院長室

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天気に左右される

いよいよ寒さも和らぎ、春への儀式と言わんばかりの

突風が吹いております。なんと風流な書き出しである

ことか。良哉良哉。

 

さてこういう気候では気圧の変動が激しいもので、

その影響を受けてしまう方が結構います。例えば、

雨なのに花粉症症状がひどい、とか、雨天前は必ず

頭痛がするとか。

 

こういう症状は意外と薬が効きません。そしてあまり

原因も分かっていませんが、漢方医学的には水毒という

病態で説明ができます。水毒とは体の水分が不均衡に

なってしまっている状態で、その症状の一つに雨天時

不調があるのです。水毒の時は舌に歯の跡が付いたり、

口の渇きが増したりしますので、思い当たる節のある

人は漢方薬が良いかも知れません。

 

上記のような水毒徴候のない人は、もしかしたら白血球

バランスの崩れがあるかも知れません。白血球は数種類

ありますが、そのほとんどは好中球とリンパ球で、この

2つの比が悪いと雨天時不調を出す傾向にあります。

そんな人は、過食や運動不足が隠れているかも知れません。

生活習慣の問題ですね。腹八分目で食後ウォーキング、

が治療になり得ます。

 

水毒、白血球バランスの崩れは同時に起こることもあり

得ます。そういう場合は漢方薬飲んで、生活習慣に気を

つけるということになりますな。あれ、いつもの提言と

一緒だな。(^ ^;)良哉良哉。

 

2016年3月28日 月曜日

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サラダファースト

糖質制限はその名の通り糖質量を減らす、または無くす

ことですが、その核となるのは食事の最初に糖質を

摂らないことです。そう言うと、「じゃあ何から食べるん

ですか!」と涙ながらに訴える人がいますが(ウソ)、

確かに糖依存の高い人はそれ以外の選択肢が浮かばない

ようです。

 

そこで登場するのが「サラダファースト」。そのまんま、

野菜から食べようね、ってことです。MEC食やケトン食

を推進する方々の中では、順番はさほど気にしなくても

良いとする向きもありますが、僕はこの方法を推奨して

います。

 

その理由は3つ。まずは一般に知られるように食物繊維は

腸内善玉菌のエサになるから。善玉菌を増やすのは、今や

何をおいても優先されること。そして2番目に糖質の吸収

速度を緩やかにするから。これで糖質を食べても急激な血糖

値上昇を招きません。最後は咀嚼せざるを得ない食材である

から。咀嚼が吸収の最初のスイッチです。

 

時短のためにスムージー!も悪くはありませんが、咀嚼回数

が少なくなってしまうので、あまり勧めていません。飲むなら

噛みながら飲みましょう。当然しっかり噛めば食事の時間も

それなりに費やすことになり、結果として過食も防げます。

なんと一石四鳥!やらない手はありませんぜダンナ&姐さん。

サラダにω3系油なんかかけちゃったらもう五鳥ですわ。満貫。

 

ちなみにサラダファーストの次にはカロリー源となるココナッツ

オイルと身体のあらゆる部品となるタンパク質の合わせ技が

お勧めです。これを元にレパートリーを考えると楽しく元気に

なれまっせ、ダンナ&姐さん。

 

2016年3月24日 木曜日

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いよいよ開幕

今週金曜日プロ野球が開幕です!恒例の開幕オーダー予想

がやってまいりましたよ。ここ数年は鉄板のベテランが

多かったため、面白味がなかったですが今年は久しぶりに

難しいねー。

 

現状、ビシエドと平田しか確定要素がないわけだけど、

森野2軍落ち、亀沢不調、ナニータ守備やべぇ、などを

勘案すると…

 

1.(中)大島

2.(二)荒木

3.(遊)遠藤

4.(一)ビシエド

5.(右)平田

6.(左)藤井

7.(三)高橋

8.(捕)桂

 

って感じだろうか。捕手は杉山の方が使われているけども

開幕先発の大野との相性を考えて桂かな。今年も捕手は固定

できないだろうから、ま、杉山との併用って方針でしょう。

控えには堂上、エルナンデス、亀沢、ナニータ、井領辺りを

配置。あ、当たってなくても福ちゃん使って欲しい。(^ ^;)

実は育成契約の多村もいるし。あ、ケガですかそうですか。

 

