院長室

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使用サプリランキング

年末年始に「2019年の○○ランキング〜!」的な企画が増える

じゃないですか。何か僕もやってみたいなーと思ったけど、趣味の

ものをここでランキングしても誰も喜ばないことに改めて思い至った

ので(笑)、無理矢理サプリメントをランキングしてみたいと思い

ます。BEST3だけだけどね。

 

1位 ビタミンB群

皆さんの予想通り、これがぶっちぎりです。厳密に言えばB群は

8種類あるので、まとめちゃダメなのかも知れませんが。やはり

エネルギー代謝全てに関わり、脳神経伝達物質合成、タンパク質

合成にまで必須となれば、これは必然です。メーカー別…にすると

誤解を招くのでよしましょう。(笑)

 

2位 ビタミンD

アレルギー性疾患、悪性腫瘍、うつ、小腸吸収能、骨代謝…と

これもまた日本人が困っている病態全てに関わる栄養素なので使用

頻度も高まります。Dの値段が比較的安いのも使いやすいところ

ですね。血液検査で過不足を評価できるのも良い部分です。

 

3位 EPA・DHA

いわゆるオメガ3系脂肪酸です。最大の効果は炎症コントロール

ですが、細胞膜を柔軟にすることで溶血対策になったり、体内で

最も多く分布する脳の機能を高めたり、と西洋薬には無い効果が

多く期待できるのが特徴です。

 

次点はマグネシウム、亜鉛です。これらも超重要なんですがミネラル

はバランス重視なので、ビタミンなどに比べると少し使い方に工夫

が必要なところがBEST3に入らない理由でしょうか。

 

逆に、むしろそんなに言うほど使わないのがヘム鉄と乳酸菌、

そしてマルチビタミンミネラルです。鉄不足の方は本当に多いの

ですが、鉄の代謝はミネラルの中でもさらに難しいので、安易な

投与は憚られます。あと保険薬で代用できる方もいるので、そんな

に使用しなかったです。

 

乳酸菌も腸内環境に必須と思われがちですが、腸内環境こそ食事が

重要なので、最初から乳酸菌頼りになることはむしろ少ないですね。

グルタミンや消化酵素が先のことが多いかな。マルチはそもそも

ほとんど使用しません。品質などの商品の問題ではなく、診断的な

側面からです。要は「大は小を兼ねる」的になってしまうので

的確な診断がしにくくなるので嫌なんです。

 

…とまあ書いてみて結局誰トクな記事よ?!とは思いましたが(^ ^;)

今年も優しい目で院長室を見守って頂ければ幸いでございます。

2020年1月6日 月曜日

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新春キャンペーン

皆様、明けましておめでとうございます。正月はゆっくりでき

ましたでしょうか?僕は、あんまり長く休むとリズムが崩れる

だろうから早めに始動しようと焦るとミスをするので、いっそ

7日まで休むか、とか考えてます。(アホか)

 

さて、今年から少しキャンペーンのやり方を変えます。これまでは

何かしら月ごとにやっていましたが、今年は不定期になります。

季節ごとや、ニーズがありそうな時にやる予定です。その方が時期

も期間もフレキシブルにできるかな、と思いまして。で、まずは

「新春キャンペーン」として「オリーブ X」を扱います。

 

これはオリーブ葉のサプリメントで、抗菌・抗ウィルス作用があり

ます。何をおいてもこの時期はインフルエンザ対策ですよね。

タミフルや漢方薬が飲めない方もしばしばみえるので、その代替

として期待できます。また、薬ではあまり予防効果は望めませんが、

オリーブ葉は予め飲んでおくと予防にもなります。お子さんが罹患

した場合や人混みでの仕事などに備えておくといいですね。

 

急性感染症だけでなく、例えば慢性口内炎や歯肉炎、あるいは

ピロリ菌除菌や腸内環境改善に使用したりもします。そこそこ

値が張るのであまり常用には向いていませんが。(^ ^;)

キャンペーン内容は以下になります。

 

・オリーブ X 1袋30カプセル入り 通常3300円(税抜)

→10%OFF 2970円(税抜) & 複数同時購入の場合は

2個目以降15%OFF 2640円(税抜)!

※期間:1月6日(月)〜2月8日(土)

 

若干カプセルは大きいけど、感染症全般に使用できて副作用の

心配がない、というのは魅力です。どうぞご利用ください!

