いやあ、もうただただ洋ちゃん映画。洋ちゃん出ずっぱり。
あまりに洋ちゃんなので、気を抜くとなんかの番組の企画で
探偵ごっこしているように見えてくるので、注意です。(笑)
でも映画としてはしっかりしていて、非常にテンポ良く、演出も
効いてます。洋ちゃんが出ずっぱりなのも実はクライマックス
のための伏線だったり、洋ちゃんと同じ事務所のタレントをちょい役で
出したり、ミスリードのためだけに今をときめく若手女優を使ったり。
ミステリ部分はいまひとつですが、ベタなハードボイルド設定を
逆手にとって、リアルになり過ぎず、ありえねーな雰囲気になり過ぎず。
俳優陣もとても良く、特に松田龍平はついに父の遺伝子が覚醒し始めて
いる感じがします。ヒロインの小雪も設定にも助けられ、こういう映画に
不可欠なファム・ファタール役をしっかりこなしてます。
にしても西田敏行は出過ぎですな。予告編に2本も出てきたさ。(^ ^;)
ま、上手だからいいんですけど。
とにかく、突出した面白さはないですが、全体的に高得点のバランス良い
作品です。これからもっと興行収入増えるでしょうから、続編は間違いなし
ですね。原作は読んでませんけど、珍しく続編が観たい!と思った作品でした。
洋ちゃん、なまらよかったぞ!(^ ^)