院長室

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バリアフリー

足の不自由な方に配慮してスロープを作るとか、段差をなくす

とか、そんな構造をバリアフリーと言いますが、もちろんそれは

必要なことと思います。

 

けれどそんな優しさがあだになる場合もあります。それは有害

なものに対してもバリアがフリーになるから。建築物であれば

虫やほこりは侵入しやすくなりますし、人体であれば菌や抗原に

なり得るものが容易に取りこまれることになります。

 

ただただフリーパス状態にしてしまうのは思わぬ弊害を招きます。

例えるなら空港の税関でしょうか。ここの機能が麻痺してしまった

ら、薬物や武器まで勝手に輸入されるわけで、治安は乱れるで

しょう。我々の身体ならば税関が腸や皮膚で、治安の悪化は

アレルギーです。

 

人体と建築物を一緒にするのはやや乱暴ですが、良いものは

通して、不要なものは通さない工夫こそが重要です。腸内環境の

重要さが叫ばれて久しいですが、その目的がしっかり認識されて

いるかは心許ない気がします。せっせとヨーグルトを食べて

カゼインのせいで腸が荒れてしまっていたとしたら、本末転倒

この上なしです。乳製品が悪いのではなく、その方の目的に

沿ったツールになっているかを知っているかがキモです。

 

要は病態分析の重要性ってことですな。回りくどいのは歳の

せい?!(笑)ちなみに住居等のバリアフリーもバネ構造

などで通る時だけ倒れる敷居とか、手動でスロープにできる

カバーとかできそうなんだけどなー。しげぞう爺さんなんて

杖を振るだけで階段をスロープにできるんだから。NGK

限定だけど。

 

2018年8月6日 月曜日

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