栄養療法は「身体を作り変えていく」治療法でも

ありますので、当然時間がかかるものです。身体の細胞は

部位によって新陳代謝の速度が違いますから、すぐに影響が

見られる部分もあれば、数ヶ月してやっと何か違うかも?

くらいの部位もあるのです。

 

つまり栄養療法はお金と時間がかかるのが大きなウィーク

ポイントなわけですね。だから何でもかんでも栄養療法で

片付けようとするのは無理がありますし、患者さんへの

負担も無理を強いることがあり得ます。でもしかし、全ての

ベースになるのが栄養ですから、広く適応になる方が多い

のも事実。

 

そうすると、極力無駄を省きなおかつ症状に大きな波を

作らないように工夫するのが僕たちの腕の見せ所になる

でしょう。栄養療法領域では毛髪ミネラル検査や、全便検査、

有機酸検査、唾液検査や遺伝子検査などなど通常施行しない

検査方法が盛りだくさんですが、そんなの当然全部は無理。

僕もやってません。(^ ^;)

 

個人的には、検査結果によって新たな治療が提案される場合

のみ、つまりやってもやらなくても治療方針に影響しない

ものは、あまり積極的に検査する価値はないと思っています。

それより、一つでも良い食事法を自分の生活に落とし込む

方が遥かに価値があります。

2016年9月12日 月曜日

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5時から男 or 5時まで男

随分と昔ですが、仕事中はグッタリしているのに、終業と

共に元気になって飲みに行く、という「5時から男」なる

単語が流行しました。当時はそれはそれでムードメーカー

だったり、夜の商談が得意だったりとむしろ微笑ましく

扱われていたもんですが…

 

また逆に、夕方になるとパッタリ元気がなくなったり、

不調が出たりと言わば「5時まで男」とも言うべき方も

存在します。仕事はキッチリできるので、周囲には頼られ

るし責任感も強い傾向があります。こちらも重宝されます

よね。

 

さて、この正反対の現象、実は根は共通している可能性が

あります。それが「コルチゾールの分泌不全」です。最近は

副腎疲労という言葉も大分メジャーになってきたので、

ご存知の方もいると思いますが、コルチゾールは副腎から

分泌される重要なホルモンです。コルチゾールは血圧上昇

や血糖上昇作用があるので、元気や気力に大きく関与します。

 

しかもコルチゾールは早朝に高く、夕方〜夜に下がる性質が

あるので、分泌低下が起こるとまず夕方に症状が出ます。

そして分泌のタイミングが狂って夕方に高くなると、朝から

昼が不調になります。まあ5時で区切る必要はないんですが(笑)

このようにコルチゾールの問題だけで真逆の症状が出うるわけ

です。

 

コルチゾールの分泌不全の原因はかなり様々ですが、大きな

原因の一つとして腸内環境の悪化が挙げられます。ここでも腸

なんですねぇ。秋の味覚の季節になっていきますが、腸を

労ることを優先にしてくださいね。

2016年9月8日 木曜日

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