今日、6月25日で救急搬送されてからちょうど1年が経ち
ます。もう何か遙か昔の話のように感じます。でもそのように
感じられるのは、思った以上に早く回復できたからなのかも
知れません。
経過について詳しくは過去記事に書きましたが、思い出すだけ
でゾッとします。コミニュケーションが不可能で、かつ癌宣告
ですからね。(^ ^;)でも家族、ウチのスタッフ、執刀医、
放射線医、呼吸器内科医、ナースやリハビリの方々、と本当に
お世話になりここまで来られたのだとしみじみ思います。
猛暑、酷暑のニュースが連日流れていますが、去年は病室で
軟禁状態(笑)だったのでほとんど夏を感じていません。その
ため、暑いのがちょっと嬉しかったりします。まあ元々出不精
なので夏を満喫!みたいなタイプじゃないんですけどね。
もしも急にサーフィンとかやり出したらアタマおかしくなって
ますので誰か止めてください。
仕事の面でも代診の先生方に助けられ、何とか休業しないで
済みました。感謝してもしきれません。そして一人での診療
を再開して半年、正直以前のように人数をこなすのは難しい
ですが、休まずにできています。ただ、診療は今後も日数や
人数を限定してやっていくことになると思います。どうぞ
御容赦を。
癌の進捗はやや悪化です。一時、急に改善を見ましたがその後
は停滞気味で腫瘍マーカーが徐々に上昇しています。当然これ
からも抗癌剤治療は続きます。これだけを聞くと、もの凄く
重病人のようですが体調は良いです。患者さん側に立てたと
いうのが、実はこの1年で一番価値のある経験かも知れません。
これから自分はどう生きていくか、じっくり考えながらまた
1年を過ごしたいと思います。