院長室

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「アンダルシア 女神の報復」

織田裕二フリークな僕としては、公開日に

「アンダルシア 女神の報復」を観るのは

何ら不自然なことではありません。

そして期待通り、期待してはいけない作品

でした。(笑)

 

これは織田さんのせいではないですが、とにかく

映画作りが下手。見せる必要のない場面を長く、

大事な伏線をあっさりと、とまあチグハグなんです。

演出もありきたりで、安易な「どんでん返し」は

作品を安っぽくするだけです。

 

前作「アマルフィ」同様、「アンダルシア」にさしたる

意味もない所は律儀に継承しており笑えます。

でも織田さんは一人存在感を出して頑張ってました。

相変わらず作品内で人物設定がブレる所は既に微笑ましい。(^ ^;)

わざとらしくてクサい演技も(僕は)好感が持てます。

共演者達と全然マッチしないところも(僕は)好感が持て(略

そして本作では、彼にしては珍しいラブシーンも見られます。

必要だったとは思えませんけどね。

 

観終わった後、ドラマ版でやめときゃ良かったのに、と誰もが

思う作品ですが、十分続編がありそうで嬉しいです。(笑)

2011年6月27日 月曜日

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「プリンセス トヨトミ」

観るつもりはなかったのに、何となくノリで

観てしまった「プリンセス トヨトミ」。

 

結果:僕のノリには乗らない方がいい(笑)

 

「奇想天外な設定で…」とか「大阪が止まった…」とか

結構煽ってますが、言うほどのことは全然なく。原作は

未読なのでどういう思惑で映画化したのかは不明ですが、

まあ失敗の部類に入るでしょうな。何と言っても、惜しい

部分が多すぎる。面白くなりそうなネタを途中放棄してたり、

伏線になるのかと思ったら単なるお遊びだったりと、そっちの

方が観ててイライラしました。

 

しかしながらキャストは不必要に豪華。和久井映見とか江守徹

とか久々に見たヨ。個人的には堤真一と綾瀬はるかの掛け合いが

見れたので、まあそれなりに満足してます。

綾瀬はるかはもう完全に地位を確立したよね。「ハッピーフライト」

や「ザ・マジックアワー」、「僕の彼女はサイボーグ」、なんか

もう僕の中では今一番安定感のある女優です。(笑)

自分が監督だったら、彼女を軸に映画を作るだろうな。

 

さて、今月は我らが(?)織田裕二主演の「アンダルシア 女神の報復」

が上映されますね。裏切られるのが分かっていても期待してしまうのが

彼の魅力です。(褒めてます。)

「さや侍」×「アンダルシア」で邦画強化月間ですぜ!(^皿^)

…僕のノリは危険です。

2011年6月9日 木曜日

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「ミスター・ノーバディ」

「ミスター・ノーバディ」を観てきました。

監督・脚本のジャコ・ヴァン・ドルマン氏の作品は観たことが

なかったんですが、一つの作品をじっくり作る寡作な人で

カルト的な人気があります。この映画も脚本に実に6年かけた

そうですから、少々尺が長いのが気になりましたが期待して

行ってきました。

 

…いや、何というか、説明に困る映画です。(^ ^;)

ある爺さんの人生を振り返る、という単純なストーリーではあるんですが、

その回想が矛盾しまくっており、一体どれが本当の人生なんだい?

そもそも爺さんも存在してるの?という部分で観客の気を引くわけです。

で、最終的な答えは明らかにはされない、というかアナタの解釈次第だよ、

という一種挑戦的な作品です。

 

個人的にはこういう投げっぱなしの映画はあまり好きではないので、

評価としては高くないのですが、作品自体の密度はケタ違いです。

一体撮影に何ヶ月かけたんだ?というくらい凝っていて、多分に哲学的な

テーマなのかと思いきや、超ヒモ理論やバタフライ効果などの量子力学の分野に

まで話は及びます。

脚本に6年もかけたんだから、そりゃあこうなるわな、と思わないでも

ないですが、凄い映画であることは確か。

知ってる俳優さんはいませんでしたが、演技は皆さん素晴らしかったです。

 

