院長室

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愛国心とか国益とか

そろそろ皆さんもお盆休みが終わる頃でしょうか?憂鬱な気分で

通勤してるかも?!(^ 皿^)

僕も無事大学の合宿に参加してきまして、筋肉痛バリバリでは

ありますが、充実した休みでした。オリンピックが終わったのを

実感します。(←関係ない)


オリンピックには興味ないとは言っても、やはりメダルを獲った方

たちの言葉や表情には感動しました。特に女子バレーや女子サッカー

ではもらい泣きしたようなしないような…(笑)

他にも団体競技の躍進が目立ちましたが、「絆」に敏感な時だけに

大きな感動を呼ぶ原因になりましたね。

ただこういう国別対抗戦はどうしても自国エゴな報道になるので

あまり公正な意見が聞けないのが困りものです。総メダル数を

自慢するのであれば他国との比較を載せるべきだし、メダルを

獲っていない競技でも活躍した海外の選手を紹介して欲しいです。


なんだかんだで実は結構観てるじゃん!ということが発覚してしまい

ましたが(笑)、メダル獲得選手への報奨金がギリギリだったという

オチに免じて許してください。


各国の愛国心は確かに感動を呼びますが、ここ数日の韓国、中国の

動きは愛国心を政治的に利用しているだけで、国民をバカにしている

ようにも感じます。中国や韓国の皆さんには、政治主導者に煽られ

ないで、広い視野で冷静に判断してもらいたいです。もちろん日本

国民にも言えることですけど。


どうしても終戦記念日周辺は、こういった動きが盛んになりますね。

靖国参拝、慰安婦補償…解決は難しいと思いますが、素直に戦没者の

供養を先んじるのがスジですよね。すべて政治的な駒としか見ていない

と結局は人民の心が離れていくものだと思いますが、これは甘い考え

なのでしょうか?

押しの強い隣国には及び腰で、与党は分裂、野党も自利に走り、さらに

河村さんと大村さんも決別で、外交も国も地方もなんか頼りないこと

だらけですが、こういう時こそ本質を見失わない行動を取るべきだと

思います。尖閣に上陸した人をしっかり裁判にかけられるか見物です。


終戦記念日だったから、というわけではないですが、僕も平和な世界が

いいなぁと思います。ことを荒立てないことが平和だと勘違いしている

人も多いようですが、色んな人種がいるこの世界では、平和は、公正な

判断と一定の妥協をフル動員して、つまり何もしないのではなく努力して

得られるものだと思います。

2012年8月16日 木曜日

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「おおかみこどもの雨と雪」

まさかの2回連続映画レビューですが、それも致し方ないほどの傑作映画

でした。テレビCMを見ると「好きになった人は狼男でした。」なんて

言ってるのでファンタジーかと思っている人、損してます!批評サイト

なんかで「幼女に猫耳で萌え狙いのあざとさ」なんて書かれてるので敬遠

してる人、損してます!

 

確かに狼男が実在することが前提になっていますのでファンタジーでは

ありますし、かわいい子供がちっちゃいオオカミに変身するのは萌え

たりもするでしょう。(僕には分かりませんが ^ ^;)

しかしこのアニメはそんな些細で品のない寸評なんて消し飛ばすほどの

破壊力を秘めています。内容は一言で言えば「母と子供の成長記」で

しょうか。

 

よくある題材のように思えますが、表現の仕方が押しつけがましくなく、

また極力説明を排除することにより詩的な雰囲気を醸し出しています。

そしてこのアニメの自然のみずみずしいこと。人間と自然をとても

愛おしく描けていることに感嘆します。終始主人公達との距離感を保って

いるのも素晴らしい。この手のテーマだとついつい主人公の口を借りて、

必要以上に愛を叫ぶ(笑)ものですが、そういう興ざめをさせていない

ところに好感が持てるんですよね。

母役の声優は宮崎あおいさんでしたが、やはりこの人は上手い。間違い

なくこの映画の完成度を上げていました。

 

はっきり言って全然子供向けではありませんが、でも子供にはアンパンマン

よりこちらを見て欲しいですね。(笑)

「ダークナイト ライジング」と今作で、早くも今年度の洋画邦画No.1が

出そろってしまった感があります。「踊る大捜査線〜FINAL」はダメでしょう。

観るけど。(^皿^)

 

いやしかし、宮崎駿監督の後継者はもしかしたらこの細田守監督かも…!