2020年1月3日 金曜日

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総括、的な

おかげさまで本日午前をもって、無事、今年の診療を終了しました。

当院をご利用頂いた皆様、ありがとうございました。治療のお役に

立てた方もいれば、全く寄与できなかった方もみえます。嬉しい思い

も残念な思いもする毎日でしたが、それらは全て僕の経験値となり

来年からの診療の糧になることでしょう。

 

よく患者さんには「適度に手抜きしてね」なんて言ってますが、

これは「頑張ってるね、そこまでしないで休みなよ」と慰めで言って

いるわけではなく、一所懸命にやると疲れて治らんよ、と伝えた

かったりします。このまま言うと優しくねーヤツだなーとイメージ

ダウンしかねないので(笑)言い方変えてるわけです。

 

僕自身も一所懸命にやらない、というか、そうしないで済むように

準備することを心掛けています。一所懸命というのは飛行機の離陸

みたいなもので、凄いエネルギーが必要で反動で揺れたりするし

緊張を強いられます。これ自体は必要なことですが持続するのは

無理ですよね。日々の生活で常に離陸する時のような緊張が続けば

身体はもたないし、治療をする余裕は生まれません。

 

だから一所懸命にならないように工夫することに一所懸命になる

というね。(笑)あとはどんな事態も自分が望んだ結果、と思う

ことにしています。「うーん、参ったね」と思うことはありますが、

「まあ必要なことなのかな」みたいに。その方が割と解決策を

思い付くんですよ。プラス思考というか、自然思考ですかね。

ヤバイ、何か頼りないヤツだと思われてないか?!(笑)

 

全然今年の総括にはなっていませんが、来年もこんなスタンスに

変わりはないと思います。縁あって治療のお助けをさせて頂く仕事

です。少しでも役に立てるよう、こんな雰囲気でスタッフ一同

ご来院頂くのをお待ちしております。何はともあれ、よいお年を

お迎えください。また来年!

2019年12月30日 月曜日

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アレルギーは防御反応?!

アレルギー疾患と言えば花粉症、と誰もが連想するくらい当たり前

になっていますが、他にもじんま疹やアトピー性皮膚炎、喘息など

も含み、実に多彩な症状を呈しますね。

 

アレルギーとは異物に対する排除反応であり、それに付随する症状

が鼻に出れば鼻炎、皮膚に出れば皮膚炎、となるわけです。これは

言い換えれば自身にとって害になり得る物から身体を守ろうとした

反応なので、防衛手段の一つと捉えることもできます。行き過ぎた

防衛が自身をも攻撃する、とでも言いましょうか。

 

そう考えるとアレルギーの治療とは、正常な防衛反応に戻すこと、

となります。漢方薬を含む薬物療法はアレルギー反応そのもの、

あるいは随伴症状を緩和しているだけなので、本質的な治療には

なりません。症状が一過性ならば、それでも構わないでしょうけど、

通年性に症状が出続けている場合や、症状が多岐に亘ったり薬が

効きづらくなっていれば、アプローチを再考すべきでしょう。

 

とは言え、一筋縄ではいかないのも事実です。正常な防衛反応を

目標と定めても、どこから手を付ければいいかは個人差があるから

です。それでも、常に食材や細菌という異物と接している腸粘膜を

治療のターゲットにするのは近道だとは思います。アレルギーと

腸内環境の関連はかなり認知されるようになって来ましたが、

今後はさらに詳細に「どこを、どのようにするか?」を明確化

することが求められます。漠然と「ヨーグルトがいいらしいよ」

では時代遅れになるでしょう。

 

あるいは抗炎症や抗ストレスを一手に担う副腎という臓器にいかに

負担をかけないか、も議論が進むといいですね。こちらはまだ

腸内環境についてよりも遅れていると感じます。こういった視点を

持つことでアレルギーを「体質」として片付けないようにしたい

ものです。腸と副腎が良くなると、アレルギー以外にも良いことが

起こるので一石十鳥くらいの恩恵があると思いますし。

 

もしかすると活字アレルギーや数学アレルギー、はたまた仕事

アレルギー(?)も良くなっちゃうかもよ?!(笑)

2019年12月26日 木曜日

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天然と合成

天然モノと合成モノを比べたら、そりゃ天然モノの方が良さそう

に感じます。害になる物をなるべく摂らない、という栄養療法の

立場からしても、天然モノに拘るべきとは思います。

 

ただ、真の天然モノというのは野にあるそのままで無加工です

から「自然の毒物」を含有しているかも知れません。それを

取り除くのも一つの加工ですから、一概に天然モノが無害で

合成モノが有害とは言い切れません。

 

サプリメントに関しても同様で、食品添加物てんこ盛りの商品は

もちろん有害ですが、天然素材を利用して吸収効率や利用効率を

上昇させる“加工”をしたものは無害ですし、化学的に合成したもの

でも有害物質を含まなければ安全です。むしろ重要なのは各栄養素

の体内での働き方です。つまり製造段階での天然・合成の差より

も栄養素別の作用を優先に考慮した方がいい、ということです。

 

例えば脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は体内でホルモンの様な

動きをするので、なるべく自然界に存在する形で摂取すべきです。

これらが保険薬で代用しにくいのは、保険薬が自然界の姿では

ないため却って不調を招くことがあるからです。対して水溶性

ビタミン(B、C)は違う動き方をするので、天然素材にあまり

拘る必要はありません。別の理由で保険薬は使用しませんけど。

 

また栄養素を使用する時、それが治療なのか予防なのか強化

なのかで量も変わってきます。腸内環境の良し悪しも左右するで

しょう。ツールの品質はもちろん重要ポイントですが、同時に

そのツールを使う目的と適切な評価がさらに重要です。目的を

達成する最短距離を探ることに繋がりますし、余計なコストを

減らすこともできるからです。

2019年12月23日 月曜日

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