先発投手は相変わらず厳しいけど、意外と他球団も事情は

さして変わらないので、そこまで見劣りはしないかな。唯一

安泰っぽいのが開幕戦のタイガースなんでけども。リリーフ陣

では浅尾、岩瀬は今年もいないけど高橋聡文の穴は岡田、

小川で埋められそうだし、又吉、田島、福谷は昨年の経験が

プラスになっていると思うし。…思わせて。(笑)

 

今年のタイガーズは強敵と踏んでいますが、開幕カードは

大野とネイラーで2勝、頂きましょう!次のカープ3連戦

では若松とジョーダンで2勝頂きます!山井はルナにボコ

られるでしょう!(笑)いやー楽しみだ!

2016年3月21日 月曜日

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しびれの治療

通常、しびれは神経に由来する症状とされます。なので

神経の異常があるかないかを調べるのが常套で、診察で

感覚や運動の検査をしたり、MRIで神経圧迫がないか、

などを見ていきます。

 

しびれが難しいのは、こういった一通りの検査でも異常

が見られないことが多々あるからです。ヘルニアや脊柱管

狭窄があって神経を圧迫しているとか、脳梗塞があった

とか、ガングリオンが神経の傍にできたとか、長期にわたる

糖尿病歴とか、意外とこういうケースは少ないものです。

 

そもそも痛みだってかゆみだって神経を介して感じる症状

なのですから、しびれに特化した異常を見つけようとする

ことに無理があるのかも知れません。画像検査や理学所見は

もちろん重要な情報源ですが、そこに異常がないから問題

なし、とはならないわけですね。

 

そこで持つべき視点は、一歩引いて、神経の修復に問題が

あるのではないかとか、神経過敏で感じやすい状態になって

いるのではないかとか、などです。修復に問題があるとする

ならば血流が悪いかも知れないし、過敏になっているのなら

ストレスが隠れているかも知れないな、と可能性を広げて

いくわけです。

 

こういう時に頼りになるのが漢方医学的な解釈だったり、

栄養学的な視点だったりするので、僕はこの2つをとても

重宝しています。漢方好きの医者とか、食事にうるさい医者

とか思われがちですが(笑)、解決に導く可能性がある

からやってるだけなんですよね。少なくともしびれの特効薬

なんて現状存在しませんから、画像異常がない場合、

この視点は必須だと思っています。

2016年3月17日 木曜日

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就職、退職あるいは転職

今日はあいにくの天気ですが、蛍の光とサクラの季節です。

実はこの職場の変動時期は、体調を崩す方がとても多い。

感染症やアレルギー疾患、精神的な問題まで幅広く見られ

ます。

 

仕事ってお金を稼いで気分良く暮らすためのもの、という

側面があるにも関わらず「苦痛のタネ」になってしまって

いるように見受けられます。日本人は忠実で真面目という

民族的特徴とも言うべき資質があるので、どうしても自分を

後回しにしてしまいがちです。

 

「自分がいないと回らない。」

「家でもやらないと貯まってしまう。」

「常にオンコールに備えている。」

「いつ来られるか分からないので多めに薬が欲しい。」

 

はたまた、

「趣味がないので仕事がないとどうしてよいか分からない。」

「復帰したいけど身体が言うことをきかない。」

「上司に進言しても聞いてもらえない。」

 

などなど。こういう発言をされる人は、押し並べて優秀な方々

です。責任感があって優秀だから職場でも重用され、また

新たな責任を背負い込む、という連鎖ですね。仕事が手段で

なく目的になってしまっている感じ。僕なんか繊細そうで

詰めが甘いとか、煮詰まると趣味に逃げるとか、そもそも

全力疾走しないとか(言ってて悲しくなってきたぞ ^ ^;)

結構いい加減なので、こういう方達と接すると凄いなと思う

けど同時にそこまでせんでも、とも思います。

 

せっかく優秀なんだから、仕事をするための大事な「道具

である自分」を効率よく使うための戦略を考えたらいいと

思います。睡眠薬や痛み止めや下剤を使ってその場しのぎを

するのは道具の質が下がって仕事の効率は悪化するばかりです。

決してベターな戦略とは言えないですよね。自分の身体が楽な

時が仕事も一番効率的なんですよ、きっと。

2016年3月14日 月曜日

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