院長室

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秋はいづこ

いつまでも暑い中、この連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?暑いとは言え

朝晩は冷えるので着る物の選択に迷いますよね。僕は2日とも栄養学関連のセミナー

でしたが、やっぱ服装に困りました。迷った挙げ句半袖に長袖のシャツという、

迷った意味があまり分からないチョイスで出かけましたが、いきなり新幹線に

乗り遅れそうになり猛烈ダッシュで汗だくという計算外の事態に。(;+ +;)


そして今度は新幹線内の冷房で激サブ。セミナーは面白くて無事終了しましたが

問題はホテルなんすよ。チェックインしたてはエアコンが入っていないので暑い。

エアコンは入れたい。しかし与えられたアイテムは薄い寝間着1枚と薄いかけ布団。

ここにまた少しアルコールが入ってるもんだから判断が鈍るわけですよ。(^ ^;)

最終的にシャワー浴びたら結構いつまでも暑かったので除湿かけて寝るという作戦

でいったんですが、まー朝起きたら声が出ない。どんだけ水分吸うんだと。多分

口開けてたんだろうけどさ。


僕も見かけによらずデリケートなのよという話…ではなくて、今回のはセミナーは

新しい知識が盛りだくさんで、とても有意義でしたという話です。(ええっ)

臨床の現場で治療に還元するにはまだ時間が必要そうですが、それでも診断

レベルでは大いに役立つと思います。さらに勉強しなくては、という話…

なんですが移動中に聴いていた one ok rock がサイコーという話でもあります。(笑)

2013年10月14日 月曜日

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講演報告

昨日は大垣で漢方の講演でした。診療後の遅い時間にもかかわらず多くの

先生方に参加頂きました。僕みたいな若造がエラソーに話すことに抵抗が

あるかなとも思いましたが(^ ^;)、皆さん熱心に聴いていただけました。

ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。


しかし昨日の最大の話題は「谷繁監督、落合GM」じゃないでしょうか?

日本を震撼させ、他球団を縮み上がらせたトップニュースでしたね!(ウソ)

思えばこの2年間、ドラゴンズは暗黒時代でした。成績もさることながら、

若手が育たない、首脳陣と選手の確執、という明るい展望が期待できない

状態でした。我々からすると「それ見たことか!」というだけですが

2年で方針転換できたのは良かったと思います。


球団社長も解任し事実上「反落合」は一掃されたわけですが、地元財界は

相変わらず反落合らしいです。そんなのどこ吹く風の御本人でしょうが、

そういう態度がまたカンに触るんでしょうな。(笑)

どうも落合さんばかりがクローズアップされていますが、最もプレッシャー

なのは谷繁でしょうね。過去にプレイイングマネージャーで成功した例は

ありませんからねぇ。そのための落合GMであり、森ヘッドコーチなんで

しょうけど、このコンビが目立ってしまうようでは失敗しそうです。森さん

は座ってるだけで目立ちますが。(笑)


まあ投手再建が急務の現状にあっては谷繁&森のトップが妥当でしょう。

そこに落合テイストが加わるわけですから、期待が高まります。またドラゴンズ

が面白くなりそうですね。「代打、俺!」にも期待してます。(^ ^)

2013年10月10日 木曜日

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血液検査の意味するもの

栄養療法を診療に取り入れるようになって、患者さんには積極的に血液検査を

お勧めしていますが、その理由は「個人の客観的情報が豊富だから」です。

症状や身体所見が重要なのは言うまでもありませんが、それらはほとんどが

数値化できませんよね。より正確に状態の変化を読み解くには客観的なデータ

が必要なんです。


血液検査というと、「今年は全部A判定だったから大丈夫」とか「コレステロール

が基準値以上だった!」なんて聞きます。これらは間違いではありませんが、

あくまで基準値に入っているかどうかから判断された評価です。基準値という

のは本当に単なる基準なので、「正常値ではない」ということを是非覚えておいて

ください。


例えば、ヘモグロビンという項目は貧血の判断に有効と知られていますが、それは

ヘモグロビンが鉄を多く含むからで、ヘモグロビンが少なければ鉄も少ない、

だから貧血、という根拠です。でもヘモグロビンにはタンパク質も必要ですから

タンパク不足でも低下してしまいますし、逆に喫煙者では上昇する傾向があります。

ですからヘモグロビンの値が良くても喫煙の習慣があれば、実は低いかも知れない、

と推理しなければいけないわけです。


とまあ、こんな風にややこしいので基準値なんてものが設けられたんですが、少なく

とも、基準に入った入らないで一喜一憂するのはちょっとバカらしいことがお分かり

頂けるかと思います。その方の生活習慣や嗜好や食事、はたまた仕事のストレス

なんかを加味して客観データを読んでいく、というのが栄養療法的血液データの

活用法なんですね。そうすることで具体的な指導や治療方針が建てられます。

これからも是非、協力してくださいね!(^ ^)

