院長室

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半年過ぎちった

早いもので今年ももう半分が経過してしまいました。思えば元旦に父が倒れてから

怒濤の日々でした。父はまだ入院中で、復帰できたとしても今まで通りの診療は

無理っぽいので、日野医院の方は閉めようと思っています。急にだと患者さんが

混乱しますので、まあ年内を目処に進めていくつもりです。クリニックの方の

体制も変えざるを得ないので、また都度報告していきます。


ケガの功名というか、おかげで皮膚科の患者さんを診る機会が増えました。もちろん

専門的な知識も経験もないので、僕の能力を超えそうなものは紹介していますが、

皮膚疾患ほど治療の「深さ」を感じるものですね。漢方で言うところの本治と標治

です。一般的な外用剤はかゆいところや赤いところに塗布するものですが、これは

もちろん一番浅い治療ですね。皮膚疾患の多くはアレルギーに起因しており、つまり

皮膚疾患の多くは腸に異常があると考えられます。そうすると腸内細菌を始めとした

腸内の環境を整えることが根本治療になりそうです。しかしながらそれではすぐに

かゆみは取れませんから、外用剤を主に食事を整えていく、という方針が正解の

ようです。


漢方薬は腸に作用するものがやたら多いので、実は皮膚疾患の根本治療に近い部分に

作用するのではないかと思っています。また外表に作用するものもあるので、外用薬の

助けになるものもあります。皮膚外用薬と食事指導、そして両方の助けになる漢方薬、

という組み合わせが僕が提供できる現在最善の治療です。外用薬に関しては父のノウハウ

と熟練のスタッフがいますので、ここはおんぶに抱っこで(^ ^;)、これからもできる

範囲で皮膚科疾患とも付き合っていきたいと思います。特にこれからの時期はアセモ

や水虫など、患者さんが増えますのでビクビク…じゃなくてワクワクです。(笑)

2013年7月1日 月曜日

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糖質制限レシピ本

相も変わらず、日々の診療では糖質制限&高蛋白食の指導を続けて

おりますが、ある程度理解が進んでくると必ず言われるのが、「ネタ

に困る。」です。お笑い芸人の苦悩みたいですが(笑)、食事は毎日

のことなのでマンネリでは飽きてしまい “ 楽しさ ” が要求されるわけ

です。


そう考えると、僕なんかは食べるばかりで献立に悩むこともないし、

結構同じものでも材料がよければ苦にならない方なので、なるほど

ネタに困るという感想は新鮮で、ハッとさせられました。つまり

そこを後押しできればもっと糖質制限も積極的に採用されるのかな、と。


で、探してみると糖質制限のレシピ本は意外と多いのですよ。糖質制限

の大家、江部先生監修の本から廉価を売りにしたレシピ集まで、それこそ

「糖質制限、レシピ」で検索すると猫も杓子も糖質制限と言わんばかり

の賑わいです。そんな中、オーソモレキュラー療法の溝口先生監修の

レシピ本が最近出版されました。「脳からうつが消える低糖質レシピ」

という題で、なんか「うつ病」をターゲットにしているみたいですが、

中身は全くそんなことがなく、むしろ正統派のレシピ本でした。


特筆すべきは、上沼恵美子のおしゃべりクッキングのお株を奪うかの

ような「お手軽さ」です。人気の簡単スピードメニューみたいな。(笑)

これは他の本にない特徴かも知れないですね。どの栄養素を強化した

メニューなのかも分かりやすいので面白いです。こんな僕も作る気に

なっちゃうよ!というのは完全に過大宣伝ですが(コラ)、どの本を

買おうか迷ってらっしゃる方にはオススメしたいと思います。


なんか単なる宣伝みたいになっちゃいましたが、もちろん一銭ももらって

おりませんので、純粋な心で記事を読んでもらうと助かります。(^ ^;)

2013年6月27日 木曜日

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まさかのエガちゃん!

この記事は一体誰得なのよ!?という疑問も当然かとは思い

ますが、いたく感動してしまったので一応。(^ ^;)


これは「figma  江頭2:50」という商品で、このfigma

シリーズは低価格&ハイクオリティーで人気なんですが、

ちょいちょい意表を突くラインナップを放り込んでくるので

気が抜けません。(笑)エガちゃんの試作画像を見た時は

「マジか!?バカじゃねーの!?」と思いつつノータイムで

予約したというね、お前がバカじゃねーかと。


いやしかし、これまたデキがすこぶる良い。開発現場で

エガちゃんの写真を見ながら真剣な顔してあーでもない、

こーでもないと議論している場面を想像するだけで笑えて

くるんですが(失礼)、細い手足にさらに細い軸を仕込む

技術は相当なもんです。顔や手は別のパーツと交換でき、

様々なポージングが可能です。顔パーツはできればもう

少しバリエーションが欲しかったところですけど。


考えてみると、実在のコメディアンがアクションフィギュアになるのは快挙なんじゃないかな。

実写映画のアクションフィギュアは青島俊作はじめ海外映画も含めれば、それこそたくさん

出ていますが、それらは所詮「役」のフィギュア。役名でなくフィギュア化されているのは

日本では松田優作くらいじゃないでしょうか。すごい!伝説の狼と肩を並べたな!エガちゃん!

