マサラムービーってご存知ですか?マサラとはインドの香辛料で
数種類のスパイスを混ぜ合わせたもののことです。このマサラの
ごとく、色んな要素をごちゃ混ぜにしたインド発の娯楽映画のこと
をマサラムービーって言うんですねぇ。そう、あの唐突にミュージカル
が始まっちゃうヤツです。(笑)
で、この「ロボット」も典型的なマサラムービーなんですが、もうね、
なんかね、具合悪くなるくらいにはじけすぎ。(^ ^;)
超高性能人型アンドロイドが感情を持ってしまうことが軸になる話
なんだけど、当然描かれると想像される、その倫理感や切なさなんて
一切お構いなし!ぶっちぎりだぜ!イエス!
じゃあ爽快感があるかというと、主人公は藤岡弘似のオッサンでなんと
還暦超えだったりしてまして、もうカオス直前。ヒロインも超美形なん
だけど、もうすぐ40歳という。インド人って若く見えるのね。
いやしかし、マサラムービーだって分かって観れば、まあ楽しいんですよ。
CGは日本の特撮ドラマ以下だし、脚本ははちゃめちゃだし、演出は
古いしなんだけど、妙なパワーだけは感じます。事実、前半はつい吹き出して
しまう場面もいくつか。しかしこれがまた140分という長尺で、後半は
拷問に近くなります。
「ターミネーター」と「マトリックス」と「トランスフォーマー」を
足してミキサーにかけて「チャーリーとチョコレート工場」をつまみに
藤岡弘が一気飲みして演じるとできあがりそうな映画です。(ナンジャソラ)
チャレンジ精神旺盛な方はぜひどうぞ。(笑)