させて頂きました。夜遅い時間にもかかわらず、ご参加
頂いた先生方、ありがとうございました。
昨日のテーマは「疼痛疾患に対する漢方」でしたが、
痛みは本当に難しいです。痛みは嫌な症状の代表で、
「何でもいいからこの痛みだけ取ってくれ!」と難題を
ふっかけられる(笑)ことも多いです。
その原因は多種多様で、ゆえに治療法も多種多様であるべき
なんですが、西洋医学的にはいわゆる「痛み止め」一辺倒に
なることが多いです。最近、従来の痛み止めと作用機序が
異なる新薬が発売になりました。確かに効果はあるのですが、
副作用も多く誰にでも気楽に使用できるものではありません。
しかもやはり根本治療とはなり得ないので、もう少し深い原因に
対処でき、副作用が少なく、しかも選択肢の多い漢方薬が注目
されるのです。
こういう講演をしていると、稀に「ツムラの回し者」みたいに
見られますが(^ ^;)、別に漢方だけで何とかしようとは思って
いませんし、もともと漢方のベテランでもありません。
保険内診療で提供できる選択肢があるのに使わないのはもったいない
よね、というところが一番の本音です。