院長室

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ウィルスが悪いのか?

やっとインフルエンザウィルスの流行が落ち着いてきました。

一宮地区ではまだ数百人単位で発症しているので「終息」では

ないですが。

 

全国的にも過去最高の感染者数だったので、各メディアでも

こぞってその原因や対策を特集しています。今年の報道で目立つ

のはウィルスの変異、新薬、耐性株、という単語です。インフル

エンザのウィルスは毎年変異しているので、予想してワクチンを

作っても奏功しない、1日1回内服で済む新薬が爆売れ、でも

それが効かないヤツも結構いて余計に感染拡大…などなど。

 

いつものことですが、ヒト側の免疫力についての言及はあまり

ありません。ウィルスの型によって症状に差が出るのはもちろん

否定しませんが、毎年変異しうるものに対抗するにはウイルスを

攻撃するよりも防御力を高める方が効果的なのは自明なのでは

ないでしょうか。

 

しかしながら免疫力を数値化するのは難しいわけで、何を指標に

どこを目標とすればいいかは明示できません。だから毎年後手に

回ってしまうのですが、それでも免疫に必要な因子は分かって

いるわけですから工夫のしようはあるではないかと思います。

 

もちろん僕も、コレという秘策があるわけではないんですけど、

栄養療法的知識を駆使すれば、やはり日頃からビタミンCを摂取し

ビタミンDが低値であれば補正し、空腹時に糖質を摂らないように

して鼻うがいをする、ってのが提案になります。要はコレ、副腎

疲労への対策なんですね。

 

現代人は老若男女、原因は様々でもみなさん副腎が疲弊している

ことが防御力の低下につながっているように思えます。結果、

感染症やアレルギー、癌に罹患しやすいと考える方が新たな

取り組みが見えてくる気がします。

2019年2月7日 木曜日

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