いよいよ寒さも和らぎ、春への儀式と言わんばかりの
突風が吹いております。なんと風流な書き出しである
ことか。良哉良哉。
さてこういう気候では気圧の変動が激しいもので、
その影響を受けてしまう方が結構います。例えば、
雨なのに花粉症症状がひどい、とか、雨天前は必ず
頭痛がするとか。
こういう症状は意外と薬が効きません。そしてあまり
原因も分かっていませんが、漢方医学的には水毒という
病態で説明ができます。水毒とは体の水分が不均衡に
なってしまっている状態で、その症状の一つに雨天時
不調があるのです。水毒の時は舌に歯の跡が付いたり、
口の渇きが増したりしますので、思い当たる節のある
人は漢方薬が良いかも知れません。
上記のような水毒徴候のない人は、もしかしたら白血球
バランスの崩れがあるかも知れません。白血球は数種類
ありますが、そのほとんどは好中球とリンパ球で、この
2つの比が悪いと雨天時不調を出す傾向にあります。
そんな人は、過食や運動不足が隠れているかも知れません。
生活習慣の問題ですね。腹八分目で食後ウォーキング、
が治療になり得ます。
水毒、白血球バランスの崩れは同時に起こることもあり
得ます。そういう場合は漢方薬飲んで、生活習慣に気を
つけるということになりますな。あれ、いつもの提言と
一緒だな。(^ ^;)良哉良哉。