院長室

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医・食・住?

日本医師会会長の「医療が一番!」発言が物議を醸しております

が、そりゃまあ医療が重要なのは誰でも知ってることで、会の

トップが産業の貴賤優劣を述べるのはいかがなものか、ってこと

で炎上騒ぎになっているんですね。

 

特にコロナ感染に関しては、最初の混乱から半年以上の時間的な

猶予がありました。冬に再拡大するのも想定内でした。ならば

先手を打った対策ができたはずなのに、この期に及んで再び強度

の自粛を要請する、しか言えないことが火に油を注いだんでしょう。

同じ医療者としてなんか申し訳ないっす。(^ ^;)

 

生活の基本は衣・食・住ですが、それすらも別に優劣を決めて

いるわけではなく、これらが疎かになると生きていけないよ、

ということです。医療に置き換えて言えば、僕は食欲、睡眠、

排泄が重要と考えています。食べたいというより時間が来たから

食べてる、眠れてはいるがリアルな夢を見る、排便しても残った

感じがする、などは病気とは言えないですが、不調のサインと

捉えます。

 

敢えて優劣をつければ、やはり食欲でしょうか。食欲があっても

すぐに満腹になってしまう、とか腹が張って途中でやめてしまう、

とか、逆に異常に食欲があってすぐに腹が空く、なんてのも実は

サインだったりします。こういう場合は原因はさておき、効率

よく吸収されていないことがしばしばなので、結局様々な不調を

招いてしまいます。

 

栄養学的に云々よりも、まずはゆっくり時間をかけて食べること

が何より大切です。仮にとても良いものばかりの献立でも早食い

しては元も子もありません。それが消化の負担になり上記のような

サインを誘発し得るのです。自粛要請の影響で忘年会こそ減って

いますが、年の瀬で忙しなかったりそれこそコロナで様々な

ストレスにさらされていたり、と食べる時間にゆとりを持つこと

を忘れがちではないでしょうか?

 

じっくりよく噛んで、たまに微笑んで(笑)食べることが健康

への入り口です。

2020年12月24日 木曜日

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熱戦

いやー、近年稀に見る熱戦でしたね。え?もちろんM−1グランプリ

のことですが、何か?しっかり書くと3部作くらいになる(笑)の

ですが、触れないわけにはいきませぬ。なんせ1年で1番楽しみな

日でしたから。(エエッ)

 

今年のM−1は初出場組が多く、全体的に知名度が低いコンビが

占めていたため結構前評判は低めでしたね。でも蓋を開けてみたら

かなり高いレベルで拮抗してて、良い意味で期待を裏切られました。

決勝3組は本当に甲乙付けがたかったでしょう。審査員に同情

するわ。まあでもM−1の審査員は的確なコメントをするので凄く

勉強になるでしょうね。ネタ直後にレジェンドが解説してくれるん

だもの。THE W の審査になっていない審査員のコメントに比べる

と雲泥。(^ ^;)まああれは人選おかしいと思うけど。

 

漫才という視点で見れば見取り図が正解なんでしょうけど、LIVE

での一発イベントは当日の爆発力にどうしても左右されてしまうので、

マヂラブでいいとは思う。だが結局、全体的に奇をてらったネタが

増えるのでは?という危惧もあるのですよ。技巧で攻めるか意外性

で沸かすか、戦略は難しい。ただ、両立できないわけではないし、

それをやってのけてスターになったのがサンドイッチマンなので、

これからも極端に振れず、ハイブリッドなネタを目指して勝負して

欲しいと思うのであった。(←誰?)

 

あとテレビだから仕方ないけど、エグいくらいCM多かったし、

過剰に漫才師を勇者扱いするのは却って醒める。最終発表前のCM

はもはやネタなので許すが、開始前30分はほぼいらんやろ、と。

芸人さんの素顔とか生活とか興味ないわけじゃないけど、まずは

純粋な気持ちでネタを見たいので、余分な演出は邪魔くさいのよね。

まあ人気商売の側面もあるから、ネタ以外にも個性を売りにする

のは間違いじゃないけどさ。ただ観る側がそっちに引っ張られると

またネタの純度が落ちる気もする。敗者復活も相当にレベルが

高かったけど、明らかにスベっていたぺこぱが3位ってのがその

象徴かな。ちなみに僕は、学天即、コウテイ、からし蓮根に投票

しました。推しは滝音。ランジャタイはやべー。

 

でも1日中活きの良い漫才漬けになるってのは幸福ですな。感謝

です。結構疲れるけど。今日は休診にしようかと思ったけど。(コラ)

…というわけで、第1部完。えー、やっぱ3部作なんかい!

