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タイムリーな漢方薬

安打数はあってもタイムリーが出ないのが我が

ドラゴンズの今年の傾向ですが、漢方薬治療では

常に適時打を打ちたいところです。おっ、我ながら

ウマイ。(^ ^)


さてこの時期タイムリーな疾患と言えば熱中症です。

年々暑くなるせいか、熱中症搬送数も上昇の一途

です。猛暑の甲子園、大丈夫かね?中京大中京は

勝ったようですが。


もちろん熱中症の予防・治療には水分とミネラル補給

が第一なのは言うまでもありません。その補助として、

有用な漢方薬もあるよ、くらいのレベルですが確かに

飲んでおいた方が良い場合があります。


では熱中症はどんな病態でしょうか?暑さでボーッと

して、めまいや頭痛、嘔気が出ます。口が渇いて動悸が

出たりもします。食欲が落ちて下痢をする人もいますね。

これらの症状に合致した生薬を含む方剤が適当、となる

わけですが具体的に有用なのは


・石膏、知母…冷やしながら潤します

・人参、黄耆…食欲増進して元気にします

・黄芩、黄連…強力に冷やします

・茯苓、蒼朮…めまいや下痢を抑えます


この辺り。こういった生薬を含む薬の中から患者さんの

症状に合わせてよりマッチしているものを処方している

のです。夏バテに有名な清暑益気湯という薬は上記生薬

をまんべんなく含むので、広く使用されるんですねぇ。


よく漢方薬は患者さんに合わせたオーダーメイド治療だ、

なんて言われますが、保険エキス剤を使う以上、このように

ベターなものを選んでいるだけなので、むしろレディメイド

だと言えますよね。

2015年8月6日 木曜日

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癌と闘う⑤

癌細胞に成長のルールがあるのならば、そこを逆手に

取るのが戦略の基本となります。まず糖を大量に必要と

するのであるから、当然糖質制限は必須です。しかし

癌細胞はそれに対抗して我々の筋肉を分解して糖に

変換することができるので、糖質制限だけだと筋肉が

痩せていってしまいます。


となるとタンパク補給も必須なのですが、カロリー不足

状態ではタンパク質はカロリーに変換されてしまいます

から、タンパク質本来の役目を果たせず、結局癌細胞に

対抗できません。ここが生活習慣病と少し違う所です。

生活習慣病ではどんどんタンパク質を壊す存在はいない

もんね。


となると糖質制限と並行してカロリー変換を効率化する

栄養素が武器になります。具体的にはビタミンB群と

マグネシウムです。またココナッツオイルは代謝の手間

が少なくカロリーになるし、血糖にもならないので、

とても有用です。これらでカロリー変換を維持できれば

タンパク質が活きてきます。たとえ癌細胞があっても

筋肉痩せや貧血が出づらくなります。


癌細胞そのものへの攻撃手段はどうでしょうか。これも

超甘党なのが利用できます。ビタミンCは糖と似た構造

なので、癌細胞はビタミンCを取り込みやすい性質があり

ます。ビタミンCは高濃度では癌細胞を縮小させる活性

酸素を出すので、ビタミンC大量投与が治療となり得る

のです。しかし、血中で高濃度を維持するには経口では

不可能なので点滴で行う必要があります。


あとはビタミンDが抗癌作用を有することが分かってい

ます。血中濃度が低い方は是非とも摂取すべき栄養素です。

また癌細胞は炎症も引き起こします。炎症があると栄養素

の吸収が妨げられるので、そのコントロールも必要です。

ビタミンDも抗炎症作用がありますが、EPAを追加する

とさらに良いですね。ココナッツオイルも抗炎症作用を

有するみたいですので、一石二鳥な存在で頼もしいです。


病態によって食事量にも差があるので、どのくらいこれら

の栄養素を使用するかは個人差があります。ただ少なくとも

栄養素が闘う武器になる、と言うことを知るのと知らない

のとでは患者さんの生活の質が雲泥の差になることは間違い

ないと思います。

2015年8月3日 月曜日

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癌と闘う④

癌の発生や増殖にはルールがあること、そして癌で死に

至るのは最終的に栄養失調が原因であることをお伝え

してきました。ここで日本の癌治療を改めて見てみると、

手術、抗がん剤、放射線が3大療法と言われます。栄養に

関するアプローチはありません。せいぜい食べられなく

なった時に高カロリー輸液をするくらいです。少しピント

がずれている感じがしません?