吾朗さんでなく。(悲)

 

2012年8月9日 木曜日

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「ダークナイト ライジング」

そもそも僕はバットマンのファンでもないし、クリストファー・ノーラン

監督のファンでもなく、単に主演のクリスチャン・ベイルが好きだから

このノーラン監督による「新バットマン3部作」を観ることにしたんです

よね。いや〜、最初の「バットマン ビギンズ」から観てて本当に良かった。(笑)

 

正直「ビギンズ」はそれほど面白くなかったんですが、2作目「ダークナイト」

で大化けします。なぜ「バットマン」ではなく「ダークナイト」という題名

になったのかを考えると、大変に深く考えさせられる傑作でした。敵役の

故ヒース・レジャーも神がかり的でしたけど。

 

で、今作。前作が傑作で、しかも今回で完結となると、これまた期待と不安

で異常なプレッシャーなわけですよ。(って僕が作ったワケじゃないけども。)

「上映時間の長い映画に良作なし」が持論の僕にとっては、165分は不安

材料でしたがこれは全くの杞憂に終わりました。良質の映画が2本分つまって

いるといった感じです。(苦しい言い訳? ^ ^;)

 

世論に訴えかけるようなスケールの前作に比べると、私憤に終始する今作は

前作に劣ると見る向きもあるようですが、きちんと “ダークナイト” の人生を

終わらせて、しかも最後にサプライズも用意するという離れ業を成し遂げた

今作は僕にとっては前作以上の満足感です。映像も大変な情報量で、今シリーズ

常連のゲイリー・オールドマンやマイケル・ケインの好演も光り、紛う事なき

傑作です。アン・ハサウェイ演じるキャット・ウーマンにも惚れちまうって

もんですよ。(ええっ!?)

 

観終わった直後に「もう1回観たい!」って思える数少ない映画です。ちなみに

会員更新して「次回1000円チケット」をもらったから本当に観に行くと思う。(笑)

「ビギンズ」「ダークナイト」未見の方は、オリンピックを犠牲にしてでも

鑑賞してから本作を観てください!(^ ^)

2012年8月6日 月曜日

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結構混んだ

七夕連休明けでウチも珍しく(^ ^;)混み合いましたが、

混んでいると、患者さんの中には「薬だけちょうだい!」

とか「待てない!」と言う方がみえます。


まず薬だけの処方は「無診療投薬」といって法律で禁じられて

います。外出できない、などの理由で家族が代診する場合は

仕方がないと思いますが、それでも基本的に窓口のやりとり

だけで薬を処方することはできません。


また「どうしても待てない。」という方には済みませんが、

出直してもらうしかないです。再診で処置が早く済む場合などは、

繰り上げて先に診させてもらうこともありますが、基本的に

来院順となります。


予約制にすれば、という声もないではないですが、予約制に

すると1日の診察患者数の上限が決まってしまいますから、

それで収入を確保するためには個人単価を上げざるを得ません。

保険点数は決まっていますから、勝手に上げる訳にもいきません。

そうすると自由診療にするしかないんですね。

総合病院の特殊外来などは予約制ですが、これは他の部門から

十分な収益があるからで、ウチのようなクリニックでは予約制

は現実的には困難です。


AKA−博田法や遠絡療法などの保険適応外の治療については

自由診療、予約制でやってますが、これは診療時間外に行って

いるからできることです。

患者さんにとっても、医療サイドにとっても現行の医療保険制度

では色々と不便が増えています。制度の経年疲労といった所で

しょうか。市民病院なんて、紹介状なしで行ったら半日くらい

待たされるもんね。(x_x)

「社会保障の一体改革」の中に医療改革も入れて欲しいです。

あ、これは増税のための釣り文句でしたね。(笑)

2012年8月3日 金曜日

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震災現場

今年の七夕祭り休暇は岩手・一ノ関〜宮城・気仙沼の

旅でした。親族に震災で家屋を流された人がいるので、

お見舞いも兼ねてです。


気仙沼の親族はもう中古の家も手に入れ、元気に逞しく

生活されていましたが、やはり現場を目の当たりすると

言葉を失います。1年前にテレビで見たパチンコ店や

スーパーがそのままの形で残っています。陸前高田町まで

足を伸ばしましたが、人が住んでいた形跡を探すのが難しい

ほどに全て無くなっていました。


被災した親族は家が流された後、近くのビルの屋上に避難

しますが、辺り一帯が火の海になって逃げられなくなり、

2日後にヘリで救出されたそうです。「同じ被災者でも

家族を無くした人には掛ける言葉が見つからない。」とも

言っていました。


気さくに家族総出で歓待してくれましたが、その逞しさ

と気遣いに僕たち家族一同もとても感激した次第です。

津波被害は僕たちにはもう “過去の事故” みたいになりつつ

ありますが、決してそんなことはないと痛切に知らされた

旅でもありました。


愛知に負けないくらい暑くて、かなりヘバりましたが(笑)

貴重な経験と元気をもらえて感謝しています。

2012年7月30日 月曜日

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