院長室

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「探偵はBARにいる」

いやあ、もうただただ洋ちゃん映画。洋ちゃん出ずっぱり。

あまりに洋ちゃんなので、気を抜くとなんかの番組の企画で

探偵ごっこしているように見えてくるので、注意です。(笑)

 

でも映画としてはしっかりしていて、非常にテンポ良く、演出も

効いてます。洋ちゃんが出ずっぱりなのも実はクライマックス

のための伏線だったり、洋ちゃんと同じ事務所のタレントをちょい役で

出したり、ミスリードのためだけに今をときめく若手女優を使ったり。

ミステリ部分はいまひとつですが、ベタなハードボイルド設定を

逆手にとって、リアルになり過ぎず、ありえねーな雰囲気になり過ぎず。

 

俳優陣もとても良く、特に松田龍平はついに父の遺伝子が覚醒し始めて

いる感じがします。ヒロインの小雪も設定にも助けられ、こういう映画に

不可欠なファム・ファタール役をしっかりこなしてます。

にしても西田敏行は出過ぎですな。予告編に2本も出てきたさ。(^ ^;)

ま、上手だからいいんですけど。

 

とにかく、突出した面白さはないですが、全体的に高得点のバランス良い

作品です。これからもっと興行収入増えるでしょうから、続編は間違いなし

ですね。原作は読んでませんけど、珍しく続編が観たい!と思った作品でした。

洋ちゃん、なまらよかったぞ!(^ ^)

2011年9月19日 月曜日

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鑑賞…したい

久しく映画館に行っていません。夏休み期間中は

いわゆる子供向けであったり、家族で観に来てね的な

映画ばかりになるため、そういう商魂丸出し戦略には

頑として乗らない青臭いソロ活動家の僕としては

自然足が遠のく季節でもあるのです。

単館上映のマニアックな映画は上映期間が短すぎて、

機を逸することも多いですしね。

 

ということで、今月は活動再開の月です。

我らが大泉洋の「探偵はBARにいる」、我らがドニー・イェンの

「レジェンド・オブ・フィスト」、我らが長澤まさみの

「モテキ」…は冗談ですが、観たい映画が多いです。(^ ^)

中でも洋ちゃんの「探偵は〜」は期待大。北海道にいた時から

様々な番組や芝居、映画を観てきましたが、彼の才能は

ハンパないです。こんなにメジャーになるとは思わなかったけど。

 

スターダムに押し上げた「水曜どうでしょう」は有名ですが、

結構シリアス路線もいいんですよ。内田けんじ監督の映画

「アフタースクール」や自身が脚本、演出を手がけた芝居

「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム」なんてサイコーです。

ちなみに僕は真池龍が好きです。(知ってる人いたらすげぇ ^ ^;)

 

と、超マニアックネタを炸裂させてしまうくらい今月はわくわく

しております。

ちなみに先日DVDで観た「マッハ!参」は泣きたくなるくらい

トホホでした。問題児トニー・ジャーの復活はないのか?!

タイ製アクション映画の復興を願う!

わ〜、マニアック(笑)

2011年9月5日 月曜日

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いまさら鑑賞記

見逃した映画や、気になっていた映画の感想を紹介する

新コーナー、「いまさら鑑賞記」です。

ええ、単にDVDやTVで観た映画の感想書くだけです。

特に目新しいことではないです。念のため。(笑)

 

なんせ、「トイ・ストーリー3」が傑作すぎてテンションが

上がってしまっているわけですよ。

以前、「1作目を超える続編に出会ったことがない。」みたいな

こと書きましたが、「トイ・ストーリー3」はもう「3」まで

最初から作製するための布石としての「1、2」だったと思うほどに

完成度が高い。はっきり言って「1、2」はピクサーアニメでは

平均以下の作品だと思う(実際「3」を観るのもためらった。^ ^;)

んですが、「3」で見事に挽回できてます。

いや〜驚いた。

もし未見の方がいたら、ゼッタイ「3」まで行ってください!

 

あと、ナタリー・ポートマン主演の「ブラック・スワン」を観ようとして

予習的にこの監督の前作を観ました。それがミッキー・ローク主演の

「レスラー」。ある人気レスラーの晩年の悲喜こもごもを描く地味な

映画ですが、これがまたミッキー・ロークさんの俳優史に残る名演で、

素晴らしかった。どうやらこの監督、その俳優の実人生と重ねて映画を作る、

もしくは脚本と重なる人生を送っている俳優をキャスティングする、という

作り方をするみたいで、ミッキー・ロークじゃなきゃ撮らん、とダダを

こねたらしいです。結果、大成功だと思います。

でもなんかもう「レスラー」で満腹になっちゃて「ブラック・スワン」は

観ていないという…(笑)

 

そして極めつけは、ドニー・イェン主演の「イップ・マン 序章」。

以前紹介した「イップ・マン 葉問」は実はこの「序章」の続編でして、

日本未公開なのでした。そしたらなんとDVD化されていて、焦って(?)

