暦では秋を迎えましたが、まだまだ厳しい暑さが続きますね(+_+)
一日中エアコンの中、という人もいるでしょう。
今は熱中症や脱水が怖いですから、エアコンは欠かせませんね。
来院された年配の方が、急に下痢になって2日でおさまった。と報告してくれました。
食欲あるし腹痛もないし、あれは何だったのかな?と不思議がっていました。
この症状を東洋医学的に考えてみます。
この方は暑いのが苦手で、一日中エアコンの中で過ごしていました。
暑いと汗をかいて放熱しますが、エアコンの中にいると毛穴が開かないため放熱することができず、体内に熱がこもります。
下痢は、このこもった熱を排出するために起こる反応の一つなんですね。
他にも、咳や排尿などもこもった熱を逃がすための反応です。
このような反応が出ている時に、下痢止めやせき止め薬を飲んでしまうと熱を排出することができず、他の熱の症状(めまい、ほてり、かゆみなど)を招くことがあります。
だらだらと汗をかき過ぎるのは良くありませんが、ある程度汗をかいて放熱することも必要です。
朝や夕方など少し涼しい時に、散歩など活動的なことをするのがおすすめです。
それはムリ!という方は、時々窓を開けて温かい空気を入れましょう。自然と毛穴が開いて放熱してくれます。