映画でも観てスカッとしようぜ!的なライトユーザーには全く向かない

映画ですが、深く読んで独自の解釈を語り合おうぜ!的な希有な人(笑)

にはオススメです。

いずれにしても観る人を選びます。僕は選ばれませんでしたが。(^ ^;)

観終わった後、無性にランボーが観たくなりました。

どうやら僕はスカッと派なようです。(笑)

2011年5月26日 木曜日

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いまさら鑑賞記

と言っても最近映画館に行けてません。

僕の観たい映画はマニアックなものが多いので

時間に融通が利かないことが度々あります。

1日1回しか上映してなかったり、2週間で

終了しちゃったり…。

 

そうこうするうちにDVDが出るので、思い出した

作品はamazonさんにお願いして届けてもらうわけですよ。

で、最近消化したDVD作品の中で良作をいくつか。

 

・カールじいさんの空飛ぶ家

大ヒットしたピクサーのアニメ。観た方も多いでしょう。

これは凄いですね。最初の10分で涙しました。

「Mr.インクレディブル」に並ぶ傑作です。

・エグザム

超低予算で作られたシチュエーション・ミステリー。

こういう類の映画はそのセンスを楽しむモノなので

理不尽な設定や、些細な反故に目くじらを立てては

いけません。(笑)

この作品もツッコミ所は多いですが、ドキドキします。

・リトル・ミス・サンシャイン

5年くらい前のアカデミー賞受賞作品です。

家族愛を描いた作品ですが、とにかくキャラが立ちまくってて

引き込まれます。淡々と進む物語の最後には大きな感動が

待っています。

今やってるプリッツのCMはこの映画のシーンを意識している

と思われます。

・運命じゃない人

抜群に面白い内田けんじ監督のコメディ。パルプ・フィクションの

ように時系列を入れ替えることでミステリーみたいな楽しみもあって

お腹いっぱい。それでいてサイズもコンパクト。いやーセンスあるなぁ。

この次の作品「アフター・スクール」もめっちゃ面白いです。

・クワイエットルームにようこそ

これまた邦画の傑作。松尾スズキ氏原作の小説を自ら映画化。

内田有紀はじめ、キャスト陣の素晴らしさも相まって味わい深い映画に

なっております。ぶっとび映画と侮るなかれ、実は深い映画です。

・「山本高広が…きたーーー!」

ま、映画じゃないんですけどね。(笑)

ひたすら彼のネタ連発なだけのDVD。正直終盤飽きますが、やはり

彼はうまい。織田裕二よりギバちゃんの方が実はうまかったりする。

 

書いてたら、映画館に行きたくなってきました。(^皿^)

今月は「ミスター・ノーバディ」、「孫文の義士団」を観る予定。

…今度はタイミングを逃すまい…!

 

2011年5月19日 木曜日

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「ザ・ファイター」

上映館数が少ないのが不安だったけど、個人的に

すんごい期待していた「ザ・ファイター」を鑑賞。

ヤク中で元ボクサーの兄と兄にボクシングを仕込まれた

弟ボクサーの話。実話をベースにしており、兄を演じた

クリスチャン・ベイルがアカデミー賞助演男優賞を

獲ったことで有名になった作品です。

 

クリスチャン・ベイルはいつも役作りのために肉体改造を

することで有名ですが、今回も歯並びを変えたり、髪の毛を

抜いたりして徹底しておりました。…って、実話なんだから

却ってそれ失礼なんでは?!というツッコミは当然入ります。(笑)

 

ストーリーとしては至極単純で、特に面白味はありません。

ヤク中に寛大な周囲の人達にむしろイラッとくるかも。(^ ^;)

ただ、ボクシングシーンは迫力あって、弟役のマーク・ウォールバーグ

天晴れです。

 

総合評価は低いですが、役者魂を堪能できる作品です。

エンドロールで当の本人達がコメントしているのがよかった。

ベイル氏!似てないじゃん!(笑)

 

2011年4月7日 木曜日

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