2013年10月7日 月曜日

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8%かぁ

消費増税が正式に決定しましたね。既定路線っぽくて茶番とも言われましたが、

社会にどんな影響を与えるでしょうか?そういう意味では楽しみですが、ウチに

与える影響をまず考えないとね。(^ ^;)


医療保険点数には税金がかかりませんから、患者さんが病院の窓口で支払う金額は

増税後も変わりません。…んが、しかし我々が仕入れる全てのものには消費税が

かかるので、支出は増えても収入は不変なんですね。薬はまだ保険請求ができるので

いいですが、保険請求できない注射針や包帯などの消耗品はそのまま純負担増です。

まさか包帯なし!なんてわけにはいかないし。(笑)


ただ恐らく最も打撃を被るのは我々に商品を卸すメーカーでしょう。我々だって

当然同じような商品なら安いものを選びますから、安値合戦にさらに拍車がかかって

ただでさえ薄利な卸メーカーは汲々とするでしょう。牛丼の値引き合戦よりタチ悪い

かも。保険料がパンクしている国としては増税分を診療点数に還元するなんてしない

でしょうから、どこかにはしわ寄せが来るはずです。しかも増税は今後も段階的に

増える見通し…!


維新の会もみんなの党もなんか失速しちゃってるので、どうも身を切らない官僚の

望む方向へ行くような感じです。制度改革に志がある人もいるんでしょうけど、きっと

増築を重ねた旅館のように迷路になった制度に、どこから手を付けてよいのかも

分からないんでしょうねぇ。


ま、それでもオリンピックも含めて、経済が動くこと自体は悪くないと思います。

変わるにはまず動くことが何より必要ですから。

2013年10月3日 木曜日

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男性更年期

更年期というと女性の問題のような認識がありますが、実は男性にも

しっかり更年期の症状ってのがあるんです。女性の場合は閉経と共に

女性ホルモンがなくなる訳ですから、劇的な変化のためある意味症状も

分かりやすいです。のぼせや多汗、不眠にイライラなど多岐にわたります

が、ある程度誰でも分かりますよね。


男性の場合は、急激にホルモンが無くなるわけではないので症状はあまり

はっきりしないことが多く、またその症状も特徴的ではないため、診断

そのものがつかないなんてことがあります。最も多く訴えられる症状は

不眠やうつ傾向です。ですから「初老期うつ」とか「燃え尽き症候群」

なんて言われていた時代もありました。


どうもこれらの症状の何割かは男性ホルモンの減少によるものの可能性

が高いようです。じゃあやはりホルモン補充療法が奏功するのか、というと

そうは簡単ではないのです。まずは男性ホルモンは緩徐に減少するため

バラツキが多く、どの程度低下したら症状が出るかという基準がはっきり

していません。さらに男性ホルモンを補充することによる前立腺癌などの

危険性も否定できず、どれだけの量までは安全かも分かっていません。

現状は、癌を否定した上で2週に1回ほど注射薬を使用するのが一般的

のようです。


そんな時に登場するのがいつもの如く漢方薬ですが(笑)、僕の印象では

竜骨や牡蛎といった生薬を含む処方が効果的な感じです。もちろん状態に

よって使い分けるわけですが、漢方的には「気鬱」や「気逆」などの気の

異常が前面に出ている事が多いですね。でも漢方薬投与でホルモンが増える

わけではないので、どこかで頭打ちになってしまう印象もありますね。

難しいところです。


でも、男性の不眠や倦怠感も特有の病気である可能性があると言うことはもっと

認知されてもいいかなと思います。いつもお家でジャマ扱いされている(?)

お父さんにも気を配ってあげましょう。(^ ^)

2013年9月30日 月曜日

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