もうエエわ、どーも、ありがとーございましたー!(^ -)

2020年12月21日 月曜日

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「から」「しか」をやめる

今年もあと2週間あまり。忘年会が中止になったりで自宅で

過ごす時間が長くなることでしょう。で、いつもより留意して

欲しいのが糖の摂り方です。

 

これも耳タコでしょうけど、糖質制限と糖質摂取量減少は同義

ではありません。糖質制限の最大の目的は血糖値の乱高下を

防ぐことで、それを達成するには量を減らすことは無意味では

ないですが、最初にやるべき事ではありません。

 

血糖乱高下はインスリンの過剰分泌の結果です。インスリンは

血糖降下作用のある唯一のホルモンですが、それゆえに高血糖

になると一人で頑張ります。なんせ代わりが居ないので。孤独

なヤツなんですよ。(笑)で、それが続けば疲弊します。疲弊

しても代役がいないので人数を増やして対処しようとします。

これが空腹時のインスリン過剰に繋がります。こうなると少量の

糖質でも過剰にインスリンが出てしまうので、却って低血糖反応

を起こすようになってしまい、結果また糖が欲しくなるという

悪循環に陥ります。

 

血糖の乱高下が起きると、それを補正しようと今度は血糖上昇

作用のあるホルモンが過剰分泌されます。この代表がアドレナリン

で、交感神経刺激作用も有するため自律神経症状を伴うように

なってしまうのです。とにかく血糖値は穏やかに推移するのが

一番良いのです。

 

そのために最も効果的なのが「空腹で糖を摂らないこと」なん

ですが、こう言うとどうも「糖を食べるな!」と言われていると

勘違いして、この世の終わりみたいな顔をされる方がみえます

が(^ ^;)、誤解を招かないために最近は「から」と「しか」を

やめてね(ニコッ)、と言うようにしてます。つまり糖「から」

食べるとか、糖「しか」食べないってことを慎むという指導です。

まあ「しか」は「から」に含まれちゃうんですけど、なんか

ゴロがいいんで。

 

外食を控えて経済が冷え込み、おまけに自身の体調を崩しては

ほんとうに悲惨な年末年始になってしまうので、ケーキやモチ

やフルーツやパスタやサンドイッチやビールや日本酒や白ワイン

なんかは「から」「しか」NGでお願いします!

2020年12月17日 木曜日

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自ら命を絶つことなかれ

あまりメディアでは取り上げられていませんが、自殺者が増えて

います。特に8月以降は急増しています。失業率と自殺者数は

相関するので、やはりコロナ禍での経済停滞が関与しているもの

と思われます。

 

もともと日本は自殺が多い国です。勝手に考察してみると、宗教

の影響があるのかな、と思います。キリスト教では自死は御法度

なので、そもそも自殺という選択肢がないのに対して仏教では

死は「救い」の側面もあるので自死に対する罪悪感が薄いのでは

ないかと。日本独自の風習として切腹があるし、特攻だって自死

に変わりはないのだけれど賛美されたりします。いずれにせよ、

欧米に比べ自死のハードルは低いようです。

 

とは言え、経済停滞のせいで自ら死を選ぶのは誰一人として喜び

ませんし、国にとっても大変な損害です。生産能力がある人が

居なくなるわけですから。自分は必要とされていない、と感じる

かも知れませんが生きているだけで国に必要とされていますから。

 

哀しいのは中高生の割合も増えていることです。彼ら彼女らは

経済的な直接のダメージ、というよりは単純に絶望しただけなの

でしょうか?自分の命だから勝手でしょう?と思うかも知れない

ですが、遺された人は甚大なダメージを喰らうので是非やめて

欲しい。若い親子が心中、なんてニュース、少なくとも僕には

大ダメージですからね。

 

実は11月は自殺者数が減ったので(前年よりは多いけど)、

もしかしたらGoTo事業で経済や雰囲気が少し上向いたおかげ

なのかも知れません。だとしたら、再度GoToを中止することは

自殺の再増加につながるし、ならばそれは国が国民を殺すこと

と同義になってしまいます。もちろんコロナの感染死も増えたら

困りますが、「命を守る」と叫ぶならむしろ今は自死を減らす

ことを最優先にしないと矛盾です。

 

今夜「THE W」。お見逃しなく。(^ -)☆

2020年12月14日 月曜日

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健康教室、これから

遅くなりましたが、来年1月〜3月の健康教室の日程をアップ

しました。これまで月に3回開催しておりましたが、1月からは

2回になります。

 

実はコロナ感染前から検討していたことなんですが、健康教室を

動画配信に移行していく計画だったんです。どういう形式が

ベターか探っているうちに時短営業やら自粛要請やらで、一時

教室自体を休止することになりました。

 

コロナ拡大の中、様々な業種でリモート勤務やオンライン会議、

オンライン宴会(笑)などが模索され、一定程度は定着する

雰囲気ですね。そうなってくるとやはり教室も動画形式がより

しっくり来るのではないか、と思い実行に移すことにしました。

すぐにはこちらも無理なので(^ ^;)徐々に移行していきます。

 

ひとまず1月〜3月は試験的な運用になると思います。なんせ

まだ詳細決めてないし。動画配信にすることで、いつでも好きな

時間に、好きな端末で視聴できる、というのが最大のメリット

です。現在の開催時間は融通性がなかったですから。また、

これまでは基本的に当院受診者に限定していましたが、遠方の

方や未受診だけど栄養療法に興味がある方にも見て頂けるので

栄養療法を広める、という活動にもなります。きっと。(笑)

 

逆にいつでも見られる利便性が却って視聴の妨げになったり、

PCやスマホが苦手な人には煩わしく感じてしまうかも知れません。

とは言え、これからも来るであろう感染の波によって、活動を

制限されるのはうっとう…いや、めんど…いや、混乱を招く

でしょうから(笑)、施策に左右されない動画形式がトータル

ではメリットかなと思っています。

 

都度、情報更新していきますので、どうぞご期待下さい!(^ ^)

2020年12月10日 木曜日

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