しかも裸で勝負できる奴なんつったらもうブルース・リーくらいしかいないですよ。すごい!

伝説のドラゴンと肩を並べたな!エガちゃん!是非皆さんも実物を手にとって「がっぺムカつく!」

を再現しうっとりブランデーでも揺らしてみて下さい。エガちゃんに乾杯!


いやー、この下らない記事が一体誰得なのかは結局全くもって不明ですが、たまにはこんなのも。(笑)

2013年6月24日 月曜日

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膿んだら出す!

なぜか最近、化膿して膿瘍までできてしまった患者さんが連続しています。膿瘍と

いうのは皮下に膿の溜まりがある状態のことで、これは早急に排出しなくては治癒に

至りません。


化膿とは菌が感染した結果起こるわけですが、感染には炎症が必ず伴うので、患者さん

の症状は、「赤い、腫れる、痛い、熱い!」です。このような状態を見ると、つい

抗炎症剤だけで勝負しそうになりますが、背後に膿瘍がいないかどうかは必ず気に

しなければいけません。膿瘍があれば炎症が治まらないからです。


となると、膿瘍があるような場合の治療はまず膿を排出することになりますね。昔は

「炎症があると傷が治らないから切開はまだできない。」なんて言って、痛くて

苦しんでるのにひたすら痛み止めだけ処方する、なんてことがまかり通っていました。

正解はまず切開、そして抗炎症剤と抗生物質です。


そして切開後に注意しなければいけないのが、切開部を閉じないようにすることです。

中途半端に排膿しただけで閉じてしまったら、また同様の症状を繰り返す可能性がある

からです。たいていは、切開した部分にナイロン糸などを挿入して、毛細管現象で

中の溜まりを根こそぎ引き出す処置を施します。感染状態が治まれば自然と創は閉じて

いきます。


会社で不祥事があった時などの根本対策として「膿を出し切る。」なんて表現したり

しますが、まさにそういうことです。表面的な対症処置では決して根治に至らないわけ

ですね。ま、本当はさらに「なぜ膿んだか?」までをフォローして初めて完璧な対策に

なるんですけどね。


膿瘍を我慢して飼ってると結局長い経過になって、手痛い出費を払うことになりかねない

ので、膿瘍を発見したらさっさと出し切りましょう。(^ ^)

2013年6月20日 木曜日

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夏ばて対策の食事は?

今日の「主治医が見つかる診療所」はご覧になりましたか?最後に登場した

姫野友美医師の食事は、いつも僕が紹介している食事法によく似ていると

思いませんでした?それもそのはず、姫野先生は古くからオーソモレキュラー

療法を実践されている有名な先生なんです。他にも奥村康先生もガチで高名

な免疫学の先生で、腸管免疫が俄に注目されている昨今、よく紹介されて

いますね。


さて、こうも毎日暑いとついつい胃にもたれないそうめんだとか、サラダ

とフルーツのみ、なんて食事になっていませんか?これこそ夏ばての原因で

夏ヤセなんて言われる原因にもなります。僕たちの身体は常にタンパク質を

消費しています。ボケーッと何もせず1日過ごしても、爪は伸びるし髪も

伸びますし、垢も落ちますね?それらの原料になっているのがタンパク質

ですから、常に補充しないとすぐに不足してしまうんです。


それで暑いからと言って肉や魚などのタンパク質を敬遠していると、どこか

からタンパク質を調達してこなきゃいけないんですが、人体で最もタンパク質

が多くあるのが、筋肉と血液なんですね。だから、夏ばてでタンパク質を

摂らないと筋肉が痩せて体重が落ちるんですね。決してダイエットに成功

した訳ではありません。(^皿^)同時に血液中のタンパクも減って貧血傾向

になり、折角痩せても立ちくらみや頭痛肩こりもセットで味わうことになって

しまいます。


ですから、このクソ暑い時期だからこそ、肉肉肉!(笑)たまに魚や発酵食品!

あと、ビアガーデンもNGですよ。なんせビールは糖質が多いですからね。

もしビアガーデンに誘われても、一人ハイボールを飲みましょう。浮くけど。(^ ^;)

2013年6月17日 月曜日

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