腸内環境の良し悪しが全ての疾患の改善度合いを左右
すると言っても過言でないほど重要であるということは
今や常識になりつつあり、当院でも食事の指導に加え、
サプリメントでのサポートもしています。
市販品でもあちこちで関連商品が発売されています。青汁
にまで乳酸菌を入れるくらいですから(笑)、推して
知るべし。「乳酸菌○○億配合!」とか「腸内環境改善」
と謳えばとりあえず売れる、とでも思っているのでしょう
かね?思ってるんだろうね。(^ ^;)
もちろん広く腸内環境に目が向くようになることは喜ばしい
事であると同時に、まだ正解がない世界であることも認識
しないといけません。蒼井優さんも言うように(?)、
「人には人の乳酸菌」なんですよ。つまり乳酸菌やビフィズス
菌が良いことは間違いないのですが、どの乳酸菌が、どの
ビフィズス菌が各個人に合うかはまだ未知なのです。
知人が調子が良いからといって、自分も同じ結果が得られる
保証はありません。我々の業界では、現在は「多様性」と
言って乳酸菌やビフィズス菌は複数種を取らねばあまり
効果がないというのが主流です。具体的には最低6種くらい
配合されているもので治療しましょう、ということに
なっています。なので、ある一つの菌種のみ何千億入って
いても無駄打ちになる可能性があると言うことです。
結局まだ正解がないので、トライ&エラーで色々なツール
を試していくというのが実情です。そうなると当然コストも
かかるわけで、いかに低コストな方法を併せられるかが
ポイントにもなります。低コストで腸内環境を改善するには、
…もうお分かりですね?空腹時の糖質を避けてよく噛んで
食べること、口呼吸を防ぐこと、余計な薬を飲まないこと、
です。