院長室

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予約制はムズい

電話の問い合わせなどで、「診療の予約をしたいのですが」と

聞かれる事があります。既に受診されている方からも予約制に

してくれたら、と言われることもあります。さて。。。

 

予約制については事あるごとにスタッフとも検討しているの

ですが、なかなかに難しいのが現状です。栄養療法をやっている

とどうしても診察時間は長くなるので、他の患者さんをお待たせ

することになります。空いていると「ラッキー」と言われたり

するのも本当は心苦しかったりします。

 

もしも予約制にすると、診られる人数が制限されるため経営的

には単価を上げざるを得ません。つまり予約料、という形で

別料金が発生します。またキャンセルや変更がつきものなので

調整のためスタッフの負担は増えます。

 

個人的に一番予約制に踏み切れない理由は診療内容の制限です。

例えば「栄養療法の検査結果説明だけは予約診療に」とすると

確かに患者さんもこちらも楽ですが、同時に「予約診療でない

方には説明しにくい」という弊害が産まれます。患者さんに

質問されて「いや、それは予約診療の範疇なので」と断るのも

嫌です。

 

栄養療法専門クリニックなどでは予約診療は当たり前なので、

多分そうするのが時代の流れなんでしょうけど、もう一つ、

僕は「専門家になりたくない」というポリシーもあります。

専門=それ以外知らん、みたいになっちゃうのが嫌なんすよ。

自分でも知らず視野狭窄になりそうだし。

 

どう?ムズいでしょ?(笑)そんなわけで、ウチでは善後策

として診察時間が長引いて患者さんをお待たせしている時は、

一旦診察を切って、診察順を変えて対応しています。今の所は

これが妥当かな、と思っています。どうぞご理解ご協力のほど

お願い申し上げまする。m(_ _)m

2018年8月27日 月曜日

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