観たわけです。

もうドニーさん最高です。彼はブルース・リー、ジャッキー・チェン、

ジェット・リーに次ぐ「第4の男」なんて言われたりしますが、実は

ジェット・リーとは同期だったりするベテランさんです。技の美しさは

群を抜いており、その端正な顔立ちも手伝って、非常に気持ちよいカンフー

アクションを披露してくれます。

敵役の池内博之も好演しておりさらに締まった映画になっています。

今度「序章」「葉問」と連続で観てみよう。(^ ^)

…と思っていたら、「序章」が一般公開されることになったみたいです。

行ってしまいそうだ…!(笑)

 

ではまた「いまさら鑑賞記」で。

2011年8月4日 木曜日

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「ハングオーバー2」

前作が思いがけず傑作だったので、期待を持って観た

「ハングオーバー2 史上最悪の二日酔い、国境を越える」

です。

 

話は単純で、しこたま飲んで朝目が覚めたら、ありえない

シチュエーションになっており、しかも記憶がない。

少ない手がかりを元に前夜に起きたことをたどっていく、

というストーリーです。

単純なんですが、その「ありえなさ」がぶっ飛んでいて、

一体何をしたらこうなるのよ!?な状況を一つずつ解決

していく様が、ある種サスペンスじみていて面白いのです。

 

この2作目もそのプロットは全く同じで、ぶっ飛び具合が

パワーアップしているわけです。前作の小ネタや登場人物が

満載なので、はっきり言って前作を観ていない人はオコトワリ

な感じ。よくもまあこんなこと考えつくわ、と半ば呆れます。(笑)

 

が、続編の宿命か、前作を踏襲しすぎていて、新鮮さがありません。

未だかつて1作目をしのぐ2作目、を観たことがないので仕方ないと

言えば仕方ないのですが、やはり残念。

そして足りない新鮮味を補うためか、お下品度はアップ。(^ ^;)

コメディー映画でモザイクって…。(*o*)

感動度も前作の方がはるかに上ですが、脚本、演出の妙はさすがです。

3作目もきっと観ちゃうんだろうな…。(笑)

2011年7月18日 月曜日

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「さや侍」/「127時間」

忙しかった6月の鬱憤を払うかのように、今回は豪華

2本立てです。(^ ^)

 

まずは松ちゃん監督3作目、「さや侍」です。

主演の野見さんが素人であることや、野見さんには台本を

あえて見せないといった演出法などが話題になっていますが、

僕はこれは巧妙なミスリードと見ました。

確かに野見さんの朴訥さや、シュールな笑いの数々は松ちゃん

映画らしい雰囲気を出していますが、はっきり言って退屈です。

これは「主」を隠すための「従」と見るのが妥当だと思うのです。

未見の方のために詳しくは書きませんが、松ちゃんが本当に

使いたかったのは野見さんじゃなくて竹原ピストルでしょう。

そういう眼で見ると、この映画はとてもストレートなメッセージが

浮き彫りになります。シャイな松ちゃんはそれをシュールさで覆い

隠した、と。ちょっと好意的すぎるかな。(^皿^)

そんなわけで現在、野弧禅にどハマリ中です。(笑)

 

そして2本目はあまり派手に宣伝はしていないけど、かなりの

名作だった「127時間」です。

「スラムドッグ$ミリオネア」でアカデミー賞を獲った

ダニー・ボイル監督の作品なんですが、彼の才能が本物だった

ことがよく分かります。

実話を元にした映画なので、どうしても地味になりがちな上に、

結末が分かってしまっているという大ハンデをものともせず、全く

飽きさせない作品に仕上げるあたり、センスあふれまくりです。

映画作りがうまい。西谷弘氏(←アンダルシアの監督)はよく観て

おくように。(^ ^;)

劇中はほとんど主演のジェームズ・フランコさんしか出てきませんが、

こちらは野見さんと違って、とっても巧み。(笑)

個人的には「スラムドッグ$ミリオネア」の方が好きですが、

こいつはいろんな意味で挑戦的な、満足できる映画です。

 

さあ、次は何を観るかな。

「水曜どうでしょう」のDVDも観なきゃイカンし、忙しいったら

ありゃしない。(^ ^)

2011年7月7日 木曜日

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