さらに、3大療法はどれも栄養障害を引き起こす可能性

があります。胃癌で胃を摘出すればタンパク消化障害は

必発ですし、抗がん剤や放射線では腸粘膜が甚大な

ダメージを受けることがあります。肉眼的な癌細胞の

除去はできても栄養障害を起こし、再発のリスクを高める、

とも考えられます。


そうすると癌の治療戦略に栄養療法は不可欠であると

言えます。しかも糖代謝が極めて重要となると、もう

これは生活習慣病と同じです。生活習慣病よりも進展が

早いなどの違いはありますが、基本的な対処はこれまでも

お伝えしてきたような3大栄養素の摂り方が闘いの

武器になる、ということです。


そう考えると少し気が楽になりませんか。癌は未知の

病気でもなければ、得体の知れない悪病でもないです。

僕たちが作り出し、自身のストレスや悪習慣で成長させて

しまうものなのです。癌を栄養療法だけで完治できる

とは思いませんが、上手にやれば飼い慣らすまでは

行かなくとも、共存できるものじゃないかと考えています。


次回は少し具体的にどう栄養素を使うのかを紹介したいと

思います。もったいぶるねー(^ ^)

2015年7月30日 木曜日

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虫刺されと湿潤療法

この季節、外での作業や旅行で困るのが虫刺されです。

夜に昆虫採集へ出かけてむしろ自分が蚊のエサに、

なんて笑えませんね。(笑←ワラットルガナ)


さて、「キズやヤケドに湿潤療法」がウチの合い言葉

ですが(今作った)、虫刺されにはどうでしょうか?

虫刺されのかゆみは注入される毒素のせいらしいですが、

かゆみはすべからく乾燥で悪化します。ということは

乾燥させないのが主眼である湿潤療法は十分効果を

期待できそうです。


実際、蚊に刺された部位に薄くワセリンを塗ってプラス

モイストをあてると結構早くかゆみが止まります。

僕は両足を同時に蚊に刺された時に、片方はワセリンで、

反対側はワセリンベースのステロイドを使って被覆して

みましたが、あまり差はなくかゆみが治まりました。

夏井先生のサイトではムカデに刺された時の対処法も

紹介されていますが、なんせこの辺りではムカデに

あまり遭遇しないので試しようがない。(^ ^;)


では、全例これで良いかと言うとそうでもありません。

それは細菌感染を起こしている場合です。掻きむしって

キズになりそこで菌が増殖した、いわゆるトビヒの状態

ではやはり抗生剤が必要です。ステロイドを使用したら

却って悪化します。また、被覆に使用するツールも、

キズパワーパッドでなく、プラスモイストが良いでしょう。


キズパワーパッドは粘着が強く、それ自体でかゆみを

起こすこともあり、注意が必要です。ちなみに、アセモ

やテープかぶれ程度あれば、重曹を水に溶かしてスプレー

するだけで改善することもあります。汗っかきな僕は

これにミント油を数滴垂らしたものを愛用しています。

お試しあれ。(^ ^)

2015年7月27日 月曜日

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ビモロー!

世界のナベアツが晩年(?)使用していたギャグは

オモロー!ですが、実はこれ相方のオモロー山下の

持ちネタというのはあまり知られていない。


という話は全く関係なくて、実は靴の話。最近では

2軍戦の方が面白いと話題の我がドラゴンズですが、

吉見や山本昌が履いているスパイクに「B」と

入っているのを知っていますか?まあ普通知らんよね。

これ、ビモロスパイクと言って、彼らがメンテナンスや

トレーニングに通う「ワールドウィング」という施設

が開発したスパイクなんです。


ソールラバーなどが個性的で、スポーツに適した機能

が売り物です。山井もビモロ愛用者で、昨年の活躍で

ビモロの優秀さが宣伝去れました。今年はバンジー

ジャンプばりの惨状ですが。(^ ^;)


このビモロ、スパイクだけでなく、一般向けのスニーカー

やカジュアルシューズも展開しておりまして、アスリート

とはほど遠い位置にいる僕も好奇心から1足注文した

わけですよ。ランニング向けの赤いヤツ。確かにこれは

軽くてフィット感もよく快適!でもランニングしないから

真価は不明!という豚にナントカ状態ですが、結構良い。

長時間外回りをするサラリーマンとか、ウォーキングを

始める方とか、あるいは膝や腰に慢性痛を抱えている方

なんかにも良いと思います。


ちなみにイチローもワールドウィング利用者で、CMで

僕と同じスニーカーを履いて軽やかに走っていました。

そうそう、そんな走りができるのよ。多分。長時間

走っても疲れないのよ。多分。

2015年7月23日 木曜日

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